なまらなんくるないさ



■■■ 2018.5.18 ■■■
#861 セデーション

毎年の健康診断で、胃の内視鏡検査を受けています。
セデーションと呼ばれる、鎮静剤を使用する方式で、
電車の中で居眠りをしている感覚になる、と言われていますが、
いつも爆睡をしてしまい、目が覚めるとすべてが終了しています。
寝ているのですから、記憶も苦痛もありません。
日頃は得られない深い眠りで、起きた時の気分は爽快です。

なんとなくハイな感じになり、撮り歩きをしながら帰りますが、
写しているものは、普段と大差がありません。
鎮静剤による影響や変化は、写真には出ないようです。


 撮影地 : 東京都 表参道
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■■■ 2018.5.20 ■■■
#862 いまは相棒

今回の街歩きでは、一眼レフはバッグに入れたままで、
ほとんどを、パナソニックのTX1というコンパクトカメラで写しました。

1インチの撮像素子を試してみたくて、購入してみましたが、
フルサイズやAPSのように背景をぼかすことは、物理的に難しくて、
高倍率ズームを求めるのであれば、より小型のセンサーのほうが有利ということで、
帯に短したすきに長しというのが、個人的な感想です。

操作系も自分にはあまり馴染みませんが、それでも徐々には慣れてきて、
GRの調子がよくない現在は、散歩のよき相棒をしてくれています。


 撮影地 : 東京都 原宿
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■■■ 2018.5.22 ■■■
#863 日高本線

北海道独歩抄の「花見に向かう印度人」は、10年前の出来事で、
当時に書いた文章を、さらに新しく書き起こしたものです。
いまでも、その時の情景が目に浮かびますが、
カメラを手にしていたからこそ、覚えているのかもしれません。

日高本線は高波の被害を受けて、一部はバスで代行されています。
以前にも、台風の影響で運転ができない区間がありました。
海岸線に沿いながら、海抜の低いところを走るので、
車窓からは、太平洋の絶景を味わうことができますが、
その一方で、自然災害に見舞われやすい路線です。


 撮影地 : 北海道 厚賀
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■■■ 2018.5.24 ■■■
#864 モノクロフィルムの終焉

今年の10月で、ネオパン100ACROSの販売が終了します。
富士フイルムのモノクロ関連の商品は、これですべてなくなるようです。

こだわりながら、いまもフィルムで撮り続けている人もいますが、
個人的には、すんなりとデジタルに移行ができました。
写した画像をすぐに確認ができたり、現像の方法が違うなど、
フィルムとデジタルは、まるで別物のようですが、
シャッターボタンを押す行為は、どちらでも大差はありません。
自分が写真で一番好きなのは、撮影をする瞬間なので、
デジタルでも、さほどの違和感がないのだと思います。


 撮影地 : 青森県 五所川原
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■■■ 2018.5.26 ■■■
#865 雨の表参道1

朝から曇天で、午後からは雨という予報が出ていました。
平日にもかかわらず、表参道はかなりの混雑で、
浅草ほどではないですが、3人にひとりは外国人のような感じです。

カメラを手に歩いていると、以前は奇異な目で見られたりもしましたが、
海外からの観光客の増加と、スマートフォンの普及により、
かつてよりも、街中に溶け込めている気がします。

この日も一眼レフはバッグに入れたままにして、コンパクトで写します。
最近になり、ようやくTX1が手に馴染むようになりました。


 撮影地 : 東京都 表参道
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■■■ 2018.5.28 ■■■
#866 雨の表参道2

浅草を訪れる外国人は、大人数のグループも多いようですが、
原宿や表参道では、個人やカップルが目立つ気がします。

海外からの観光客にも、優しい環境になりました。
サインボードが、いたるところにありますし、
目的地がわからなくても、言葉が通じない日本人に聞く必要はなくて、
スマートフォンで検索をすれば、すぐに教えてくれます。

表通りは混雑がひどくて、気疲れをしそうになるので、
ひとつ横道に入り、静かな裏通りを歩いてみました。


 撮影地 : 東京都 表参道
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■■■ 2018.5.30 ■■■
#867 雨の表参道3

雨が本格的に降り始めたので、カフェで休むことしました。
表参道の店は、どこもかしこも混んでいます。

とある理由により、前日からほとんど何も食べていないので、
コーヒーとともに、2種類のケーキを注文しました。
飲み物はひとつですかと、カウンターの女性に不思議がられます。
ひとりでふたつもケーキを食べる男は、いないのかもしれません。

若干の恥ずかしさもありましたが、美味しくいただいてから、
撮影をした画像のチェックをして、また歩きました。


 撮影地 : 東京都 表参道
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■■■ 2018.6.1 ■■■
#868 雨の表参道4

晴れた日は、影もよき被写体になりますが、
雨には非日常感があり、それもまたよいものです。
光が回ることで、カタチが見やすくなります。

ポスターが貼られている前で、カメラを取り出すと、
人とバイクが、タイミングよくすれ違います。
咄嗟にシャッターを切り、ぎりぎりでフレームに入りましたが、
できることならば、コンマ数秒前に写したいところです。
コンパクトカメラでは、撮りたい瞬間とのずれが大きくなりがちですが、
これも自分の腕ですから、仕方がありません。


 撮影地 : 東京都 表参道
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■■■ 2018.6.4 ■■■
#869 ひさしぶりのフィルムスキャナ

およそ2年ぶりに、フィルムスキャナを使いました。
操作方法を忘れているのではないかと、やや心配でしたが、
さすがにそこまでは呆けてはいなくて、ひと安心です。

いまは、クリックだけで撮影をした画像を見ることができますが、
少し前までは、スキャンをしてパソコンに取り込んだり、
さらにその昔は、引き伸ばし機で露光した印画紙を現像液に浸して、
じわじわと、像を浮かび上がらせていたものです。
いま考えれば、時間と手間のかかることをしていましたが、
フィルムの全盛時代を経験できたことは、幸せかもしれません。


 撮影地 : 東京都 恵比寿
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■■■ 2018.6.7 ■■■
#870 フクロウ

広尾のギャラリーで、「花鳥灯月 フクロウの森」を拝見しました。
針金のフレームに貼られた和紙は、想像をしていた以上に繊細で、
内側から放たれた光はディフューズされて、柔らかさを感じます。

ポートレート撮影のように、睫毛にピントを合わせて、
背景が写らないように、目一杯にフレーミングをしました。
暖色が残るように、ホワイトバランスを調整しています。

かつて我が家にも、生きているフクロウが2羽いたことがあります。
名前はフーとローで、その頃からネーミングが安易なのでした。


 撮影地 : 東京都 広尾
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