![](n842S.jpg)
撮影地 : 北海道 古平
写真をクリックすると拡大します
#843 常識は非常識
写真界の常識は世間の非常識、と感じることがあります。
よく議論となる、スナップにおける権利の問題も然り、
モデルの契約書にしても、必ず取り交わされるわけではありません。
被写体にするものも、カメラを構える場所にしても、
ほとんどが、自分の所有物ではないはずですが、
許諾を得て撮影をしている人は、それほどいないと思います。
カメラマンには、写す立場としての論理がありますが、
撮られる側としては、理解ができないものが多くあるはずです。
いつも、そのことは頭の片隅に置くようにしています。
![](n843S.jpg)
撮影地 : 北海道 美馬牛
写真をクリックすると拡大します
#844 ひとりでも
最近は、あちらこちらでフォトセミナーが開催されています。
デジタル化により、フィルムの頃よりも敷居が低くなり、
老若男女を問わずに、カメラを手にする人が増えているようです。
どこかの先生の指導を受けて勉強をするのも、もちろんよいのですが、
自分ひとりでシャッターを切り続けながら、迷うようなことがあれば、
その時にどなたかに聞くというのも、ありかもしれません。
手元に撮影機材があれば、すぐに始められるのと、
誰かに頼らなくても撮れるのが、写真のよさだと思います。
![](n844S.jpg)
撮影地 : 北海道 函館
写真をクリックすると拡大します
#845 くじかれた出鼻
朝刊を取りに出たら、右足を派手にくじきました。
歩けなくはないので、予定通りに伊東へと向かいます。
これは、今日は落ち着いて行動をするようにという、
神様からのご託宣なのだと、好意的に解釈をしました。
それにしては、そこそこの痛みです。
出鼻をくじくとは、このことかもしれません。
新幹線の自由席は、3号車と5号車には並んでいますが、
4号車の乗車口には、誰もいませんでした。
無意識のうちに、人は4を避けるのかもしれません。
![](n845S.jpg)
撮影地 : 東京都 吉祥寺
写真をクリックすると拡大します
#846 捻挫で散歩1
駅近くの案内所で、周辺の地図を貰いました。
気の向くままに歩いたので、今回は使いませんでしたが、
手元にあると、なんとなく安心をします。
観光地では、カメラを片手にうろうろとしていても、
あまり不審者のように思われないのは、ありがたいことです。
伊東を訪れるのは、大学のゼミの合宿以来で、
散策をするのは、もしかすると初めてです。
撮影をしていると、くじいた足の痛みを感じないのは、
幸か不幸か、写真馬鹿だからかもしれません。
![](n846S.jpg)
撮影地 : 静岡県 伊東
写真をクリックすると拡大します
#847 捻挫で散歩2
しばらく歩いているうちに、足首が痛くなりました。
あまり動かないことにして、砂浜で休んでいると、
遥か彼方のテトラポッドのところを、白猫がうろうろとしています。
その斜め下には、黒いのもいるようです。
一緒に遊んでもらおうと、徐々に近づいていくと、
最初は警戒をされていましたが、最後には目の前まで寄れました。
猫に評判の悪い自分としては、めずらしいかもしれません。
芸能人は歯が命、というコマーシャルがありましたが、
ぶらり散歩のカメラマンには、脚が命です。
![](n847S.jpg)
撮影地 : 静岡県 伊東
写真をクリックすると拡大します
#848 捻挫で散歩3
悪化をするといけないので、散策を早めに切り上げました。
歩いた距離と撮れ高は、正比例をすることが多いので、
脚を痛めてしまうと、あまり商売になりません。
残念ながら、勇気ある撤退をします。
50歳を過ぎたら、年金生活も近いのですから、
あまり運動をしない人は、急に走り出してはいけないようです。
列車の発車時刻まで、熱海の駅前をぶらりとします。
平日にも関わらず、一時期よりは賑やかですが、
海外からの観光客は、それほど多くないように感じました。
![](n848S.jpg)
撮影地 : 静岡県 熱海
写真をクリックすると拡大します
#849 穏やかな海
とりたてて目的もなく、横浜まで足を延ばしました。
日本大通り駅で降りて、海へと歩きます。
大さん橋では、豪華客船がまさに出港をするところで、
多くの人たちが、その様子を見ていました。
甲板には、ひとりも乗船客がいないので、
どこかへと、回送で向かうのかもしれません。
柔らかな光の中を、滑るように進む姿を眺めていると、
こちらも、のんびりとした気分になります。
![](n849S.jpg)
撮影地 : 神奈川県 日本大通り
写真をクリックすると拡大します
#850 基点の場所
雲ひとつない青空で、穏やかで気持ちのよい日です。
山下公園で、ビールと軽いおつまみを買いました。
ベンチで飲むと、ささやかな幸せを感じます。
なんとも、安上がりな人間です。
海岸通りのあたりは、シルクセンターや県民ホールに近く、
自分には、横浜の基点ともいえる場所です。
日没後で三脚がなくても、このくらいは写すことができます。
デジタル化で撮影できる範囲が拡がり、さらに楽しめるようになりました。
![](n850S.jpg)
撮影地 : 神奈川県 日本大通り
写真をクリックすると拡大します