なまらなんくるないさ



■■■ 2018.11.8 ■■■
#941 お疲れなのかも

気分的には、青空だと気持ちがよいのですが、
撮影をするのであれば、曇天のほうが好きかもしれません。
光が柔らかくて、モノのカタチが明瞭に見えるのです。
しかし、連日のように雲に覆われてしまうと、
さすがに、太陽が恋しくもなります。
晴れがあるから、曇りも愉しめるのかもしれません。

お地蔵さまは、頬に手を当てていることが多いのですが、
めずらしく、こちらの方は顎の下です。
お疲れなのかもしれず、なんとなく親近感が湧きます。


 撮影地 : 東京都 練馬
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2018.11.10 ■■■
#942 見たままに

波もなくて穏やかで、暖かな日です。
ぼんやりとしていると、永遠に海を眺めていられそうで、
油断をしていると、馬鹿になりそうです。
たとえ、賢くなくてもよいので、
毎日がそのようであればと、つくづく思います。

五感のひとつである視覚が、プリミティブに表現されるところが、
見たものからインスパイアされて生まれる絵画と、写真の違いのように感じます。
それだけに、撮影者の個性が直接的に表れる気がするのです。
あれこれ考えずに、シンプルに撮ることが大切なのかもしれません。


 撮影地 : 神奈川県 江ノ島
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2018.11.12 ■■■
#943 一瞬に賭ける

歴史のある看板の前で、レトロな電車を写します。
仕事で使う写真であれば、失敗は許されないので、
マシンガンみたいな連写を使えば、確実性が増すと思いますが、
火縄銃みたいに、ワンカットずつ単写で撮るほうが、
個人的には、撮影を楽しめる気がするのです。

355は旧型を改造した車両で、60年近くも走り続けています。
次に通過をするのは、かなり先になるので、
一瞬に賭けて、狙い澄ましてシャッターを切りました。
そこそこよいタイミングで撮れて、自己満足です。


 撮影地 : 神奈川県 腰越
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2018.11.14 ■■■
#944 まるでなし

原宿あたりで、ぶらぶらしながら撮影をした写真は、
いままでに、そこそこの数を掲載していますが、
そのほとんどは、もう見ることができないものばかりです。
つい先日も、4ヶ月ぶりに歩いてみましたが、
初めて見るような景色が多くて、新鮮さを感じます。
この街の変化のスピードは、尋常ではありません。

時代の先端に触れることで、何かが触発されて
自分にも変化が起きるのではないかと、期待をしていますが、
その兆候は、まるでないのです。


 撮影地 : 東京都 表参道
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2018.11.16 ■■■
#945 そろりそろりと

4月に痛めた足首は、ようやく普通に動くようになりましたが、
指先の感覚が、右と左で微妙に違います。
いまのところ、生活をするのに支障はありませんが、
齢を重ねるにつれて、問題が出てこないかと心配です。

とにかく歩くのが、自分の撮影のスタイルなので、
無駄に怪我をしないように、これからは気をつけないといけません。
急いでいても、最近は走ることはせずに、
能か狂言師のように、そろりそろりと歩くようにしています。
ライオンにでも追いかけられれば、その時は別ですが。


 撮影地 : 東京都 新馬場
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2018.11.17 ■■■
#946 これからは

バスの座席に腰を掛けると、ほのかな温もりを感じます。
もう暖房の季節なのだなあと、風流な気分でいられたのも束の間で、
そのうちに、お尻に湿るような感覚がしてきました。
立ち上がると、下着にまで滲みているようです。
シートに手を当ててみたところ、濡れています。

子供というよりは、お年寄りがされたような気がします。
これからは、確認をしてから座らないといけません。
さらに高齢化が進むと、このようなことは増える可能性がありますし、
自分自身も、そうならないという保証はないのです。


 撮影地 : 東京都 銀座
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2018.11.19 ■■■
#947 唯一のテクニック

好きに撮ることができれば満足という、狭い世界にいるために、
長く写真を続けていても、さほどの撮影技術を持ち合わせていません。

それでも、それなりにはいろいろと考えていて、
見た景色と写した画像を、できるだけ近づけるようにしています。
肉眼は3次元で、それを2次元の世界に落とし込むのは、
いわば、ダウンコンバートをしているようなものなので、
極力、乖離が少なくなるようにシャッターを切ります。
レンズの選択から、シャッタースピードや絞りなど、
必要十分な判断を瞬時にすることが、自分の唯一のテクニックかもしれません。


 撮影地 : 東京都 原宿
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2018.11.21 ■■■
#948 廃線の前に

札幌の観測史上で最も遅い初雪が、ようやく降りました。
冬の北海道には、よく旅をしたものですが、
やはり昔のほうが、積雪が多いような気がします。
これもまた、温暖化の影響かもしれません。
雪が少ないと、旅人としては寂しい気がするのです。

以前は2ヶ月おきくらいで、北海道に出かけていましたが、
おととしを最後に、2年半もご無沙汰をしています。
石勝線の夕張支線が、来年の春には廃止になるので、
その前には、また乗りに行きたいのものです。


 撮影地 : 北海道 夕張
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2018.11.23 ■■■
#949 突然の出来事

突然の腹痛で、冷や汗が体全体から噴き出しました。
あまりの激しさに、1時間あまり悶絶をした挙句、
お尻から綺麗な血が出て、嵐は過ぎ去りました。

かかりつけのお医者さんに行くと、紹介状を書きますということになり、
すぐに、近くにある大学病院へと向かいます。
診察室に入るなり、このまま入院をしてくださいと言われましたが、
風来坊というわけでもないので、検査の結果で判断をすることになりました。
採血からCTまで手際よく進み、診断された病名は虚血性大腸炎でした。
帰宅は許されましたが、食事制限付きです。


 撮影地 : 東京都 原宿
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2018.11.24 ■■■
#950 ウイダーはどこだ

明日からはウイダーならば食べてもよいです、と言われたので、
近所のスーパーで探してみましたが、ウイダーinゼリーが見当たりません。
酷似したデザインのinゼリーという商品はあり、パチモノかなと思いましたが、
手ぶらで帰るわけにもいかず、とりあえずそれを購入しました。
調べてみると、商標の契約が解消されたらしく、
今年の3月からは、ウイダーを外して販売をしているようです。

ひとり旅をしていた頃は、非常食としてよく持ち歩いていました。
ひさしぶりに口にしましたが、かなり美味しく感じます。
噛まずに食べられるのが、ずぼらな自分には最適です。


 撮影地 : 東京都 原宿
写真をクリックすると拡大します


トップページはこちら   「なまらなんくるないさ」掲載一覧はこちら   前のページはこちら   次のページはこちら