なまらなんくるないさ



■■■ 2019.1.2 ■■■
#971 東京駅22時

新宿駅や渋谷駅の周辺は、夜が更けても混雑をしていますが、
東京駅のあたりは、歓楽街というよりもビジネス街のためか、
深夜が近づくと、急速に人影が少なくなるようです。
新幹線の最終が出た後のホームは誰もいなくて、不思議な雰囲気になります。

フィルムの頃は、LBやCCという色補正のフィルターを持ち歩いて、
その時々のひらめきで、悪く言えば適当に使い分けていたものですが、
いまではホワイトバランスや後処理で、簡単に調整ができるようになりました。
かつては面倒なことをしていたものだと、つくづく思いますが、
それも含めて、撮影を楽しんでいたような気もするのです。


 撮影地 : 東京都 東京
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■■■ 2019.1.3 ■■■
#972 穏やかな年始

これほど穏やかな年末年始は、あまりないかもしれません。
連日、気持ちのよい快晴が続いています。

ハレの日は苦手なので、お正月も得意なほうではありません。
街の中はよそゆき感が強くて、なんとなくシャッターを切りにくいため、
三が日は、家の中でのんびりすることにしています。

全国で元日に配達された年賀状は、昨年よりも7%ほど減少をしたそうです。
不義理であることは承知をしていますが、自分が出す枚数も減りました。
アナログ的なものが少なくなるのは、自然な流れなのかもしれません。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2019.1.5 ■■■
#973 Z6の使用感~ファインダー

ニコンのZ6を使い始めて、ひと月ほどが過ぎました。
いろいろと気がついた点があるので、少しずつ書いてみたいと思います。

電子式ファインダーの再現性は自然で、光学式と比べて違和感もなく、
いままでに使用したカメラのうちで、最も優れているように感じます。
フルサイズならではのボケは、やはり見ていても気持ちがよいものです。

たまに、APSセンサー相当のDXモードで写すことがありますが、
一眼レフのように撮影領域にマスクが現れるのではなくて、全画面が表示されるために、
切り替えたことを忘れないように、気をつけないといけません。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2019.1.6 ■■■
#974 砂嵐

午後から吹き始めた風が、夕方には台風のようになりました。
マジックアワーを期待しつつ、海岸に降りてはみたものの、
巻き上げられた砂で目が開けられず、ファインダーを見ることができません。
カメラがぶれないようにする以前に、直立しているのすら困難です。
そのような中でも、波打ち際で撮影をしている強者がいました。
砂が飛んで来ないのかもしれませんが、水しぶきが凄そうです。

富士山が雲に隠れたのをよいことに、早々に引き上げてしまいます。
目頭をこすると、大量の砂が出てきたのには驚きです。
ズームリングを回すと、ジャリジャリと音がしました。


 撮影地 : 神奈川県 江ノ島
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■■■ 2019.1.8 ■■■
#975 まる7年

梅香亭という、異国情緒が漂う洋食屋さんがあり、
機会があれば入りたいと思ううちに、店を閉じてしまいました。

それから、まる7年が過ぎましたが、
正面のガラスはそのままで、いつ見ても綺麗です。
定期的に、どなたかが掃除をされているのかもしれません。

閉店をすれば、食べることができないのと同様に、
被写体がなくなれば、撮影ができません。
すべての世の中は、一期一会です。


 撮影地 : 神奈川県 馬車道
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■■■ 2019.1.9 ■■■
#976 すべてが等価

以前は頻繁に足を運んでいた西荻窪ですが、最近はご無沙汰です。
ひさしぶりに訪れてみると、街の様子はかなり変化をしていました。
吉祥寺に店を出したくても、家賃が高くてネックになりますが、
隣駅ということで、夢を実現しやすい場所なのかもしれません。
しかし、どこでも続けるのは大変だと思います。

ファインダーを通して見えるものは、すべて等価な存在のカタチとして捉えて、
目の前の気になる光景を、ただカメラに収めているだけなので、
人物を入れるかどうかのこだわりは、ほとんどありません。
よい雰囲気であれば、無機物でも有機物でも歓迎です。


 撮影地 : 東京都 西荻窪
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■■■ 2019.1.10 ■■■
#977 Z6の使用感~操作性

ニコンのカメラは、操作性の基本が一貫をしているので、
初めてZ6を手にしても、気持ちがよく撮影ができます。
視度調整ノブとモードダイヤルには、きちんとロック機能がついているため、
気がつかないうちに動いてしまい、ストレスを感じることもありません。
動画ボタンに、ホワイトバランスを割り当てられるようになり、
右手だけで設定を変えられるのも、個人的には嬉しいです。

ニコンの機種に慣れていれば、使いやすさは満点に近くて、
気になる点を挙げるとすれば、露出補正ボタンが外側にずれたために、
D800やD500よりも、指を曲げないと押しづらいことくらいかもしれません。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2019.1.12 ■■■
#978 ずれている男

原宿から外苑前にかけては、建物の改装が進んでいました。
以前に訪れてから半年が過ぎているので、変化をしても当然かもしれません。
童謡の亀よりも鈍足な自分は、ついていけていない感じです。

キャットストリートのあたりは、相変わらずファッショナブルな店ばかりです。
お洒落とは対極な位置にいるこちらとしては、ペンギンがアフリカで撮影をしているようなものです。

帽子屋さんを覗いてみたら、素敵なデザインのものがあり、
喜び勇んでドタマに乗せてみましたが、まるで入りません。
体型はダイエットで痩せられますが、頭蓋骨は削るわけにはいかないのが残念です。


 撮影地 : 東京都 外苑前
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■■■ 2019.1.14 ■■■
#979 体調次第

自分の写真には、新しい表現がありません。
面白いと感じたものがあれば、それをそのままに、
カメラを通して、二次元に再構築をする作業をしているだけです。

モチーフに触発されて、何かを創り出すのではなくて、
視覚に直結をしているために、とてもプリミティブです。
健康でないと五感も鈍り、思うようにシャッターが切れません。

若い頃とは違い、体調がよくない日も増えています。
いまのうちに、どんどん撮り歩いておきたいものです。


 撮影地 : 東京都 原宿
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■■■ 2019.1.17 ■■■
#980 ライティングの先生

以前にご紹介をした、近くのお寺の十一面観音様です。
週に一度は、勝手に大量のお願いごとをさせていただいています。

ご挨拶は、いつもお綺麗ですねから始まりますが、
あながち、ごますりをしているというわけではなくて、
朝は順光で、夕方には逆光になり、
季節が変われば、太陽の高さや方向も異なるために、
その時々で、いろいろな表情を見せてくださるのです。
お参りをするたびに、光の大切さを再認識できるので、
もしかすると、ライティングの先生のような存在かもしれません。


 撮影地 : 東京都 練馬
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