なまらなんくるないさ



■■■ 2018.1.31 ■■■
#801 端正な写真

臆面もないことは、百も承知の上ですが、
僭越ながら、自分の写真をひとことで表すとすれば、
最も近いのは、端正ではないかと思います。
我が身もそうなのかといえば、そうではありません。
風景を繊細に撮るカメラマンにお会いしたら、豪放磊落な方でしたし、
撮影者の人格と写真は、必ずしも一致をしないようです。

端正という言葉は、いつもポジティブに捉えられるとは限りません。
整い過ぎた画面を嫌う人も、少なからずいるはずです。
ノイズのあるほうが、写真らしいリアリティがある気もします。


 撮影地 : 北海道 上砂川
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■■■ 2018.2.1 ■■■
#802 スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン

#219でも書きましたが、この数年は皆既月食が続きます。
昨晩もまた、神秘的な天体ショーを楽しみました。
今回のものは、スーパー・ブルー・ブラッド・ムーンと呼ばれているようです。
スーパーというのは、いつもよりも大きく見えて、
ブルームーンは、月内で2度目の満月のことを指し、
ブラッドは、赤味を帯びているという意味です。

テレコンバーターを使うと大きく写りますが、F値が暗くなるために、
300mmのレンズ単体で、若干トリミングをすることにします。
月全体が地球の影に隠れる直前に、シャッターを切りました。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2018.2.4 ■■■
#803 今年も恵方巻

2月3日は節分で、スーパーマーケットの店内が一変していました。
総菜売り場の半分以上に、恵方巻が置かれています。
かつてほどのバブルではないものの、かなり押しが強いです。
このようにされると、買わないといけないような気になりますし、
年に一度なので、食べるのもよいかもしれないとも思うのです。

恵方巻の定義が、いまひとつ理解できていないのですが、
直径が大きすぎて、まともな人間の口には入らないような極太サイズや、
きちんと巻かれていなくて、手で持てないものも売られていました。
円筒形さえしていれば、なんでもありなのかもしれません。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2018.2.5 ■■■
#804 被写体ど真ん中

自分が撮影をすると、被写体がど真ん中にくることがよくあります。
一般的に、日の丸と呼ばれている構図です。
写真は想像や空想の産物ではなくて、カメラの前に実在する光景を画像にするのだとすれば、
見たいものを視野の中央に置くのは、ごく自然なことのように感じます。

コンポラ写真という言葉は、1960年代から使われるようになりましたが、
私的な興味で世の中を切り撮るということでは、現在の写真のルーツと言えるのかもしれません。
その作品にも、被写体が画面の中央にあるものが多くて、
それにより、撮影者の視点が明確化されている気がするのです。
写真に適したフレーミングのひとつとして、日の丸構図はあるように思います。


 撮影地 : 茨城県 大洗
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■■■ 2018.2.7 ■■■
#805 楽しく撮影ができたなら

フィルムの頃は、残りの撮影可能枚数を気にしながら、
シャッターを切る瞬間は慎重に、厳かな感じさえしたものですが、
デジタルになり、ほぼ無尽蔵に撮ることができるようになると、
パカパカと写してしまい、1カットのありがたみが薄い気がします。

好きなシーンに出逢うと、満足をするまで撮り続けられるので、
デジタル化は、自分としては嬉しいのですが、
画像の確認をする時に、同じような写真が大量に並んでいると、
よくも飽きずに写したものだと、我ながら呆れることもあります。
しかし、楽しく撮影ができるのならば幸せです。


 撮影地 : 北海道 函館
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■■■ 2018.2.10 ■■■
#806 予備の電池

「晴れ, ときどき更新」は、一眼レフで撮影をしていますが、
いま使用している機種は、フル充電で1200カットくらいは写せます。
それだけシャッターを切ることができれば、半日ならば十分です。

街中の散策では、ミラーレスカメラを使いますが、
公称値は270カットで、実際にもその程度しか撮れません。
出かける時には、電池をあと2本は持たないと心配になります。
ボディが小型なため、バッテリーの容量が少ないのと、
そもそも、電力の消費量が多いようなので、
予備を忘れると、いつも気にしながら歩くことになるのです。


 撮影地 : 沖縄県 那覇
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■■■ 2018.2.12 ■■■
#807 あだ名

自分が小学生の頃に付けられたあだ名は、シンプでした。
名前のシンペイと、音が共通していて、
口元だけで笑う姿が、聖職者みたいだというのが理由なのだそうです。
呼び捨てにするには抵抗があるのか、シンプさんと呼ぶ人もいました。
さすがにいまは、シンプと声をかけられることはありません。
この50年で、心がかなり汚れましたし、
そもそも、神父ではないのですから当然です。

自分の笑い方には、妙な癖がありますが、
チキチキマシン猛レースというアニメに登場する、ケンケンという犬にも似ているようです。


 撮影地 : 東京都 恵比寿
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■■■ 2018.2.14 ■■■
#808 4つのこと

撮影をする時に気にかけていることは、大きくは4つあります。
シャッターを切るタイミングとピント、そして構図と露出です。

まず優先をするのは、一般的にはシャッターチャンスだと思いますが、
自分の場合は、お地蔵さまのように動かない被写体が多くて、
時間をかけて写しても大丈夫なので、それほど神経質になる必要がないのです。
残りの3つのうちで、特に気をつけているのはピントです。
デジタル化で画質に余裕が生まれたので、構図はトリミングで修正ができますし、
白とびや黒つぶれがなければ、露出もなんとかなりますが、
ピントだけは、後で直すことが難しいのです。


 撮影地 : 千葉県 上総山田
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■■■ 2018.2.15 ■■■
#809 やはりロック

自分のスタイルに合うような街歩きのカメラが、そろそろ欲しいのですが、
いまのところ、これというものが見つかりません。
以前にも同じことを書いていますが、お願いをしたいことはふたつで、
視度調整と撮影モードダイヤルには、ロックがかかるようにして欲しいのです。

いつもは、カメラはバッグに入れていますが、
取り出す時に、視度やモードが不用意に動いてしまい、
ファインダーを覗いたらぼけていたり、シャッターボタンを押しても切れないなど、
スムーズに撮れないことが、しばしばあるのです。
同じような意見の人も、少なからずいるのではないかと思います。


 撮影地 : 東京都 原宿
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■■■ 2018.2.17 ■■■
#810 ロマンスカー

暇ができて、どこかに行こうかと考えた時に、
まず最初に頭に思い浮かぶのは、江ノ島です。

新宿からロマンスカーで1時間なので、便利なものです。
外国からの観光客も増えて、以前に比べると混んではいますが、
箱根に向かう列車とは違い、満席になることはあまりないようです。
のんびりと座りながら行けるので、疲れていても安心です。
休日ともなると、車内には食べ物の匂いが充満することがあり、
気持ちが悪くなることも、なくはないのですが、
それもまた、旅をしている実感につながります。


 撮影地 : 神奈川県 江ノ島
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