撮影地 : 東京都 乃木坂
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#636 もうひとつの事実
米国大統領の顧問が、alternative facts という言葉を使いました。
もうひとつの事実、と日本語では訳されています。
それを聞いて、写真にも似たような感覚がある気がしました。
撮られた画像は、確かに実存するものですが、
実際には、そのように見えていないのではないか、
カメラやレンズのレトリックで、そのように見せているのだろう、
と感じることも、少なからずあるのではないかと思います。
しかし、写真は撮影をした人による現実であり、
いわば、alternative facts のようなものなのかもしれません。
撮影地 : 鹿児島県 山川
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#637 カステラなるもの
記憶力に自信がなくて、最近は物忘れがひどいため、
スーパーに行く時には、買わないといけないものをメモして出かけます。
気合いを入れれば、そこそこ綺麗な字を書くことができますが、
普段は原始人の落書きみたいで、自分でも判読できないことがあります。
メモを見ると、カステラと書いてあるようなのですが、
カステラを食べるつもりはないので、違うもののはずです。
しかし、どこからどのように眺めてもカステラにしか読めません。
カステラなるものを買わずに帰りましたが、生活に支障はありません。
カステラとはなんなのだろうと、いまだに気になるのです。
撮影地 : 東京都 練馬
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#638 電子式と光学式
最近の一眼のファインダーは、電子式が増えています。
暗くても見ることができて、表示される情報量も豊富です。
しかし、自分には光学式のほうが馴染みます。
電子式は、被写体に実際に当たる自然光ではなくて、
液晶などが発する人工的な、いわば二次的な光なので、
なんとなく、リアリティに欠ける気がしてしまうのです。
これは、フィルムの頃から撮影しているからこその感覚で、
デジタルから写真を始めた人は、違和感がないのかもしれません。
撮影地 : 鹿児島県 鹿児島
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#639 初めてづくし
鎌倉駅から鶴岡八幡宮までは、何度か歩いたことがありますが、
今回は初めて、その先にまで足を伸ばしてみました。
報国寺の竹林は、素晴らしいところでした。
広くはありませんが、その密度感に圧倒されます。
超広角レンズがあれば、さらに楽しく撮れたはずです。
外国の観光客に、シャッターを押して欲しいと頼まれました。
スマートフォンで撮影をするのは、生まれて初めてです。
たぶんここだろうと、モニター内の丸いところを押してみました。
撮影地 : 神奈川県 鎌倉
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#640 そろそろどこかに
現在のフル装備であるレンズ5本を持ち、出かけました。
これだけの機材を持つのは半月ぶりなので、やや心配をしましたが、
歩き始めてしまえば、重さも気にならなくなります。
さすが写真馬鹿ですが、それがよいことなのかどうかはわかりません。
若い頃は、それ以上の機材を右肩に、
さらに三脚を左肩に掛けて、海だ山だとを歩いていたのですから、
いまから思えば、どうかしていたのかもしれません。
不自然な重さが、体のあちらこちらにかかるわけですから、
そろそろどこかに痛みが出ても、おかしくはないはずです。
撮影地 : 北海道 網走
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