なまらなんくるないさ



■■■ 2015.6.28 ■■■
#341 マクロのような

以前から、300mmの超望遠レンズをよく使いますが、
最近の製品は、性能が格段に向上をしています。

特によいのは、最近接撮影距離が短いことです。
昔のものは、3.5mまでしか近寄れませんが、
それでも、当時はそれほどの不満もなく使用していました。
仕方がないと、諦めていたのかもしれません。
最近は、その半分以下の距離まで被写体に近づけます。
大袈裟な表現をすれば、マクロレンズのようです。
表現の幅が拡がるのは、間違いありません。


 撮影地 : 東京都 銀座
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■■■ 2015.6.30 ■■■
#342 本年折り返し

今日は6月30日、今年も半分が終わりました。
つい先日、駅伝を観ながら餅を食べていたような気がします。

不思議なもので、年齢とともに月日の経つのが早く感じられるのです。
これからはさらに加速をして、この調子では気がついたら棺桶の中にいて、
あれ~もう一生が終わっちゃったよ、なんて言いかねません。

これからいかに生きるかを、もう少し考えないといけません。
ぼんやりしていると、どんどん時が過ぎてしまいます。
人生は最後にどこにいるかではなくて、その途中が重要な気がするのです。


 撮影地 : 北海道 計呂地
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■■■ 2015.7.3 ■■■
#343 いろいろとある

20年ほど前に撮影をしたネガを見たら、上野と書かれていました。
ル-ぺで見ると、1枚だけゾウの写真があります。
アメ横にゾウはいませんから、間違いなく動物園に違いありません。
「初めての上野動物園」などというタイトルに、#329ではしましたが、
やはり、自分の記憶力はポンコツのようです。

ゾウの前後のカットは動物園ではないようで、これだけでした。
わざわざ入園をしたのに、1カットしか写していません。
タイムマシンがあるのならば、当時の自分になぜなのか聞いてみたいです。
聞きたいことは、ほかにも山ほどあるのですが。


 撮影地 : 東京都 上野
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■■■ 2015.7.6 ■■■
#344 疲れています

いつの頃からか、やたらと疲れるようになりました。
いままでの人生で、元気な時期はあるのかと思うほど、
1年365日、朝昼晩と疲労しています。
疲れていない自分を、もう一度だけ体験をしてみたいものですが、
そのような時期が存在をしていのかすら、定かではありません。

原因のひとつは、カメラバッグかもしれません。
出かける前に持つと、その重さに驚くのですが、
撮りに出ると、まるで気にならなくなります。
歩きながら重量と感じると、それは相当に疲れたサインです。


 撮影地 : 北海道 尺別
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■■■ 2015.7.9 ■■■
#345 旅の愉しみ

北海道を旅していると、のんびりとした気分になります。
土地が広大なためか、緩やかに進んでいる感じです。
列車が来るまでに1時間くらい待つことは、ざらにあります。
乗車時間も、ひと駅の間隔が長いのです。
時を実感できるのが、北海道の魅力のひとつかもしれません。

そのような旅は、フィルムで写したくなります。
それも、フルマニュアルのカメラで撮りたいものです。
シャッターを切るたびに、巻き上げないといけませんが、
それもまた、愉しみかもしれません。


 撮影地 : 北海道 弟子屈
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■■■ 2015.7.11 ■■■
#346 被写体の力

大震災から今日で、4年4ヶ月になりました。
昨日や一昨日のことを、明瞭には思い出せなくても、
あの日を忘れられない人は、多いと思います。

震災直後の写真は、数多く撮影されました。
当時に写されたものを、いまでも目にすることがあります。
見れば見るほど、感じるのは、
誰が写しても、大きな違いがないということです。
被写体の存在感が、圧倒的にある場合には、
個性や技量は、取るに足らないものなのかもしれません。


 撮影地 : 北海道 藻琴
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■■■ 2015.7.13 ■■■
#347 野菜ではない

数日前から、まとわりつくような暑さが始まりました。
でも、まだこれは序の口です。
夏に向けて、さらに厳しくなると思います。
暑さには強いのですが、好きかと聞かれると疑問です。
爽やかな陽気のほうが楽なのは、間違いありません。

夏に困るのは、電車の中です。
乗客が少ない時は、とんでもなく冷房が効いて、
冷蔵庫の野菜室は、このようなのだろうかと思うことがあります。
これからは、外出先での体調管理が難しい季節です。


 撮影地 : 東京都 西新宿
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■■■ 2015.7.14 ■■■
#348 真夏のような日に

抜けるような青空が、朝から広がります。
当然ながら、気温はうなぎ登りです。
今年、一番の暑さになりました。

ひさしぶりに、ジャケットとネクタイで出かけましたが、
まわりから見たら、暑苦しさが倍増かもしれません。
クールビズが一般的なので、半袖の人が多いのですが、
最近では、アロハやスニーカーも許されるスーパークールビズも出てきました。
そのうちに、海パンとビーサンでも認められる日が来て、
アルティメットスーパークールビズ(全裸)も、許されるようになるかもしれません。


 撮影地 : 東京都 赤羽橋
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■■■ 2015.7.18 ■■■
#349 また単焦点で

撮影で気をつけているのは、メインとなる被写体以外の部分です。
メインボーカルが素晴らしくても、バックコーラスがいまひとつだと、
心地よく聴くことができないのと、同じかもしれません。

背景をぼかすのか出すのか、自分のイメージに合わせて決めますが、
その時に、絞りの選択幅が広い単焦点レンズのほうが、
ズームレンズよりも、ボケの自由度が広がります。
画角の変化を優先して、便利なズームを手にしがちですが、
写真のバリエーションが狭くなる気がするのは、そのせいかもしれません。
かつては単焦点レンズだけで、すべてを写していたのですから。


 撮影地 : 東京都 表参道
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■■■ 2015.7.20 ■■■
#350 ボケというものは

ボケというものは、写真ならではの表現だと思います。
自分の目で認識をすることは、少なくとも自分にはできませんが、
カメラで撮影すると、ボケとして明確に写りますし、
プリントやモニターで、そのものを凝視することができます。
ぼんやりと見えるからこそ、ぼけなので、
ボケを凝視するというのは、不思議なことかもしれません。

ぼけてますねと、写真を見て言われたら褒め言葉ですが、
あなたはぼけています、というのは怒られているか馬鹿にされているかです。
ボケが褒められるのは、写真か漫才くらいかもしれません。


 撮影地 : 北海道 祝津
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