なまらなんくるないさ



■■■ 2017.7.30 ■■■
#701 写真をアートにした男

日本最初の写真専門の画廊と、その主宰者について書かれた本、
「写真をアートにした男 石原悦郎とツァイト・フォト・サロン」を読みました。

いままでに、日本の写真史について纏めたものは、
写真家とその作品を紹介する、いわば表から見たものは多くありますが、
この本は歴史を裏から透かしたようで、新鮮な感じがします。
ツァイト・フォト・サロンには、何度かお伺いをしたことがありますが、
知らないことばかりで、とても興味深い1冊でした。

昨年の2月に石原さんはご逝去されて、それとともにサロンも閉廊しました。


 撮影地 : 長野県 塩田
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■■■ 2017.8.1 ■■■
#702 新しい街道

#004でご紹介をした Gallery街道 は、建物が取り壊されるために閉廊をしましたが、
阿佐ヶ谷から中野に場所を移して、しばらく前にリニューアルオープンをしたようです。
それからかなりの月日が経ちましたが、ようやくお伺いできました。

線路際にあるので迷いようがないはずですが、通り過ぎてうろうろしてしまいます。
かつては方向感覚に自信がありましたが、このところはまるで駄目です。
頭についている触角が、髪の毛とともに抜けたのかもしれません。

今回の部屋は全体が白く塗られて、スポットライトもついています。
こじんまりとしていますが、いかにもギャラリーという感じになりました。


 撮影地 : 東京都 阿佐ヶ谷
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■■■ 2017.8.3 ■■■
#703 うさぎ饅頭

うさぎやという和菓子の老舗が、阿佐ヶ谷にあります。
かなり昔に時々、母に連れられて行きました。
何かのついでのはずですが、それが思い出せません。

いまでも、中央線の車窓から看板が見えます。
先日、およそ50年ぶりにお店を訪れてみました。
歴史のある感じの店構えは、たぶん当時と変わりません。
うさぎ饅頭と求肥入りの若鮎を、お土産にします。
母のお八つに出すと、懐かしそうに食べてくれたものの、
お店の名物は、どら焼きのようです。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2017.8.5 ■■■
#704 穴に入る

歩いていると突然、鼻に栓をされました。
フンッとすると、大きな蠅が出てきました。
飛んで来た虫が、鼻の穴に刺さる確率は、
宝くじで7億円が当たるよりも、かなり低いと思われます。

眼がゴロゴロするので、鏡で見てみると、
髪の毛が1本、白目の上でとぐろを巻いていたことがあります。
まるで、黒目がふたつあるようです。
どのようにすると あのように長い物体が入り、
おまけにくるくるとまるまるのか、誠に不思議です。


 撮影地 : 北海道 札幌
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■■■ 2017.8.8 ■■■
#705 スランプ

何十年もカメラを手にしていると、上手く写せない時期もありましたが、
それをスランプと感じたことは、いままでにありません。
自転車や水泳のように、写真は一度マスターをすれば覚えているので、
思うように撮れないのは、体調や精神状態によるところが大きいように思います。
広い意味では、それがスランプなのかもしれません。

納得がいくように撮影ができない時は、無理をしてシャッターを切らずに、
自分自身が回復をするまで待てば、また撮れるようになります。
生まれてからこれまで、スランプのような気もしますが、
それだけ長く続いているということは、これが実力なのかもしれません。


 撮影地 : 北海道 旭川
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■■■ 2017.8.10 ■■■
#706 おひさしぶり

ひさしぶりに、#420の猫を見かけました。
1年半ぶりですが、毛艶があまりよくないようです。
なんとなく、年老いたような気がします。
相手もこちらを見て、同じことを感じているのかもしれません。

以前は、近づいて来てくれることはありませんでしたが、
なんと、先方からご挨拶にお越しくださいました。
すかさず、ジーパンからカメラを取り出して写します。
これほどまでに愛想のよい子だとは、思いませんでした。
年齢とともに、気持ちも変化をしているのかもしれません。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2017.8.14 ■■■
#707 ご挨拶代わり

ひさしぶりに、東京国際フォーラムに行きました。
公私ともに、いままでに何度か訪れたことがあります。

最上階は雨でも明るい外光が入り、一般の立ち入りがほとんどないので、
ロケ地として使いやすく、落ち着いて撮影ができますが、
多くのメディアで使われているために、新味が出しにくいようです。

1階のフロアから見上げて、ご挨拶代わりにシャッターを切ります。
いつも同じところで撮ると、似たような写真ばかりになりますが、
そのうちに、何かを発見できるのかもしれません。


 撮影地 : 東京都 有楽町
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■■■ 2017.8.16 ■■■
#708 あんぱんオンリー

たぶん、日本最大のあんぱんです。
ここは、東京の銀座のど真ん中。
あんぱんを最初に考案した、木村屋総本店のビルです。

普通ならば、店の名前を入れたいところかもしれませんが、
そのようなことはせずに、あんぱんオンリー。
それだけ、自信があるのかもしれません。

どれも美味しいのですが、一番の好みは桜のあんぱん。
オーソドックスで、飽きがこない気がします。


 撮影地 : 東京都 銀座
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■■■ 2017.8.20 ■■■
#709 昭和レトロ

川崎での待ち合わせの前に、少し早めに家を出て、
初めて、JRの国道駅を訪れてみました。
ひとつ先の鶴見小野駅は、仕事で何度か利用をしたことがありますが、
鶴見線の運行本数の少なさには、改めて驚きました。

その昔に昭和レトロと紹介されたガード下は、ほとんどが閉店をしていました。
たぶん必要だろうと持参した超広角レンズが、狭い空間にぴたりとはまり、
ひとりだけ降りてきたサラリーマンが、よい雰囲気を作り出してくれます。
気になる要素をすべて入れたら、フレーミングが傾きました。
歩いている感じも出せたのは、結果オーライかもしれません。


 撮影地 : 神奈川県 国道
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■■■ 2017.8.22 ■■■
#710 青空のち豪雨

こちらも生まれて初めて、川崎大師にお伺いをしました。
参道で目につくのは、数多くのお土産さんです。
だるまさんがひしめき合うように置かれた店が、何軒もありますが、
それだけたくさん売れる、ということなのだと思います。

ひさしぶりに、夏らしい青空が広がりました。
大師さまと五重塔を、相変わらずのがちがちの構図で写しました。
最近の天気予報は当たらないと、毒づいていたら、
その後、もの凄い雷と豪雨になりました。
そのようなことを言うではないと、大師さまがお怒りになられたのかもしれません。


 撮影地 : 神奈川県 川崎
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