なまらなんくるないさ



■■■ 2018.3.23 ■■■
#831 星野麻美さんの写真展

恵比寿で開催されている、星野麻美さんの写真展に伺いました。
北海道好きを自認する身としては、道産子というだけでも羨ましいのですが、
フォトグラファーとしての活動拠点が、東京と札幌にあり、
どちらでもご活躍をされているのにも、憧れてしまいます。
ご当人の努力の賜物であることには、間違いがありません。

モチーフにしているのは、枯れつつある植物です。
有名な巨匠の言葉によると、切られた時に花は命を失い、
そこから二度目に死に向かい、生と死の境界にある成熟した美しさを見せるそうです。
そのどこかの瞬間が、星野さんの作品に現れているのかもしれません。


 撮影地 : 東京都 恵比寿
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2018.3.25 ■■■
#832 片足立ち

時々、鳥が一本足で立つ姿を見ることがあります。
寒い季節には、剥き出しの脚が冷たいので、
片方ずつ体に入れて温めているのではないか、といわれています。
しかし、夏場でもそのようにしているので、
互い違いに使いながら休ませている、という説もあり、
どちらも正解なのではないか、という気がします。

洗面台の前では、なぜか自分は左足だけで立ちます。
無意識のうちに、ついついしているのですが、
同じような癖のある鳥がいても、おかしくないのかもしれません。


 撮影地 : 北海道 祝津
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2018.3.27 ■■■
#833 同じ方向性を捜して

ごくたまに、写真を教えてくださいと頼まれることがあるのですが、
どのようにするのがよいのか、考えてしまいます。
そもそも、自分にその能力があるのかどうかも定かではありません。

カメラの使い方であれば、それほど悩まずにレクチャーができても、
写真というものは正解がひとつではないので、そう簡単にはいきません。
360°のすべてに可能性があり、各人の希望をするところがあるはずです。
東京から北海道まで行きたい人が、東海道の歩き方を伝授されても意味がないのと同様に、
カメラマンは千差万別で、それぞれのスタイルがありますから、
先生を捜すのであれば、目指す方向に合う人を見つけることが大切かもしれません。


 撮影地 : 神奈川県 江ノ島
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2018.3.29 ■■■
#834 皇居周辺花見散策1

10年ぶりくらいに、皇居周辺のお花見に出かけました。
ザ・快晴で、ザ・満開です。
最高気温は23度ですが、体感ではさらに暖かい気がします。
今年になり初めて上着を脱ぎましたが、それでも十分でした。

九段下駅から地上に出ると、以前と同じように賑いをみせていましたが、
違うところは、半数くらいは海外からの観光客のようです。
スマートフォンも含めれば、ほぼすべての人がカメラを手にしている感じです。
枝振りのよい桜を見つけて、ご挨拶代わりにシャッターを切ります。
被写体が美しいので、そのまま綺麗に写りました。


 撮影地 : 東京都 九段下
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2018.3.31 ■■■
#835 皇居周辺花見散策2

皇居東御苑には、立派な城壁があります。
使用されている石は、400年前のものだそうで、
その頃にはすでに、花崗岩を綺麗に切る技術が確立をしていたようです。
これほど大量に運んで積むことを考えると、気が遠くなります。

以前に訪れた時は、そのまま通れましたが、
この日は花見の人が多いためか、かなりの数の警察官が動員されて、
空港のように、手荷物検査を受けないと入苑ができませんでした。
確認をしているのは爆発物というよりも、アルコール類のようです。
考えようによれば、お酒も立派な危険物かもしれません。


 撮影地 : 東京都 竹橋
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2018.4.1 ■■■
#836 皇居周辺花見散策3

和田倉濠に、コブハクチョウがいました。
コハクチョウやオオハクチョウは、春になると北へと帰りますが、
コブハクチョウは、観賞用として海外から持ち込まれたものが、
野生化をして、日本では留鳥のように棲みついています。
皇居では放し飼いにされて、現在は10羽ほどいるようです。

なぜか、羽を膨らませながら泳いでいます。
優雅な雰囲気がする一方で、威嚇をしているのかもしれません。
大沼公園で撮影をしていた時に、コブハクチョウに追いかけられたことがあります。
その美しさとは裏腹に、気はかなり強いようです。


 撮影地 : 東京都 皇居外苑
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2018.4.3 ■■■
#837 皇居周辺花見散策4

乾通りの一般公開が、今年は行われています。
昨年は桜の季節に実施されていないので、およそ2年ぶりです。

大手門の付近にも、かなりの人が出ていました。
DJポリスのような警察官がいて、通行人の整理をしています。
平日でも混んでいたので、休日はさらに凄いのかもしれません。

望遠レンズでファインダーを覗くと、ひとりのおじさんがいました。
向こうからもこちらを写していて、まるで相撃ちです。
どのような写真が撮れているのか、なんとなく気になります。


 撮影地 : 東京都 丸の内
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2018.4.4 ■■■
#838 皇居周辺花見散策5

このウェブサイトをご覧の方は、お気づきかもしれませんが、
幾何学模様を見つけると、つい反応をしてしまい、
面白いものがあると、撮影をしたくなるのです。

目の数が16というのは、やや多すぎますが、
田安門の閂(かんぬき)が、サイコロのようにも見えます。
当然のように、嬉々として写しました。

門に一本棒を入れた閂は、まさに象形文字で覚えやすいですが、
これから寿命を迎えるまでの間に、一度も書くことはないと思います。


 撮影地 : 東京都 北の丸公園
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2018.4.6 ■■■
#839 皇居周辺花見散策6

4年前から期間限定で、皇居の乾通りを散策することができて、
桜の頃にはいままでに3回、一般開放がされています。
今年は4月1日までの9日間で、延べ40万人が訪れたそうです。

見学をしたのは平日の午後で、さほどの混雑はありませんでした。
道の左右にある桜が美しいのは、もちろんですが、
通常は入れない場所を歩けるので、特別な感じがします。

池の上で咲いているのは、ヤマザクラのようです。
低めの逆光線が、春らしい雰囲気を演出してくれました。


 撮影地 : 東京都 皇居
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2018.4.7 ■■■
#840 皇居周辺花見散策7

食事をしようと、ふたつのレストランに足を運びましたが、
こともあろうに、どちらも予約で満席です。
平日なので大丈夫だろうと、油断をしていました。
桜の時期は、やはり特別なようです。

ホテルのラウンジも、30分待ちです。
どこかにないかと探すと、綺麗な公園とレストランがあり、
ようやく休むことができて、ひと安心です。
どうやら、さきほどのホテルが直営している店のようで、
ペーパーナプキンにも、名前が書いてありました。


 撮影地 : 東京都 皇居外苑
写真をクリックすると拡大します


トップページはこちら   「なまらなんくるないさ」掲載一覧はこちら   前のページはこちら   次のページはこちら