なまらなんくるないさ



■■■ 2014.9.3 ■■■
#201 理想のカメラ

最近、義兄が腰痛に悩まされているようです。
現在はフリーですが、元は報道系のカメラマンなので、
重い機材を担いでいた影響が、いま出ているのかもしれません。

このところ手首が痛みますが、これもカメラのせいではないかと思います。
カメラは重いほうがブレにくいらしいのでが、体に負担がかかります。
理想のカメラは、ある程度の持ちやすい大きさがあり、そこそこ軽くて、
持ち運ぶ時には、コンパクトに畳めるものかもしれません。

そのような都合のよいものは、なかなかありませんが。


 撮影地 : 東京都 神宮前
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■■■ 2014.9.5 ■■■
#202 ぶらりぶらり

電車でひと駅なので、広告制作会社まで歩くことにしました。
カメラが一緒ならば、ぶらぶらしても飽きません。

しばらくすると、祖父母が住んでいた場所の近くだと気がつきました。
かなりの昔のことで、街並みは大きく変化をしていますが、
子供の頃のことは、よく覚えているものです。
いまは、朝ごはんに何を食べたのかすら思い出せません。

想像をしていた以上に時間がかかりましたが、なんとかたどり着いたものの、
くたくたになり、仕事をする気になりませんでした。


 撮影地 : 東京都 神宮前
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■■■ 2014.9.7 ■■■
#203 フックのある写真

時間ができたので、写真展を観に行きました。
このサイトと似た感じの作品が並んでいたので、親近感が湧くとともに、
なんとなく、自分を客観的に見ているような気もしました。
それもまた、写真展のよいところかもしれません。

わかりやすくて、なおかつフックのない写真は、
それはそれでよいのですが、さらさらと観てしまいがちで、
逆にあまりにわかりづらいと、さすがにつまらないものです。
わかるようなわからないような、そして少し気にかかるようだとよいものの、
その匙加減というか塩梅が、難しいのかもしれません。


 撮影地 : 東京都 原宿
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■■■ 2014.9.9 ■■■
#204 普通のムーン

9月8日の中秋の名月は、雲で遮られてしまいました。
中秋は仲秋とも書きますが、NHKは中秋で統一をしているそうです。
中秋は旧暦8月15日を、仲秋はその月すべてを意味するので、
十五夜に限るのであれば、中秋が相応しいようです。
昨年の中秋の名月は、「晴れ, ときどき更新」の#041でご紹介をしました。

9月9日は、月が地球に最も接近するスーパームーンです。
天気さえよければ、いつもよりも大きくて明るい満月が見られます。

この写真は、普通のムーンです。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2014.9.11 ■■■
#205 ひどいひと

子供の頃に、姉からハエのことをセミだと教わりました。
図鑑で見ると確かによく似ていますが、なぜ鳴かないのか不思議でした。
当たり前です、ハエですから。

おかしいと思い始めたのは、大きさを理解するようになる頃です。
本によると、セミは5センチくらいはあると書いてありますが、
姉が教えてくれたセミは、遥かに小さいのです。
当たり前です、ハエですから。

ワニはワニワニと鳴くんだよ、とも教えてくれました。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2014.9.13 ■■■
#206 さらにひどいひと

子供の頃、姉に騙されていましたが、
父からも、さまざまな嘘を教えられたものです。

くまのプーさんの貯金箱に、父が名前を書いてくれることになり、
まだ漢字を知らなくて、どのように書くのだろうかと楽しみにしていると、
渡されたプーさんには、「珍平」とありました。
それからしばらく、自分は珍平だと思い込んでいたのです。

それではまるで、落語家の林家さんではありませんか。
お尻にマジックで珍平と書かれたプーさんも、いまから思えば不憫です。


 撮影地 : 東京都 目黒
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■■■ 2014.9.15 ■■■
#207 夢のレンズ

いまさらながら、撮影をしていて思うことは、
自分の見た感じと同じレンズは、存在をしないということです。
ヒトの目とは違うのですから、当たり前かもしれません
やはり、人間は精巧にできています。

28mmレンズの画角が、自分には合いますが、
主要な被写体は、100mmくらいのレンズで見ている感じです。
ひらたくいえば、見えている範囲は28mmで、
凝視しているところは100mmの大きさで写れば、目に近くなるのかもしれません。
技術の進歩で、そのようなレンズが開発されることを期待しています。


 撮影地 : 神奈川県 関内
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■■■ 2014.9.17 ■■■
#208 横浜と小樽

山口洋子さんが、お亡くなりになりました。
「よこはま・たそがれ」を、作詞された方です。

子供の頃に最初に覚えた歌謡曲が、「よこはま・たそがれ」です。
大人の歌詞を、どのような心情で聴いていたのか。
ほかには、「小樽のひとよ」があります。
これもまた、ずいぶんと渋いです。

横浜だとか小樽だとか、港町ばかりで、
ちいさい頃から、旅好きの片鱗が感じられます。


 撮影地 : 北海道 小樽
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■■■ 2014.9.19 ■■■
#209 感動のご対面

子供の頃に見た昆虫図鑑の中で、一番のお気に入りはルリボシカミキリでしたが、
家の近くでは見当たらず、どこに行けばいるのかもわかりませんでした。

それから幾星霜、旅先で歩いていると派手な虫がいるではありませんか。
ルリボシカミキリだと、すぐにわかりました。
印刷の色指定でシアン80%くらいの、自然のものとは思えない鮮やかさです。
想像をしていたよりも小型ですが、それがより宝石のように感じられました。
黒いモコモコがついた髭も、なかなかに素敵です。

40年かけてようやく見つけた時のことは、忘れられません。


 撮影地 : 北海道 野幌
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■■■ 2014.9.21 ■■■
#210 まるで海外

秋葉原の変貌をテレビでは観ていましたが、目の当たりにして驚きました。
歩いている人は若者か、自分のような一見ワカモノ風オジサンがほとんどです。
アニメで溢れていますが、知らないキャラクターばかり。
我が家の漫画本は、のらくろと冒険ダン吉でしたから仕方がありません。
メイドさんやクノイチみないな女性に、左右から声をかけられます。
昔からマニアックなところでしたが、その幅がとんでもなく広がりを見せているようです。
おでん缶の自動販売機が存在していた場所を探してみましたが、見つかりません。
街の景色は非日常的で、日本語ではない言語が飛びかいます。
あまりの変貌ぶりに、海外旅行に来たような感じすらしますが、
少し裏道に入ると、日本的な風景も残されているのでした。


 撮影地 : 東京都 秋葉原
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