なまらなんくるないさ



■■■ 2016.8.31 ■■■
#541 天気によりけり

晴れないとカメラを持ち歩く気にならない、というカメラマンがいる一方で、
どのような天候でも嬉々として出かけてしまう、自分のようなタイプもいます。
曇りや雨だと、光が弱くて写しにくいのですが、
最近は高感度が使いやすくなり、手ぶれ補正も劇的に進化をしました。
昔のように暗くて諦めることは、ほとんどありません。

太陽が出ているのといないのとでは、撮り方も異なるような気がします。
一方向から光が当たると影が現れるので、よいと思う位置でほぼ決め打ちですが、
曇天だと光が回るので、被写体重視でベストアングルを探せます。
天候ごとに撮影のリズムが変わるのも、写真の面白さかもしれません。


 撮影地 : 東京都 中野
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■■■ 2016.9.2 ■■■
#542 このような経験

寝つきが悪くて、なおかつ眠りの浅い日が続いています。
夕食後に、うとうとしているからかもしれません。
もしかすると、更年期障害というのも考えられます。

おかげで、昼間に眠たくなるのです。
電車で座ると、うつらうつらしてしまいます。

大量の千切りキャベツを食べている夢を見て、ふと目を覚ましたら、
無意識のうちに、口がモゴモゴと動いていました。
イモムシではあるまいし、人に見られていたら恥ずかしいです。


 撮影地 : 東京都 東銀座
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■■■ 2016.9.4 ■■■
#543 ハードルの低さ

初めてバットを握る人が、ダルビッシュ投手からホームランは打てませんし、
まるで絵筆を手にしたことがない人は、東山魁夷さんのようには描けないはずです。

その一方で、写真は遥かにハードルが低いように感じます。
カメラを手にして数日の人でも、立派な作品が撮れることもあり、
そこが魅力で、それゆえの難しさもある気がするのです。

とにかくシャッターを押せば、プロ顔負けの写真が手に入るかもしれず、
宝くじに当選するよりも、遥かに高い頻度で可能ですが、
買わないと当たらないように、とにかく撮らないと始まらないと思います。


 撮影地 : 東京都 京橋
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■■■ 2016.9.7 ■■■
#544 当たり年

台風の当たり年で、関東にも11年ぶりに上陸をしました。
北海道に3つも来たのは、観測史上では初めてのようです。

夜中にリビングの灯りをつけたら、黒い物体が走り去りました。
どうも、あの動き方には馴染めません。
ゴキブリとは疎遠な生活をしていましたが、今年はもう2匹目です。
台風から避難をして、換気扇から室内に侵入したのだと思います。
殺虫剤を取り出す隙に逃げられて、血眼で捜索をしましたが見つかりません。
仕方なく捕獲器を置いて寝たところ、翌朝に見事に貼りついていました。
これぞ、人類の勝利です。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2016.9.9 ■■■
#545 それで十分

とあるビルの28階へ、エレベーターで上がります。
扉が開くと、目の前にパノラマが拡がり、
そこから眺める空を、いつも楽しみにしているのです。
その日により、さまざまな雲が出迎えてくれます。

雲を写してどうするんですか、と聞く人もいますが、
被写体について、その意味を考えることはありません。
撮りたいものがあれば、レンズを向けるだけです。
どなたにも迷惑をかけず、楽しく撮影をすることができれば、
それだけで幸せで、十分なのです。


 撮影地 : 東京都 西新宿
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■■■ 2016.9.11 ■■■
#546 失礼ばかり

おひさしぶりです、と声をかけられましたが、
そのように言われても、どこのどなたなのか見当がつきません。
相手の名前をお伺いして、ようやく思い出しました。
以前に仕事をご一緒した、広告代理店のディレクターさんです。

最後にお会いしてから、十数年が経過をしているので、
その方は、かなり雰囲気が変わられた感じです。
しかし、人の顔を覚える能力が低い自分にも問題があります。
若い頃からなので、何かが欠落しているのかもしれません。
写真を撮る人として、褒められたことではないと思います。


 撮影地 : 東京都 銀座
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■■■ 2016.9.14 ■■■
#547 カメラがないと

どこに行くにしても、カメラを持ちますが、
コンパクトの時は、ズームか単焦点かで悩むのです。

ズームには構図の自由があるものの、時間と手間がかかります。
単焦点は広角一本勝負ですが、直感的に写すことが可能で、
ポケットに余裕で入る軽快さも、捨てがたいのです。

うかつにも、どちらも持たずに出かけると、
そのような時に限り、撮りたくなるものを見つけてしまうのです。
とにかく、いつもカメラが手元にないといけません。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2016.9.15 ■■■
#548 チラリズムの名月

9月15日は旧暦の8月15日、中秋の名月です。
昔は7月から9月が秋のため、真ん中の8月は中秋と呼ばれます。
必ず満月というわけではなくて、今年は2日欠けた状態でした。

夕方の段階では、お月さまは雲の中で、
月見団子を用意した人には、残念なお天気になりました。
見るものがないと、団子を食べるばかりで太りそうです。

それでも夜が更けると、雲間からちらりちらりと顔を出してくださいました。
時々拝見できる感じが、なんとも素敵です。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2016.9.17 ■■■
#549 ダブルリアキャップ

カメラ屋さんに行くと、ダブルリアキャップの在庫がありました。
しばらく店頭から消えていて、探していたものです。
早速、追加でひとつ買いました。

ダブルリアキャップとは、ご存じではない方もいるかと思いますが、
レンズの後ろ側のキャップを背中合わせに貼りつけて、ひとつにしたものです。
メリットはというと、2本のレンズをひとつにまとめておけるのです。
小型のレンズはバッグの底に沈んでしまい、取り出すのに苦労をしたりしますが、
ふたつを繋げておけば、見失うことがありません。
通常のリアキャップを、接着剤で貼り合わせて作ることもできます。


 撮影地 : 千葉県 館山
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■■■ 2016.9.19 ■■■
#550 羨ましい

いつもホワイトモカですね、と言われました。
そのスターバックスのお店には、2ヶ月に一度くらい行くだけで、
いままでに、10回ほどしか訪れたことがありません。

30分ほど前に話した人の顔すら、たちまちにして忘却の彼方にある自分には、
この店員さんの記憶力は、羨ましい限りです。

先日、十数年ぶりにお会いした広告代理店の方も、
当方の眉毛がやたらと濃いので、特徴的なのかもしれませんが、
こちらのことを、きちんと覚えていてくださいました。


 撮影地 : 東京都 新宿三丁目
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