なまらなんくるないさ



■■■ 2018.7.29 ■■■
#891 写真整理の日

めずらしく、反時計回りに台風が来ています。
このところ毎日のように、どこかへ外出をしていたので、
これをよい機会と捉えて、のんびりと家で休んで、
おざなりにされていた、写真のチェックをすることにしました。
デジタルになり、シャッターを切る回数が増えたために、
油断をしていると、未整理のものが溜まります。

尾仲浩二さんが旅で使うフィルムは、1日に3本から4本ということで、
森山大道さんの薫陶を受けた方にしては、意外に少ない感じがしますが、
自分もモノクロで撮影をしていた頃も、そのくらいの本数でした。


 撮影地 : 鹿児島県 長崎鼻
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■■■ 2018.8.1 ■■■
#892 ベタもまたよし

京浜急行に乗りながら、多少の時間ができたので、
発作的に、柴又まで行くことにしました。
過去に2度ほど訪れていますが、かなり昔の話で、
調べてみたら、前回は昭和58年です。
平成では初めてで、自分でも驚いてしまいました。

街の様子は、記憶をしているイメージとほとんど同じで、
30年が経過をしても、大きな変化はないようです。
お約束のように、まずは駅名を入れて写します。
次に来るのはいつになるのだろうかと、ふと思うのでした。


 撮影地 : 東京都 柴又
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■■■ 2018.8.3 ■■■
#893 団子は食べられず

柴又に着いたのは、夕暮れ時でした。
ほとんどの店は、すでにシャッターが下りていて、
開いているところも、のれんは片づけられています。
お客さんがいないので、早じまいをするのか、
閉めてしまうので、誰も訪れなくなるのか、
タマゴとニワトリのどちらが先か、のようです。

お団子のひとつくらいは、食べて帰りたいところでしたが、
次回は、もう少し早くに来ないといけません。
それでも夏の日は長いので、散策を楽しむことはできました。


 撮影地 : 東京都 柴又
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■■■ 2018.8.4 ■■■
#894 ピンボール

帝釈天の参道に、レトロな雰囲気の店がありました。
昭和を感じる、懐かしい商品で溢れています。
一番奥で、ピンボールの台を見つけました。
テレビゲームがない時代に、よく遊んだものです。

10万点以上を出すと、何かをいただけるようで、
子供の頃の腕前があれば、十分にクリアができる数字ですが、
40数年ぶりのためか、初球をいきなり溝に落としてしまい、
2発目と3発目で挽回をしたものの、ぎりぎりの9万5千点でした。
でも、そこそこの点数が出たので満足です。


 撮影地 : 東京都 柴又
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■■■ 2018.8.6 ■■■
#895 手荷物検査

コンサート会場の入口で、かつては手荷物の検査がありました。
カメラや録音機を持ち込んでいないか、調べているのだと思いますが、
誰もがスマートフォンを持つことで意味がなくなり、このところ見かけなくなりました。

東京国際フォーラムで、ひさしぶりに持ち物のチェックがありました。
カメラとレンズで隙間なく詰められているバッグを、慌てず騒がず全開にします。
さてどうなるのだろうかと思いきや、係員の人は一瞥をしただけです。
これほど大量の撮影機材にお咎めがないとは、何の確認をしているのか不思議です。
あまりにも堂々と通過をしようとしたので、驚いて反応ができずにいたのか、
もしかしたら、爆弾でも探していたのかもしれません。


 撮影地 : 東京都 銀座
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■■■ 2018.8.9 ■■■
#896 百段階段X青森ねぶた

暑い時期に、街を撮り歩くのは危険ですが、
空調の効いた室内であれば、安全で快適に過ごせます。
というわけで、今年もまた行きました。
目黒雅叙園で開催されている、「和のあかり×百段階段」です。

メインともいえるのが、青森ねぶたです。
室内に目一杯に飾られているさまは、迫力満点です。
どこから眺めても、そもそもが美しいので、
どのように写しても、綺麗に撮れるのだろうと思いながらも、
アングルを探しながら、シャッターを切りました。


 撮影地 : 東京都 目黒
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■■■ 2018.8.10 ■■■
#897 百段階段X石巻こけし

イベントのタイトルは、「和のあかり×百段階段」ですが、
必ずしも、光とは関係がないものもあります。
日本の伝統的な工芸品も展示をされていて、こけしもそのひとつです。

階段のひとつひとつに、1体ずつが置かれてあり、
みなさん、なぜか布団で寝ています。
倒れると危ないですから、それは賢明なのかもしれません。

オーソドックスなものが多いのですが、変わり種もいます。
どう見てもドラキュラで、ひとりだけ棺桶の中です。


 撮影地 : 東京都 目黒
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■■■ 2018.8.12 ■■■
#898 百段階段Xウニと蟻

以前にもご紹介をした、川村忠晴さんの作品です。
ウニの内側から、柔らかな灯りが溢れ出ています。
よく見ると、1匹の蟻がいるではありませんか。
生きた虫が歩いている展覧会を、初めて見ました。
予期せぬコラボレーションで、これもまた面白いです。

当然のことながら、写真には被写体が必要ですが、
光も存在をしないと、何も見えません。
そこにあるモノとヒカリを、どのように捉えるのかが、
撮影をする時の、愉しみなのかもしれません。


 撮影地 : 東京都 目黒
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■■■ 2018.8.13 ■■■
#899 百段階段X桜と富士山

百段階段は、東京都の指定有形文化財です。
およそ80年前に建てられた、木造の建築物で、
7つの部屋が、ひとつ少ない99段で繋がれています。
その昔は、宴会に使われていたようですが、
いまは、さまざまなイベントで活用されています。

銭湯絵師は、もう3人しかいないそうですが、
そのうちのひとり、中島盛大さんの屏風も飾られています。
桜と富士山という、典型的な日本の風景に、
自分も一緒に、写し込まさせていただきました。


 撮影地 : 東京都 目黒
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■■■ 2018.8.16 ■■■
#900 よかれ悪しかれ

「なまらなんくるないさ」も、ついに900回に到達をしました。
実際に撮影をしたカットは、その数十倍はあると思います。
かなりの回数、親指をぴこぴこ動かしていることになりますが、
まだ折れていないので、意外に丈夫にできているみたいです。

掲載されている写真は、暗いものが多いように感じます。
モノクロだけではなくて、カラーでも地味で色数が少なくて、
たまにカラフルだと、やたらと目立ちます。
心が安らがないと指摘をされれば、その通りなのですが、
よかれ悪しかれ、それが自分らしさかもしれません。


 撮影地 : 北海道 函館
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