なまらなんくるないさ



■■■ 2017.5.14 ■■■
#661 この日のベストショット

石灯籠の隙間に、どなたかがいます。
近視と老眼で、遠近あますところなくぼやけているのですが、
よくよく見てみると、ヤモリでした。
頭の大きさが1センチほどで、かなりちいさいです。
なんだか、押し潰されているような感じもします。
挟まれて動けなくなり、死んでいるのではないかと、
指を出してみると、するすると後退をして隠れました。

それから動物園に行き、いろいろな生き物を見ましたが、
この日の一番のお気に入りは、この子でした。


 撮影地 : 東京都 上野
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■■■ 2017.5.15 ■■■
#662 ショータイム

日没後でも空には明るさが残り、地上も仄かに見えています。
間接的な光が創り出す、ドラマチックな世界です。

このカットを撮影したは、#648の30分ほど後です。
事前に決めておいたポイントへと、100メートルほど動いて写しました。
太陽がフレームから外れたので、富士山と鳥居と灯台を真ん中に揃えています。

陽がまだ高いうちに現地に着いて、沈んでもしばらくはその場にいます。
昼から夜へと移り変わる時間帯は、さまざまなグラデーションが楽しめます。
まさに、マジックアワーのショータイムです。


 撮影地 : 神奈川県 真名瀬
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■■■ 2017.5.17 ■■■
#663 ドント スリープ

「Don't Blink ロバート・フランクの写した時代」を、映画館で観ました。
フランクさんといえば、現代写真のパイオニアと呼んでも過言ではありません。
90歳を超えたいまも、現役で活躍をされています。

予告編にあるシーンが、本編で見当たらないのは、
内容がやや難しくて、うたた寝をしたせいではないかと思います。
ビールを飲んだことが、睡魔を呼び寄せた可能性も否定ができません。
疲れている時に、アルコールでほろ酔いになり、
暗い屋内で静かにしていたら、どのような結果になるのか、
もういい年齢なのですから、わからないといけません。


 撮影地 : 神奈川県 馬車道
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■■■ 2017.5.19 ■■■
#664 どちらも写真

「Don't Blink ロバート・フランクの写した時代」が始まる前に、予告編を観ていたら、
「パリが愛した写真家 ロベール・ドアノー〈永遠の3秒〉」という映画も、いま公開されていました。
ビールのほろ酔いが醒めて、睡魔もなんとか通り過ぎたので、
このままでは帰れないと、はしごをすることにしました。
幸いにして、すぐ近くで上映をしているようです。

ドアノーさんといえば、「パリ市庁舎前のキス」と題された写真が知られていますが、
それが演出したものであることは、すでに明らかにされています。
フランクさんが、絶対非演出の絶対スナップであるのとは対照的です。
撮影の手法の違いはあれど、どちらも写真なのだと思います。


 撮影地 : 神奈川県 日本大通り
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■■■ 2017.5.21 ■■■
#665 真夏日

今年になり初めて、30度を超える真夏日になりました。
いままでに暑さでミスをしたことが二度あり、どちらもが北海道での出来事です。
普段は涼しい地方では、クーラーどころか扇風機すらないことがあるために、
熱気でぼんやりしないように、気をつけないといけません。

札幌の中島公園では、フィルムを入れ損ないました。
カウンターが36を超えても、いくらでも巻き上げられてしまいます。
入れ忘れるという問題外の失態を除けば、装填に失敗したのはその一度だけです。
道北の旅では、撮影済みのパトローネを紛失しました。
未現像のプレストがひとつ、まだ猿払村の道端に落ちているかもしれません。


 撮影地 : 北海道 札幌
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■■■ 2017.5.22 ■■■
#666 エアコンを掃除する

数年前に購入してから初めて、エアコンの掃除をしました。
昨年から意味不明な臭いを出すようになり、訳の分からない水滴を飛ばしてくるのです。
オートクリーン機能がついているので、それほど掃除をしなくてもよいはずとはいえども、
綺麗にした後のゴミはどこにいくのだろうかと、不思議には感じていました。

おそるおそる蓋を開けてみると、想像していた以上の光景でした。
ダストポケットにゴミが集められていましたが、ラッシュ時の山手線並みで、
茶色いフィルターも水洗いをしたら、もともとは白いようです。
この空気を吸いながら、よくも生きていたものだと感心します。
いや、もう死んでいるのかもしれません。


 撮影地 : 神奈川県 江ノ島
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■■■ 2017.5.24 ■■■
#667 縦と横

同じシーンを縦と横のフレーミングで写すことは、ほとんどありません。
両方で押さえていくと、撮影の集中力を消耗してしまうため、
シャッターを切る時には、どちらかに決めています。
被写体そのものを中心に捉えるのなら、縦でも横でもよいのですが、
周囲の状況も写し込むのであれば、自然と横が基本になる気がします。

動植物が対象となる「晴れ, ときどき更新」では、縦と横が半々で、
スナップが多い「なまらなんくるないさ」では、1対2くらいではないかと思います。
時間があれば、実際に数えてみたいものです。
そこそこ暇なので、その気になればすぐにできるに違いありません。


 撮影地 : 東京都 西荻窪
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■■■ 2017.5.26 ■■■
#668 夢の変化

この半年で、夜中に見る夢が変わりました。
以前は、毎晩のようにカメラを手にしていましたが、
このところは、持たないことがほとんどです。
現実の世界で撮影をする機会が増えたので、欲求不満にならずに、
夢の中で撮る必要はもうないと、無意識に感じているのかもしれません。

もうひとつの変化は、目が覚めているのに夢を見ていることです。
うつらうつらして、半分起きて半分寝ているのだと思いますが、
経験をしたことがない感覚で、不思議な気持ちです。
熟睡してしまい、もう目が開かなくなるのも困りますが。


 撮影地 : 北海道 札幌
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■■■ 2017.5.27 ■■■
#669 ほろ酔いの末路

電車を乗り過ごす時は、なんとも不思議なもので、
なぜか99%、下車する駅を発車した直後に目が覚めます。
どうせならば、降りる駅の直前に意識が戻るか、
さもなくば、そのまましばらく寝かせておいて欲しいものです。

ビールを2杯飲み、ゴキゲン中飛車のほろ酔いで、
運よくというか悪くというか、席に座れてしまいました。
なんだか体が前後左右に揺れているなとは、気がついてはいましたが、
居眠りをしているという認識は、その時はありませんでした。
人間をやり始めて55年、なんとも情けないことです。


 撮影地 : 東京都 品川
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■■■ 2017.5.29 ■■■
#670 縦位置の構え方

縦位置で撮影をする時の、カメラを構え方について、
右手を上にすると、脇が開いてしまい安定しないので、
下にしたほうがよい、とされていたことがあります。

どちらでも、撮りやすければよいのだと思いますが、
自分の場合は、右手は上のことが多いです。
下にすると、カメラを持つのとシャッターを切るのを、
同時に、右手がしなければなりません。
左手で支えて、右はシャッターボタンに専念をしたほうが、
ぶれにくくて、安定をする気がします。


 撮影地 : 東京都 有楽町
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