なまらなんくるないさ



■■■ 2019.1.18 ■■■
#981 横浜暮情

あと1時間ほどで、どこかに向けて出航をするようです。
大型客船には、ノスタルジックな雰囲気があり、
停泊をしている姿だけでも、見飽きることがありません。

艦内放送が、救命胴衣の使い方を説明しています。
甲板にいる人にも伝わるように、外に向けても流しているようで、
かなり離れたこちらにまで、明瞭に聞こえてきました。

夕暮れの港にいると、物悲しい気分になります。
雨上がりなので、なおさらかもしれません。


 撮影地 : 神奈川県 日本大通り
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■■■ 2019.1.19 ■■■
#982 Z6の使用感~オートフォーカス

Z6で撮影をする時は、Fマウントの一眼レフのレンズを使用しています。
手持ちの機材が流用できるのは、大きなメリットです。
アダプター下部の膨らみが気になるかと思いましたが、意外に大丈夫でした。

いままでに手にしたどのカメラよりも、フォーカスの精度は高いようです。
スピードに関しては、とりたてて速い感じはしないものの、
あまり動くものを撮らないので、それほど気にはなりません。
フォーカスエリアをピンポイントに設定すると、初期のコントラストAFのように、
前後に揺れながら、やや時間がかかりピントが合います。
専用のZマウントのレンズで撮れば、さらに高い性能が得られるはずです。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2019.1.21 ■■■
#983 たまにある質問1

#675の写真は合成ですかと聞かれますが、そうではありません。
夕陽に照らされたジェット機が、白夜月を通り過ぎる瞬間です。
連写モードに慣れていないので、ワンショットに賭けてシャッターを切りました。

フィルムの時代から、レイランダーやユルズマンなど、
写真に手を加えて制作をする、数多くの作家が知られています。
修正が化粧だとすれば、合成は整形のようなもので、
やるのかやらないのかは、それぞれの人が目指すところによりますが、
自分のように、目の前の光景を見たままに撮りたいのであれば、
ないものを付け加えることは、必要がない気がするのです。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2019.1.22 ■■■
#984 たまにある質問2

「晴れ, ときどき更新」の#329は、奇跡的に撮れたような感じですが、
まさに、その通りかもしれません。

35mm判換算で900mm相当という超望遠を、手持ちで振り回しながら、
水面すれすれを飛ぶダイサギを、ほぼ真横から写しています。
連写モードは使わずに、ひと押し必撮に賭けて、
ピントとフレーミングと羽ばたきが、ぴたりと合うタイミングを狙いました。

日頃から数多くのシャッターを切り、咄嗟の瞬間にも対応ができるようにして、
運を呼び込むことも、大切なのかもしれません。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2019.1.24 ■■■
#985 明暗差を愉しむ

人間の目は、かなり高性能にできていて、
最新のカメラと比べても、その差はまだ歴然としてあります。
明暗差が激しい条件では、見たイメージと写した画像のギャップが大きいので、
どのように撮るか、あれやこれやと考えることもしばしばです。

肉眼であれば、明るいところと暗いところの両方を認識できますが、
いまの撮影機材は、そのレベルには到達をしていなくて、
陰に露出を合せると、陽の当たる場所は飛んでしまいます。
目が捉えたイメージとは、やや異なるものになりますが、
それもまた、写真ならではの表現の面白さかもしれません。


 撮影地 : 東京都 自由が丘
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■■■ 2019.1.25 ■■■
#986 番号

自由が丘は、昔ながらの細い道が多い一方で、
新しいものが、いろいろと取り入れられて、
まさに、レトロモダンな街かもしれません。
我が家のあたりとは、まるで違います。
独特で不思議な雰囲気のある、素敵なところです。

いつも気になる、バスの待合所です。
道幅が狭いために、危なくないように設置されたのだと思います。
地面に書かれた番号は、並ぶ順番なのかもしれません。
2番と3番と13番の人は、雨が降ると濡れてしまいます。


 撮影地 : 東京都 自由が丘
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■■■ 2019.1.27 ■■■
#987 低所恐怖症

物心がついた頃から、団地やアパートで暮らしているためか、
ビルやタワーの展望台から下を見ても、さほど怖くはありません。
かつて、崖の上から谷底を覗き込んでいたら、
どうしてそのようなことができるのですかと、驚かれたことがあります。

しかし、3メートルくらいのところは苦手です。
組体操やプールの飛び込み台では、脚が震えてしまいます。

あまりに地面から離れてしまうと、現実味が希薄になり、
微妙な高さのほうが、リアルに落ちる恐怖を感じるのかもしれません。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2019.1.28 ■■■
#988 キオスク写真

冬の北海道では、あまりの寒さに思考が停止をして、
なぜ来たのだろうかという疑問が、脳裏をよぎることもあります。

しかし、ほうほうのていで東京に帰ると、
不思議なことに、またすぐに出かけたくなるのです。
もしかしたら、マゾかバカなのかもしれません。

極寒の旅をしていると、暖かな列車はオアシスです。
ホームで撮影をしたものは、キオスク写真と呼ばれますと、
鉄道写真の神様に、かつて教えていただきました。


 撮影地 : 北海道 比布
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■■■ 2019.1.30 ■■■
#989 ステレオタイプでも

雪原の丘に、木が1本だけ立つ光景は、
風景写真としては、ステレオタイプなのかもしれませんが、
極寒の中で、凛としている姿を見ると、
かつて、同じような光景を写していたとしても、
また、カメラを向けてしまいます。
しかし、それはそれでよいとも思うのです。

雪が深くなると、撮影のポジションが限られてしまうのと、
かじかんだ手では、ピントが合わせづらくなるため、
冬になると、ズームレンズとオートフォーカスの出番が増えます。


 撮影地 : 北海道 美馬牛
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■■■ 2019.1.31 ■■■
#990 支笏湖

新千歳空港で半日ほどの余裕があると、よく支笏湖に行きます。
片道わずか40分ほどの、快適なバスの旅です。

店舗などもあり、休憩をする場所にこと欠きませんし、
対岸には、野趣溢れる温泉もあります。
落ち葉だらけの露天風呂に浸かると、ケモノのような気分になれるのです。

停留所から少し歩いただけで、四方八方から木々に囲まれます。
ぼんやりと湖を眺めていると、時間が経つのを忘れてしまいそうなので、
バスに乗り遅れないように、気をつけないといけません。


 撮影地 : 北海道 支笏湖
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