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#1921 電線問題
かつて、高名な写真評論家とネイチャーフォトグラファーが、
写真に電線を取り込むべきか否かで、大論争をしていました。
美しい風景を写すのであれば、一般的には外すことが多いはずですが、
ここでは縦横無尽に張られた景色が面白くて、シャッターを切りました。
必ずしも避けるだけではなくて、柔軟に対応をするのがよい気がします。
電力が空気中を飛んで供給されて、地上から電柱がなくなる日が、
いつか訪れるのかもしれませんが、まだかなりの時間がかかりそうです。
その頃は自分は完全にお陀仏なので、空から見守りたいと思います。
撮影地 : 東京都 とうきょうスカイツリー
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#1922 そろそろ夏へ
6月に入り、そろそろ海のシーズンを迎えます。
昨年はコロナ禍が明けた直後で、手探りの状態でしたが、
この夏は、ついに完全復活という感じで、
さらには、記録的な暑さも予想されているため、
江ノ島の海岸は、とんでもなく賑いそうです。
もうしばらくして、海の家の設置が始まると、
景色は一変して、海水浴場へと衣替えになります。
いまはまだ、砂浜は何もない状態なので、
静かなうちに、もう少し歩いておくつもりです。
![](n1922S.jpg)
撮影地 : 神奈川県 片瀬江ノ島
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#1923 静かな公園
多摩川と鉄道が交差をする場所を、このところよく歩いています。
今回は京浜急行電鉄ということで、向かう先は六郷土手です。
下流は六郷川とも呼ばれていて、橋の正式な名称も六郷川橋梁です。
かなり大きなトラスで、古そうな感じがするものの、
まだ還暦を迎えてはいないので、自分のほうが先輩になります。
車窓から眺めると、河川敷に広い公園があるので、
平日の昼下がりには、多くの親子連れが遊んでいるのかと思いきや、
実際に足を運んでみると、まるで人影がありませんでした。
![](n1923S.jpg)
撮影地 : 東京都 六郷土手
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#1924 自分の眼とカメラの眼
旅の思い出を残す目的で、写真を始めたのですが、
いまはその延長線上で、日々の気になる光景も写しています。
記録的な面が強いので、クリエイティブな何かを創り出すというよりは、
自分が眼で見た印象と、カメラが捉えた画像のギャップを、
可能な限り埋めて、できるだけ両者が近づくように撮影をしています。
シャッターを切るまでの手順やポイントは、ほぼルーティン化されて、
創造力はあまり必要としないので、スランプに陥りにくい気がします。
長く撮り続けられている理由の、ひとつかもしれません。
![](n1924S.jpg)
撮影地 : 東京都 有楽町
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#1925 出港間近
いまの時期は冬とは違い、寒くなくて夜景が撮りやすいのですが、
なかなか暗くならないため、撮影を始められる時刻が遅くなります。
昼間の時間が一年で最長になる夏至は、今年も6月21日です。
日の出が最も早いのはその1週間前で、日没が遅いのは1週間後になり、
地球の公転によりずれますが、相変わらず詳しいことは知りません。
クルーズ船のウエステルダムが、新港ふ頭に停泊をしています。
2本の煙突が、クラシックな感じで魅力的です。
出港が近づいて煙が立ち昇ると、さらに素敵な光景になりました。
![](n1925S.jpg)
撮影地 : 神奈川県 みなとみらい
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#1926 7年前の景色
インバウンドで、最近はいつも混んでいる富士急行線ですが、
観光客で賑わう駅は、ほぼ限られています。
三つ峠駅で電車から降りたのは、わずかにひとりでした。
改装されて待合室が広くなり、案内所らしきカウンターができて、
これからはツーリストの拠点になる、というような雰囲気ですが、
まだ何も置かれていなくて、誰もいません。
帰りに乗車をしたのも、自分だけです。
いまは駅前の店舗も取り壊されて、時の流れを感じます。
![](n1926S.jpg)
撮影地 : 山梨県 三つ峠
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#1927 もう夏なのかも
3日ほど前に30℃に達して、今年初めての夏日を記録しましたが、
この日は一気に33.2℃まで上がり、もう夏なのかもしれません。
5月に33℃超えを連発した昨年に比べれば、遅いペースですが、
その頃の気候は、とんでもなくどうかしていたので、
これでも、十分に早過ぎるような気がします。
暑さなどはものともせずに、若い頃は出かけていましたが、
いまそのようなことをしようものなら、魂が抜け出てしまいます。
家にいてエアコンで涼んでいるのが、たぶん正解です。
![](n1927S.jpg)
撮影地 : 神奈川県 鎌倉高校前
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#1928 ひとつの町
ロイヤル・プリンセスは、19階建ての超大型クルーズ船です。
客室数は1780もあり、帝国ホテルの本館が570なので、
部屋の広さは別として、数だけを比べれば3倍も違います。
乗客定員は3560人で、乗組員も合わせると4900人を超えます。
日本の法律による町の基準は、人口が5000人以上なので、
ほぼその要件をクリアして、ほとんど海に浮かぶ地方自治体です。
7階のデッキを歩く人が、豆粒のように見えます。
この船でかくれんぼをしたら、死んでも見つからないかもしれません。
![](n1928S.jpg)
撮影地 : 神奈川県 生麦
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#1929 心置きなく
目の前の光景を残す手段として、カメラはとても便利ですが、
絵画のほうが、より優れていると感じる時もあります。
撮影をする際には、まず構図を決めるために、
手持ちの機材から、最も適したレンズを選びますが、
見たイメージに寄せることはできても、完全に同じにはなりません。
絵であれば、その人の眼が捉えたままに描けるのです。
大前提として、ある程度の画力が必要ですが、
幸か不幸か自分にはないので、心置きなく写真を愉しめます。
![](n1929S.jpg)
撮影地 : 茨城県 大洗
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#1930 いまいちな日々
カメラの電池を交換しようとしたら、予備を忘れたようです。
1年に一度くらい同じことをして、しばらくは気をつけるものの、
基本的に阿呆なので、忘れた頃にまたしでかします。
デジタルカメラは、バッテリーがないとファインダーも覗けなくなり、
鉄アレイを持ち歩いているのと、なんら変わりがありません。
撮影ができない帰り道は、機材がずしりと重く感じられます。
何も悪いことをしていないのに、翌日は腰が痛いので、
外出をするのをやめて、このところ我が家にいる鳥を撮りました。
![](n1930S.jpg)
撮影地 : 東京都 練馬
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