なまらなんくるないさ



■■■ 2015.4.18 ■■■
#311 写真のタイトル

よいタイトルは、写真を見る時の助けになることがありますが、
なかなか上手く思いつかない人がいて、自分もそのひとりです。

猫が被写体ならばネコ、犬ならばイヌ、
せいぜい、可愛い猫とか黒い犬くらいしか出てこないこともあります。
たぶん、発想が貧困なのです。

旅が多いこともあり、撮影地を記載することがよくあり、
それがタイトルといえば、そうなるのかもしれません。
必要な情報としては、十分な気がします。


 撮影地 : 静岡県 熱海
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■■■ 2015.4.20 ■■■
#312 正しい日本語

昔の仕事仲間たちと、昼食を一緒にした時のことです。
ひとりが、5歳くらいの男の子を連れて来ていました。
おにいさん、おにいさん、
と話しかけてくれる、とても素直な子です。

トイレに席を外して、しばらくしてから戻ると、
オジサン、オジサン、
と呼ぶように、変化をしていました。
おにいさんでなくてオジサンだと、誰かが訂正をしたに違いありません。
その通りです、52歳はおにいさんではないのです。


 撮影地 : 東京都 銀座
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■■■ 2015.4.22 ■■■
#313 涙がぼろぼろ

撮影をしている時に、目に激痛が走ることがあります。
驚くほどの量の涙が出て、瞼を開けていられません。
夕方に症状が出ることが多いので、疲れかと思いきや、
痛いのはファインダーを覗いている右ではなくて、なぜか左なのです。

スナップをする時は、あたりの様子を見ながら写すので、
左は閉じているわけではなく、開いていることがほとんどです。
花などのマクロでは、慎重にピントを合わせるために、
右にすべての意識を集中させて、左は閉じているのですが、
強くつぶりすぎて、負担をかけているのかもしれません。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2015.4.24 ■■■
#314 無形物の世界

フィルムや印画紙の市場が、徐々に縮小をするにつれて、
アナログで撮りたい気持ちも、薄らいでいます。
最近は、デジタルカメラの出番が多くなり、
銀塩カメラを持ち歩いても、バッグから出さないことがあります。

被写体を捉えるファインダーが、光学式から電子式に変わり、
撮影をした画像は、プリントをせずにモニターだけで見ることが多くなると、
いまの時代、写真は無形物といえるのかもしれません。
電子ビューファインダーは確かに便利で、恩恵も受けていますが、
目にダイレクトに光を感じながら、シャッターを切りたいとも思うのです。


 撮影地 : 東京都 吉祥寺
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■■■ 2015.4.26 ■■■
#315 銭亀

クサガメやイシガメの子供は、銭亀と呼ばれます。
我が家にいるのは、その名の通り500円玉くらいの大きさです。
クサガメは背中が尖がり、イシガメは平らなので、
この子はたぶんクサガメで、生後3ケ月くらいではないかと思います。

ちいさな亀ですが、正確な体内時計をお持ちなのか、
午後から夜はほとんど睡眠で、午前中に運動をします。
寝ている時には頭を縮めていますが、手足と尻尾は丸出しです。
無防備ということに、当人は気づいていないのかもしれません。
つぶらな目や尻尾が、なんともいえず可愛いです。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2015.4.29 ■■■
#316 The Prime of Life

松岡直也さんが亡くなられて、一周忌になりました。
晩年には、ライブのDVDがかなりの頻度で出たので、
死期を悟られているのではないかと、邪推をしていたのですが、
いまからして思えば、本当にそうなのかもしれません。
最後の演奏がされたのは、生誕の地の横浜でした。
悩んだ挙句に行きませんでしたが、本当に残念です。

The Prime of Lifeは、特に好きな1曲です。
人生で最高の時期というのはいつで、それはいつわかるのか。
自分のプライムは、これからならばよいのですが。


 撮影地 : 神奈川県 みなとみらい
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■■■ 2015.5.2 ■■■
#317 ビール日和

しばらく前までは、布団を干してもさほど暖かくはなりませんでしたが、
この数日は、少し出しただけでもぽかぽかです。

虫除けも兼ねて長袖で散歩に出ましたが、明らかに半袖にすべき日でした。
撮りたい時は飲まないことにしているのですが、どのように考えてみてもビール日和です。
自分で決めたルールなので、この瞬間に改正をすることにしました。

水分補給を我慢して、酒屋さんまで行きましたが、
配達専門店に変えたようで、酒類の自動販売機がありません。
都合よくルールを変えてはいけませんと、神様がお叱りになられたようです。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2015.5.4 ■■■
#318 水平垂直

写真を撮ると右か左に傾きますよね、と質問をされたことがあり、
そのようなことはないと思います、と答えた記憶がありますが、
このところの自分が撮影をしたものを見ると、そうかもしれないと感じます。
水平と垂直は、すべてにおいて必須というわけではないかもしれませんが、
水平線は少しでも曲がると、気になることがあるのです。

リバーサルフィルムで写していた頃は、三脚を立てていたので、
確認をしてから、シャッターボタンを押していたのですが、
デジタルになり手持ちで撮るようになると、かなりの頻度で傾きます。
画像処理で直せばよいという緩みが、心のどこかにあるのかもしれません。


 撮影地 : 東京都 浅草
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■■■ 2015.5.6 ■■■
#319 なにもせず

30や40の時には、あまり気にならないものの、
50の声を聞くと、さすがに年齢を意識するようになりました。
たかが半世紀というだけかもしれませんが、されどという気もします。
織田信長は享年49歳ともいわれ、そこを超えてしまいます。
信長さんと自分は、関係があるわけではないのですが。

反省しても後悔せずを、座右の銘として心掛けてきましたが、
後悔せずに反省もせずで、最近はよいのではないかと思います。
反省というものは、将来の成長のためになるものですが、
50という年齢は、反省からも解放をしてくれる気がします。


 撮影地 : 青森県 脇野沢
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■■■ 2015.5.8 ■■■
#320 慣れたスタイル

ひさしぶりに、広尾のギャラリーに行きました。
5年ほど前に、急性方向音痴を発症したため、
道に迷わないように、地図をプリントして持参します。

駅に着いて外に出ると、あたりの景色と自分の右手を見比べている人が多くいます。
いまの時代は、スマートフォンで地図を調べるのがスタンダードなのです。
そこにいくとガラケーで、なおかつ電話とメールだけしか使えない自分は、
老眼でも見える大きなA3のプリントで、目的地への道を確認します。
路上で紙を広げている人は、さすがに最近は見かけせん。
でも、これが慣れ親しんだスタイルなのです。


 撮影地 : 東京都 広尾
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