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#2041 フォトグラフ
撮影をする際に、被写体に対する興味は当然のことですが、
光の存在も、同じくらい大切な気がします。
天候により強弱が変わり、季節や時間帯で方向も異なり、
同じ場所でも、いつも新鮮な感じがするので、
カメラと一緒にいると、また訪れる楽しみが増えるのです。
英語のフォトグラフは、そのまま訳すと光の絵ということで、
写真は当初から、そのような認識をされていたようです。
光で描く人を意味するフォトグラファーは、素敵な言葉だと思います。
撮影地 : 神奈川県 片瀬江ノ島
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#2042 猫と映画看板の街
いまから20年ほど前に、青梅の街を歩いた時は、
懐かしい映画の手描き看板と、昭和レトロをベースに、
猫の要素を少し加えたものを、観光の中心にしていました。
ひさしぶりに訪れてみると、猫色が圧倒的に強くなり、
あちらこちらに入り込み、若干カオスな感じがします。
駅前の印象は、その当時とさほど変わりませんが、
高層マンションが、次々と建設されています。
中央線の快速が、グリーン車付きの12両編成になり、
都心へのアクセスが、より向上をしたようです。

撮影地 : 東京都 青梅
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#2043 どんどんぼろぼろに
50代の頃は、体力の低下を認識はしつつも、
まだ余裕がある感じで、のんびりと過ごしていました。
しかし、還暦を過ぎてからは一変して、
生活に支障をきたすほどの不具合が、予測ができない箇所に生じて、
老化とはこのようなことなのかと、実感をさせられます。
61歳が厄年というのは、なるほどなあと思うのです。
やりたいことは、そこそこ健康なうちにしたいものの、
相変わらずの腰の重さが、それを阻んでしまいます。

撮影地 : 東京都 練馬
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#2044 虚と実
いまの銀座には、世界のトップブランドが集結をしています。
かつては、気軽に店内に入れる雰囲気がありましたが、
最近はほとんどのところで、入口に黒服の人がいて、
自分の股下よりも遙かに敷居のほうが高くて、簡単にはまたげません。
ショーウィンドウに、お互いに競うように力を入れているため、
クウォリティが半端ではなくて、眺めるだけでも楽しめます。
装飾されたディスプレイと、ガラスに反射をした外景が重なると、
新しい景色が見えてきたりして、それもまた面白いのです。
虚と実が混じり合うのは、まさにこの街らしいのかもしれません。

撮影地 : 東京都 銀座
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#2045 泳いだ記憶
最後に泳いだのはいつなのか、記憶にありません。
中学生の頃は、遠泳大会に参加をしたりして、
いまでもたぶん、平泳ぎならば溺れるまでできますが、
大人になると、なかなか機会がないのです。
ダイエットのために、スイミング用具一式を買い、
近所のジムのプールまで、勇んで出かけたことはあるものの、
見学だけで満足をしてしまい、そのままになりました。
ひさしぶりに海に入りたいと思いますが、面倒臭さが先に立ち、
そもそもこの年齢だと、生きて帰れる保証もないのです。

撮影地 : 神奈川県 鵠沼海岸
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#2046 微妙な気持ち
ひさしぶりに新宿御苑に行くと、入園料が500円でした。
おかしいなと思い調べてみると、6年前までは200円です。
値上げの理由が、インバウンドが増えたからだそうで、
いきなり2.5倍というのも、なんとなく釈然としないものの、
それが嫌ならば、行かなければよいという話なのかもしれません。
来園者を減らすことも、目的のひとつのような気がします。
ゲートまで来て引き返すのも悔しいので、微妙な気持ちで入ります。
NTTドコモのビルが、曇天の水面に少し歪んで映りました。

撮影地 : 東京都 新宿御苑
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#2047 カメラメーカーの窓口
リコーがコミュニケーションスペースを、原宿に開設をしました。
カメラ各社が、リアルな窓口の閉鎖を進める中で、
その流れに逆行をする、チャレンジングな試みだと思います。
最近では、サービスステーションを廃止してしまい、
宅配便などでしか、修理品のやりとりができないメーカーもあります。
人間の世界でも、リモート診療は一般的になりつつあるものの、
それでも、オンラインによる対話の診察は必須です。
直接に話せれば、いろいろな確認や相談も一緒にできるため、
対面で接することができる場所は、やはり必要かもしれません。

撮影地 : 東京都 原宿
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#2048 晴れた日は
晴れた日は、散歩をするには気持ちがよいものの、
写真を撮るのであれば、曇り空のほうが好きかもしれません。
光の方向性があまり変わらず、影もほとんど出ないので、
のんびりと、自分のペースでシャッターが切れるのです。
おまけに青空だと、手前の被写体との関係も難しくて、
無彩色であれば、さほどの問題はありませんが、
強烈な色があると、バランスが取りにくいこともしばしばです。
ファインダー内の景色も、刻一刻と変化をして、
なんとなく、撮影をせかされているような気にもなります。

撮影地 : 神奈川県 みなとみらい
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#2049 また気が向いたら
かつては、あれほど頻繁に旅をしていたのに、
コロナ禍の時期に、近場で楽しめる術を身に付けたこともあり、
このところ、とんとご無沙汰です。
オーバーツーリズムという言葉を、最近はよく耳にします。
国内の観光地のみならず、交通機関もインバウンドで混んでいるので、
自分は海外旅行をしているのではないかと、錯覚をしそうです。
そのうちに気が向いて、重い腰が上がるようであれば、
また少し遠くにまで、足を延ばしてみたいと思います。

撮影地 : 神奈川県 湘南江ノ島
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#2050 そろそろ春霞
いまの時期は、空気中の水蒸気が少なくて、
青空が鮮やかで美しいはずなのですが、この日はやや違います。
強い北風が吹いて、土埃が巻き上げられたのか、
地上に近い部分は、やや褐色に見えました。
これから、花粉や黄砂が飛来をすると、
空に薄いベールが掛かるようになり、冬から春へと季節が変わります。
東京から富士山が見える日数は、一年のうちで1月が最も多くて、
湿度が高まる6月に向けて、どんどん少なくなるそうです。

撮影地 : 神奈川県 武蔵小杉
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