なまらなんくるないさ



■■■ 2016.5.17 ■■■
#491 雨の日に

雨の日は、独特な匂いがあるので好きなのですが、
この年齢になると、体調が悪くなることもあります。
気圧の微妙な変化に、肉体が対応できないのかもしれませんし、
気温が下がるので、風邪を引きやすくもなります。

最近は、小型軽量の一眼レフが増えています。
もちろん、そのようなものも重宝に使うのですが、
相変わらず、重厚長大な機材でも撮影をしています。
楽なほうに慣れてしまうと、体がそちらに合うようになるのが怖いのです。
体力がある限りは、多少は無理をしても頑張りたいと思います。


 撮影地 : 東京都 表参道
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2016.5.20 ■■■
#492 美しいドキュメンタリー

高橋智史さんの写真展を、新宿で拝見しました。
カンボジアを中心に、アジアを舞台に活動をされている方です。
以前の写真展では、隣りで木村伊兵衛写真賞が開催されていて、
そちらと比べても、勝るとも劣らないものでした。

光の捉え方やシャッターチャンスの的確さ、構図の安定感など
美しいドキュメンタリーというのが、作品の印象です。
悲惨な状況が写されていても、そこに美を感じてしまうのは、
撮影者の本意とは、まるで違うのかもしれませんが、
このような時代だからこそ、写真くらいは綺麗でもよいと思うのです。


 撮影地 : 東京都 代々木
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2016.5.23 ■■■
#493 お騒がせします

カメラを手にしていると、恥ずかしいという気持ちが薄らぎます。
「晴れ, ときどき更新」に掲載をしたオオミズアオは、地面から数センチのところにいたので、
顔を地面すれすれにして、這いつくばりながら撮影をしました。
道に倒れていると思われて、通りがかりの人が来てくださいますが、
写真なのだとわかると、次の疑問が湧いてくるようで、
ほとんどの人に、何かいるんですかと聞かれるのです。
オオミズアオは植物の葉のようなので、知らない人は気がつきにくいかもしれません。

善良な市民として生きているつもりなので、ご迷惑をおかけしたくないのですが、
写真となると、つい夢中になるのです。


 撮影地 : 東京都 練馬
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2016.5.26 ■■■
#494 ルーティン

遠くに旅に出ても、近所の散歩でも、
神社や寺院を通過したり、境内で休憩をさせていただく時には、
必ず、お参りをするようにしています。
写真を撮らさせていただきますから始まり、いろいろなお願いをしますが、
本来は、手を合わせるだけのほうがよいのかもしれません。
お賽銭はいつも小銭で、少ないようですが、
このようなものは気持ちなのだと、自己弁護をしています。

信心深いとはいえない自分が、お参りを続けているのは、
写真を撮ることと一体化をした、一種のルーティンかもしれません。


 撮影地 : 東京都 神宮前
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2016.5.29 ■■■
#495 詮無いこと

宮本隆司さんが撮影された、九龍城砦の写真展を拝見します。
九龍城砦は香港のコンクリートスラムで、20年ほど前に解体されました。
取り壊される前に、一度はこの目で見たいものでしたが、
実際に現場に立てば、その迫力で容易には写せない気がするのです。

会場のビルの入口に、若い女性がふたりいました。
リクルートスーツなので、就職活動中のようです。
自分がその頃に戻れたら、どのようにするのだろうかと興味があります。

昔のことを考えるのは、詮無いのかもしれません。


 撮影地 : 東京都 品川
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2016.6.1 ■■■
#496 教える難しさ

写真を教えることは難しいと、つくづく感じます。
そもそも、その範囲はとてつもなく広くて、
それぞれに、目指すところが違うはずです。
クラシックの大御所が、演歌志望の人に歌唱の指導をしても、
たぶん、的確なアドバイスができないと思います。

自分と似た写真を撮る人に対しては、経験をしてきたことを伝えて、
それを、活かしてもらえるのかもしれませんが、
そうでないと、教えた内容がその人の個性を潰してしまい、
下手をすると、逆効果になりかねないような気がするのです。


 撮影地 : 神奈川県 真鶴
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2016.6.4 ■■■
#497 カメラバッグを持つと

玄関でカメラバッグを持つと、その重さに驚愕します。
自分で詰めたのですから、仕方がないのですが、
これを肩にして出かけて、大丈夫なのだろうかと心配になります。
しかし、撮り始めると気にならないのが不思議です。
写真のこととなると、多少の苦痛は感じなくなるのかもしれませんが、
どう考えてみても、体にはかなりの負担になります。

軽い機材のほうが、持ち歩くにはよいのですが、
ある程度は大きくて重いほうが、使いやすいこともあります。
ドラえもんではありませんが、撮影する時だけ大きくなるカメラが欲しいです。


 撮影地 : 神奈川県 江ノ島
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2016.6.8 ■■■
#498 高い授業料

シャッターを切るとともにファインダーが暗くなり、何も見えません。
以前にも別のカメラで同じ現象が起きましたが、その時は自然に直りました。
今回は駄目そうなので修理に出すことにしましたが、なぜかレンズが外ないのです。
そのままの状態で、サービスセンターに持ち込みます。

受付の人は魔法のようにレンズを外すと、レンズのビスが取れていると言いました。
2ミリくらいのネジがなくなり、そのために絞りを制御できないのが原因でした。
そうとは知らずに、無理にレンズを外そうとしてカメラを壊したようです。
修理から戻るのは来週末で、3万円くらいかかります。
しばらくは、昔のカメラに復活をしていただかないといけません。


 撮影地 : 東京都 表参道
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2016.6.10 ■■■
#499 じめじめといえば

梅雨といえばじめじめ、そして蛙です。
この季節になると、あちらこちらで蛙のイベントが行われます。
サンシャイン水族館では、ケロレンジャー2016が開催中です。

展示されている中で、マルメタピオカガエルは格別の可愛さです。
シンプルな体に、フジツボみたいな目玉がついています。
失礼ですが、間抜けなコソ泥みたいな顔です。
敵に追いつめられると、大きな声で叫び続けるそうで、
なんだか人間みたいで、親近感が湧きます。
そういえば、自分の顔に似ているような気もするのです。


 撮影地 : 東京都 池袋
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2016.6.13 ■■■
#500 500回目は動くもの

「なまらなんくるないさ」も、ついに500回に達しました。
しばらくの間は「晴れ, ときどき更新」と交互に更新をしていたのですが、
花鳥風月の写真は、時期が遅れると掲載を逃してしまうので、
「晴れ, ときどき更新」を優先することが多くなり、
「なまらなんくるないさ」のほうは、少し遅れてしまいました。

#499のカエルだけではあまりなので、水族館らしい写真も載せます。
サメの肌は、水中でもガサガサしているそうです。
いつもは、動きのないものばかりを写しているものの、
このくらいであれば、それなりに撮ることができます。


 撮影地 : 東京都 池袋
写真をクリックすると拡大します


トップページはこちら   「なまらなんくるないさ」掲載一覧はこちら   前のページはこちら   次のページはこちら