なまらなんくるないさ



■■■ 2014.11.2 ■■■
#231 過去を残す

遠路はるばる、甥が来日をすることになりました。
義兄がオーストラリア人なので、国籍は日本ではありません。
その義兄もハーフなので、正確には甥はクオーターのはずですが、
どこからどう見ても、バリバリの外国人です。

ひさしぶりに電話で話しましたが、オジサンみたいな声に驚きました。
どのように変貌を遂げたのか、気になります。
手元に可愛い頃の写真がありますが、もうそのように撮るのは難しそうです。
これからは、クマみたいな男性を写すことになるのかもしれません。
決して戻れない過去を、写真は見える形で残してくれます。


 撮影地 : 埼玉県 航空公園
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2014.11.5 ■■■
#232 後の十三夜

また、お月さまの情報をいただきました。
9月8日が十五夜で中秋の名月、10月6日が十三夜で後の名月。
いつもの年であれば、名月はこの2回だけですが、
今年は171年ぶりに3回目があり、それが11月5日で後の十三夜と呼ばれます。
旧暦では3年ごとに閏月が入り、今年がそうなのですが、
9月が閏月として2回あるので、十三夜の名月も2回ということになります。
ややこしくて、書いている本人もよくわかりません。

昼間はどんよりとした空で、お月さまにお逢いできないかと心配をしたものの、
夜遅くになり、雲間から朧げに顔を出していただけました。


 撮影地 : 東京都 練馬
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2014.11.7 ■■■
#233 またまたデザインフェスタ

#063と#149でご紹介したデザインフェスタに、また行きます。
初めての時は軽い気持ちで出かけたら、会場の熱気にノックアウト。
2回目は慣れたこともあり、少しだけ買い物をしました。
今回は3回目ということで、かなり落ち着いて歩けそうです。

それはそれでよいのですが、怖いのは衝動買いです。
普段は休眠している物欲悪魔も、この時ばかりは活性化をします。
油断をすると手あたり次第に買いそうなので、左手で右手を掴んでおかないといけません。
といいながらも、今回は大きめのバッグで出かけようと思います。
いやはや、何を考えていますのやら。


 撮影地 : 東京都 国際展示場
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2014.11.9 ■■■
#234 湯呑の底に

楽しんで参りました、大盛況のデザインフェスタ。
3回目ともなると勝手がわかり、以前よりもスムーズに動くことができました。

会場で購入をしたもののひとつが、佐賀の陶芸家さんの湯呑茶碗です。
外から見ると純白の焼物ですが、底には蛙の頭があります。
これを見た家の者が、なんで茶碗の底に蛙がいるのかと、
普通の人が自然に感じる、ごく当たり前の疑問を呈しておりました。

グラスの底に顔があってもいいじゃないかと、その昔に偉大なアーチストは仰いました。
湯呑の底に蛙の頭が見えていても、よいはずです。


 撮影地 : 東京都 練馬
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2014.11.11 ■■■
#235 ボンクラのたわごと

自分でも驚くほど、やる気が出ない日があります。
やる気、0%。
ファンタだって、1%くらい果汁が含まれていたと思います。
このような日は、ケアレスミスが多くなります。
ケアレスミスなどというと、聞こえがよいのですが、
要するに、ボンクラということです。

これは、愛知の陶芸家の方のビアジョッキ。
釉薬(ゆうやく)なのか、赤く垂れているのが素敵です。
黄葉を背景に、柔らかな光が射していました。


 撮影地 : 東京都 練馬
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2014.11.13 ■■■
#236 ついていない日

新宿高野に行くと、シャッターが閉じられています。
定休日があるとは思わず、調べてみたところ、
なんと年に3日だけお休みがあり、まさにずばりでした。
年に数回行くかどうかなのですが、日頃の行いの悪さが丸出しです。

焼鳥屋さんでレバーを買おうとしたら、ケースの中に2本しかなくて、
すぐ前のお客さんが、注文をしてしまいました。
次に焼き上がるまでには、15分くらいかかるそうです。

このような日には、おとなしく帰るのがよいと思います。


 撮影地 : 東京都 新宿
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2014.11.15 ■■■
#237 天使は野党

1年半ぶりくらいで、新しいカメラを手に入れました。
仕事柄、カメラを購入する頻度は高いのですが、
それにしても、買い過ぎかもしれません。
とまあ、一応は反省のポーズは示しつつも、
これからも、また手を出してしまいそうです。

早まらないで、という天使の声と、
買うなら今でしょ、という林先生のような悪魔が、
しばらくの間、店頭で交錯していましたが、
残念ながら、天使は少数派です。


 撮影地 : 東京都 表参道
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2014.11.17 ■■■
#238 写真の魅力

神戸さんの写真は安らがないですね、と言われたことがあります。
シャッターを切るごとに、心の安泰を考えているわけではなくて、
撮りたいものを写した結果ですから、仕方がないのです。

もしかすると、それは心理状況からきている気もします。
写真というものは、自分を鏡のように表しているのかもしれません。

そもそも、自分らしさとはどのようなものなのか、
30年以上も撮影をしてきたのに、いまだに掴めません。
それもまた、写真の魅力かもしれません。


 撮影地 : 東京都 練馬
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2014.11.19 ■■■
#239 クリスマス・クワイア

クリスマス・クワイアを購入して、店から出ると、
隣りのビルの前に、多くの人がいます。
30年以上も続く、ミキモト名物の大きなツリーです。
しかし、今年で見納めだと聞きました。

ひとつひとつを、正確に写す必要はないので、
ピントを手前に外して、光の粒を柔らかく大きくしました。
まんまるではありませんが、最近のレンズはボケが綺麗です。
昔の製品だと、角ばることもあります。
華やかなハーモニーは、あたかも色彩のクワイアのようです。


 撮影地 : 東京都 銀座
写真をクリックすると拡大します



■■■ 2014.11.21 ■■■
#240 ありがとう、コンビニ

待ち合わせ場所の近くで、ネクタイを忘れたことに気がつきました。

あたりを歩いてみると、コンビニが見つかり、
駄目でもともとで覗いてみると、なんとありました。
2本だけですが、どちらも意外と悪くない感じです。
右手と左手に持ちながら、思わぬところで迷います。
どうせなので、両方とも買おうかと考えましたが、
本日の趣旨を改めて冷静によく考えて、1本だけに絞りました。
千円なのに、高級ブランド品との違いがわからないのですが、
見る人が見れば、一目瞭然なのかもしれません。


 撮影地 : 東京都 神宮前
写真をクリックすると拡大します


トップページはこちら   「なまらなんくるないさ」掲載一覧はこちら   前のページはこちら   次のページはこちら