なまらなんくるないさ



■■■ 2017.6.21 ■■■
#681 変わりゆく渋谷

渋谷の再開発が、急ピッチで進んでいます。
つい数日前に事故が起きてしまいましたが、怪我人がいないのは幸いでした。
通行量の多いところで併行して工事を進めるのは、大変なことです。

幼稚園に通う途中で、渋谷駅をうろうろしていました。
丸井と張り合い、緑屋が道玄坂に開店をした頃です。
いまもある果実店の西村は、その当時にはすでにあり、
2階のフルーツパーラーで、出てきたパフェをいきなり倒した記憶があります。
当時の渋谷の思い出というのは、そのくらいしかありません。
大切なことは忘れるのに、つまらない過去ばかりをよく覚えているのです。


 撮影地 : 東京都 渋谷
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■■■ 2017.6.23 ■■■
#682 なんということのない場所でも

最近、撮影可能な展覧会が増えています。
それはそれで、喜ばしいことですが、
一方で、誰も撮らないだろうと思える場所でも、
撮影不可の表示が、よく目につくようになりました。

海外からの観光客の増加も、一因のような気がします。
日本人からすれば、見慣れた景色でも、
外国の人には目新しくて、写したくなるのかもしれません。
自分が国外に旅をした時も、似たようなことをしているはずです。
同じ場所でも、人それぞれに感じ方が異なるのだと思います。


 撮影地 : 神奈川県 関内
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■■■ 2017.6.25 ■■■
#683 別猫

#678で書いた神社の床下に、ニャンがいました。
前足と目の色が、左右で不揃いで、
模様は似ていますが、それまで見かけていたのとは違う猫です。
あの子はどこに消えたのか、気になります。

姿勢を低くしてご挨拶をしましたが、無視されました。
意識をしているはずですが、目線をくれません。
さらに近づくと、面倒くさそうに立ち去りました。
愛想が悪いのは、この子もまるで同じです。
こちらの対応にも、問題があるのかもしれません。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2017.6.27 ■■■
#684 レタッチ

しばらく前にも、同じようなことを書きましたが、
写真にレタッチをすることは、お化粧に似ていると思います。

綺麗にして人前に出るのが、ごく自然なことであるように、
撮影をしたままのスッピンフォトは、このサイトにはほとんどありません。
カメラが写したものは、必ずしも目で見たイメージとは合わないので、
その乖離を、レタッチで近づけています。

自分の場合は、ファインダー内に見えない要素はプラスしません。
存在しないものを加えると、絵画のようになる気がするのです。


 撮影地 : 東京都 代官山
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■■■ 2017.6.29 ■■■
#685 雨の江ノ島1

しとしと雨が降る中を、新宿からロマンスカーに乗りました。
江ノ島の水族館に行くのは、生まれて初めてです。

あちらこちらから、小学生が遠足で来ていました。
8台も大型バスが駐車をしていたので、300人はいる感じです。
開館した直後で、まだフル充電状態の子供たちが、
水槽を目の前に、テンションマックスでキャアキャアワアワア。
そのパワーに圧倒されて、静かなイルカショーのプールへと逃げました。

平日でのんびりするつもりが、そうは問屋が卸しませんでした。


 撮影地 : 神奈川県 江ノ島
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■■■ 2017.6.30 ■■■
#686 雨の江ノ島2

最近、水族館の人気者といえばクラゲです。
いまでは、ひとつのコーナーができるほどになりました。

お気に入りのを見つけて、撮ろうとしていると、
別のが近づいて、邪魔をすることもしばしばです。
何も考えずに、ひたすらゆらゆらしているさまは、
いまの我が身と、かなりよく似ています。

水槽の中は、さまざまな人工光で照らされているので、
ホワイトバランスは、いろいろと試して決めました。


 撮影地 : 神奈川県 江ノ島
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■■■ 2017.7.2 ■■■
#687 雨の江ノ島3

水族館の2階から、ウミガメが見えました。
さまざまな模様があり、いろいろな種類がいるようです。
これはたぶんタイマイで、甲羅は鼈甲(ぺっこう)として知られています。
自分の背中が美しいことに、カメは気がついていなくて、
見ることができたならば、驚くかもしれません。

クラゲやウミガメなど、ぷかぷか浮いているものや、
チンアナゴなど、のんびりしたものばかりにレンズを向けてしまい、
カツオやマグロなど全力で泳ぐ魚は、見ていない気がします。
水族館ですから、どこかにはいたはずです。


 撮影地 : 神奈川県 江ノ島
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■■■ 2017.7.3 ■■■
#688 雨の江ノ島4

以前は毎年のように、9月になると江ノ島を訪れていました。
真夏の喧騒が終わり、海の家が解体される頃の、
なんとなくけだるい雰囲気が、とてもよい感じがします。
暑さが残る夕刻の、海岸でのビールは最高です。
それほど飲めないので、いつも缶1本くらいで満足ができます。

この写真は6月の雨上がりですが、7月1日に海開きをしたようなので、
これから2ヶ月の間、ビーチは大賑いになります。
どちらかといえば、メジャーよりもマイナーが好みなので、
できれば、また秋に来たいと思います。


 撮影地 : 神奈川県 江ノ島
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■■■ 2017.7.5 ■■■
#689 いつも手元に

普段、仕事とは関係がない時には、
カメラを持ち歩かない写真家やカメラマンは、少なくないようです。
ある意味では、真のプロではないかと思います。

展覧会を開く、本を出版する、
プロならば高く売れる、アマチュアならばコンテストを目指す、
写真に求めるものは、人それぞれにありますが、
自分の場合は、幸せな時間の8割は撮影です。
シャッターを切るのは、無になれる瞬間で、
そのチャンスを逃さないように、カメラはいつも手元にあります。


 撮影地 : 東京都 永田町
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■■■ 2017.7.7 ■■■
#690 お願いごと

7月7日は七夕ですが、今年も曇り空のようです。

近所の子供が、短冊に願いごとを書いています。
パパと結婚できますように、という可愛いものもありますが、
底意地が悪い自分は、いつまで続くのだろうかなどと思うのです。

繁華街の裏通りにも、同じように笹が出ています。
おじさんたちが望むことは、たくさん呑めますようにかもしれません。
最近、あちらこちらと調子が悪い自分の願いごとは、
明日の朝も無事に目が覚めますように、かもしれません。


 撮影地 : 東京都 新宿
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