なまらなんくるないさ



■■■ 2015.7.22 ■■■
#351 それはそれで

写真の世界では、一期一会を実感します。
撮り直しても、上手く写せない場合が多いですし、
移り変わりの激しいところでは、そもそも被写体が消えていることもあります。
原宿や表参道などでは、半月ほど行かないと閉店をしていたり、
そこまでいかないにしても、ショーウィンドウは頻繁に入れ替えられています。
流行の最先端の街ですから、毎日が同じということはなく、
そのままでは、時代に取り残されてしまうのかもしれません。

自分が写すものは、今日も昨日も10年前も変わらないのですが、
それはそれで、よいのかもしれません。


 撮影地 : 東京都 表参道
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2015.7.24 ■■■
#352 復習

カメラがデジタル化されて、いろいろと便利になりましたが、
そのうちのひとつに、撮影時のデータを参照できることがあります。
フィルムの頃は、自分でノートに記入をしないといけませんでしたが、
デジタルならば、自動的に記録をしてくれるのです。

どのレンズで、どのくらいのシャッタースピードでぶれるのか、
絞り値によるボケ具合、露出補正の効果など、
画像とデータと突き合せれば、一目瞭然です。
これほど有益な情報を、活用をしない手はないと思います。
勉強と同じく、写真もたまには復習をするとよいのかもしれません。


 撮影地 : 東京都 練馬
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2015.7.26 ■■■
#353 ほぼ白目

今年一番という暑さの中、散歩に出ました。
誕生日が真夏のせいか、暑さはさほど気にならないものの、
苦にはならなくても、体はダメージを受けているはずなので、
できるだけ日陰を歩いて、水分補給もこまめにします。

猫の様子を見に行くと、いましたいました。
ひんやりするのか、日陰の石の上に平たい状態でいます。
正面に回ると半分白目で寝ているので、静かに写したものの、
気がついたようで、何しに来たんだよ~と睨まれてしまいました。
いえいえ、ご機嫌をお伺いしているだけなのです。


 撮影地 : 東京都 練馬
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2015.7.28 ■■■
#354 明後日発売

カメラ・ライフ誌のウェブサイトに、次号Vol.19の告知が掲載されました。
発売は明後日、タイトルは「今、買いたい! フィルムカメラ101」です。
いつの間にやら、世の中はデジタル一色になり、
フィルムカメラの新製品は、ほぼもう出ないと思われますから、
買うのならば、いまが最後という感じかもしれません。

コラムといいますかエッセイといいますか、よまいごとのようなものを、
「モノクローム ライフ」として、毎月初めに掲載されています。
いくつかの文章を併行して書きながら、すでに8月の原稿は完成してはいるものの、
Vol.19の内容と合うように、少し手直しをするつもりです。

*カメラ・ライフweb siteはクローズされて、現在はご覧いただけません。



 撮影地 : 神奈川県 秋谷
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2015.7.30 ■■■
#355 不器用なもので

仕事柄、所有をしているカメラは多いほうです。
いつも使う機種は同じですが、気分を変えたい時には、
防湿庫を温めているカメラに、出番をお願いすることもあります。
そのような場合は、使用感が似ているものを選んでいるかもしれません。
自分は器用ではなく、最近のカメラは設定項目が多いので、
あまりに感じが違うと、撮影時にあたふたとしてしまうのです。
ダイヤルにしても、機種によりスムーズさが違いますし、
シャッターボタンのストロークも、さまざまです。
半押しのつもりが、いきなりシャッターが切れてしまい、
驚いてしまう自分がいたりして、なんとも情けないものです。


 撮影地 : 東京都 神宮前
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2015.8.1 ■■■
#356 毒にも薬にも

当たり前だと思うことが、いまはそうではないこともあります。

以前は冷房病という言葉があり、エアコンは必要悪のように思われていて、
当然のことながら寝る時は切るか、タイマー設定にするのが常識でした。

いつからかその言葉は聞かなくなり、代わりに現れたのが熱中症で、
防ぐためには、エアコンは正義の味方です。
夜中も軽くつけておいたほうがよい、という医療関係者もいます。

使い方により、毒にもなるし薬にもなるということかもしれません。


 撮影地 : 東京都 表参道
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2015.8.3 ■■■
#357 卒業

「モノクローム ライフ」は、本日で最終回です。
毎月の全56回ですから、4年半以上になります。
長いような短いような、自分でもよくわかりません。

ご覧をいただいた皆様には、感謝の気持ちで一杯です。
掲載をしてくださいました玄光社さんにも、お礼を申し上げます。

これを機会に、フィルムからは卒業をさせていただくつもりですが、
復学をする可能性も、完全にゼロではないので、
もしその際には、またよろしくお願いいたします。

*モノクローム ライフはクローズされて、現在はご覧いただけません。


 撮影地 : 東京都 原宿
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2015.8.6 ■■■
#358 究極の機能美

「モノクローム ライフ」で使用したOM-1は、フルマニュアルのカメラです。
露出計の電力消費量は微々たるもので、それ以外には必要としないので、
ONOFFスイッチは、本来であればいらないものが、
電池を使うのならばあるのが当然だろうという意見が出て、付けられたそうです。
デジタルカメラは電子機器の塊なので、パワースイッチは必需品になりました。

ボタンやスイッチが、狭い範囲にひしめいているものはカメラくらいで、
時代ごとに機能が変わるので、それに合わせてデザインも変化をします。
機能が優れていても操作がしにくければ意味がないので、使いやすさは重要なポイントです。
究極の機能美が求められる製品、なのかもしれません。


 撮影地 : 北海道 函館
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2015.8.9 ■■■
#359 ご自由にお撮りください

打ち合わせに向かう途中で、デパートの食料品売場を通ると、
美味しそうな桃のスイーツが、たくさん並んでいるではありませんか。
どうぞ、ご自由に写真をお撮りください、
という表示が、大きく出ていました。

写真を撮るな、というところはありますが、
どうぞ写してください、と明記をしているのは珍しいです。
店員さんにひと声かけて、撮影をさせていただきました。
仕事の途中なので、買うことはできませんが、
次の機会には、是非食べてみたいと思います。


 撮影地 : 神奈川県 横浜
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2015.8.11 ■■■
#360 秋の雲

ひさしぶりに、自分以外が撮影をした写真のセレクトをします。
デジタルカメラでは、シャッタースピードや絞りなどのデータがわかるために、
写した方には申し訳ないのですが、勉強をさせていただきました。

たぶん、また猛暑日だと思いますが、
夕方に外に出てみると、高いところに雲が出ています。
立秋を過ぎたので、もう夏が終わりでもおかしくはありません。

お盆休みの人が多いのか、電車も心なしかすいています。
気持ちもゆるやかで、なんとなくよい感じです。


 撮影地 : 東京都 西新宿
写真をクリックすると拡大します


トップページはこちら   「なまらなんくるないさ」掲載一覧はこちら   前のページはこちら   次のページはこちら