撮影地 : 東京都 浅草
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#284 3:2でいきます
デジタルカメラが開発された当初は、ビデオの撮像素子を流用していたため、
画像の横と縦は、テレビと同じ4:3でした。
しかし、35mmフィルムに合わせた3:2のセンサーが作られるようになり、
最近のデジカメの初期設定は、両者が混在していますが、
銀塩時代から慣れている比率のほうが、自分には撮りやすいのです。
そこで4:3の撮像素子のカメラも、3:2の設定にしてみたところ、
不思議なことに、撮影する時の気分が落ち着きました。
ふんどしを締めていた人が、急にパンツを履きなさいと言われても、
なかなか馴染めないのと、同じなのかもしれません。
撮影地 : 沖縄県 新原
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#285 一瞬の快感
撮影された高画質の動画から、静止画を切り出す4Kフォト。
動かない被写体が多い自分は、使う機会が限られそうですが、
スポーツの世界では、最高の一瞬を逃すことがなくなるかもしれません。
ひとコマずつ撮る従来の方法が、モリで魚を突くようなものだとすれば、
4Kフォトは、市場にある魚から最高の1匹を選ぶようなものかもしれません。
モリで突いた魚は自分が仕留めたものですが、市場の魚は漁師さんが捕まえたものです。
4Kは自分で撮影をしたというよりも、カメラが写してくれた中から選ぶ感じだと思います。
この方法では、撮影時の緊張感はあまり得られませんが、
シャッターボタンを押して時間を封じ込める瞬間が、自分には快感なのです。
撮影地 : 沖縄県 久米島
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#286 たまにはよいかな
いつもカメラを持ち歩いているので、天候には関係なく撮りますが、
ピーカンというのは、やはり気持ちがよいもので、
見慣れた景色でも、ついついレンズを向けたくなるのです。
フィルムで撮影をしていた頃は、青空は偏光フィルターで強調していましたが、
デジタルのせいか年齢的なものか、フィルターの着脱が面倒に感じるのか、
最近は、そのようなものは使わなくなりました。
ナチュラルなほうが飽きませんが、たまには濃度のある空もよいかなとも思います。
しかし、この写真はノーフィルターです。
撮影地 : 神奈川県 みなとみらい
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#287 このような日には
よくない日というのは、どのようなことも駄目なものです。
出かけようとして傘を開いたら、骨が外れてしまいました。
帰り道では、右の手袋がないことに気がつきます。
手首に紐で括りつけておいたのに、忽然と消えているのです。
指先だけが出るものなので、撮影をする時にないと困るため、
3ヶ月くらいしか使用をしていないのに、また買わないといけません。
このような日には、布団の中で寝ているのが一番ですが、
ドリフのコントならば、たぶん頭の上にタライが落ちてきます。
撮影地 : 東京都 練馬
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#288 ピントが合わない
なぜか、ピントを上手く合わせられない日があります。
マクロレンズで写す時は、微妙な違いでイメージが大きく変わるので、
オートに任せないで、ほぼ100%マニュアルフォーカスです。
望遠レンズも同じですが、マクロよりはオートでもピントが合うのと、
マニュアルだけで撮影を続けていると、目が疲れて痛くなるので、
最近は併用することが多くて、半々くらいかもしれません。
標準から広角系は被写界深度があるので、ほとんどがオートです。
ピントがなかなか合わないと、カメラが壊れているのかと疑いたくもなります。
具合が悪いのはカメラではなくて、たぶんピントが外れている自分です。
撮影地 : 東京都 原宿
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#289 もしかすると
高校1年生の春に、原因不明で鼻水が止まらなくなりましたが、
当時はまだ、花粉症は一般的ではないと思うので、
もしかすると、時代を先取りしていたのかもしれません。
いまでも、いつも風邪のような状態なので、
やはり、自分は花粉症かもしれないと気にはなりますが、
暗示にかかりやすい性格なので、お医者さんにそうだと言われたら、
一気に症状が吹き出しそうで、調べたことはありません。
情報過多の時代には、知らないほうがよいことが多い気がします。
撮影地 : 東京都 銀座
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#290 元町壱番館のこと
この季節になると、函館の元町壱番館という喫茶店を思い出します。
あまりの大雪で動けずに、カメラ片手に軒先で凍えていると、
注文をしなくていいので中へどうぞと、ウェイトレスさんが入れてくださいました。
当時は学生で、お茶を飲むという贅沢は考えられず、
お言葉に甘えて、暖だけ取らさせていただいたのです。
喫茶店に入る余裕ができてからは、数回お邪魔をしましたが、
ひさしぶりに訪れてみると、閉店して建物がありません。
あの時のウェイトレスさんも、60歳近くになられているはずです。
函館のどこかで、お元気にされていることと思います。
撮影地 : 北海道 函館
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