■■■ 2024.3.15■■■
#1881 敷居が高くて
銀座にあるブランドショップは、どんどん数が増えて、
規模も大きく、ファサードも豪華な感じがします。
かつてはどの店も、それなりに覗ける気軽さがありましたが、
最近の傾向は、黒服のドアマンが案内をするスタイルなので、
股下が短い自分には敷居が高くて、おいそれとは入れません。

並木通りにあるルイ・ヴィトンの外壁は、水の柱をイメージしたそうで、
あたりの景色を反射する模様が、時刻や眺める場所により変化をします。
写真に撮るだけではなくて、たまには店内を見てみたくなるものの、
入口に立つと、ザリガニみたいに腰が引けてしまうのです。


 撮影地 : 東京都 銀座
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■■■ 2024.3.17■■■
#1882 手持ちで夜景
自分が写真を始めた頃の撮影機材は、現在とはまるで別物で、
たとえるのならば、洗濯板とドラム式乾燥洗濯機くらい違う感じです。

新しい機能で最もありがたいのは、手ぶれ補正かもしれません。
搭載された製品が出た時は、ほんまかいなと眉唾ものでしたが、
いまではもう、なしでは生きてはいけないくらいです。

補正の能力も年々強化されて、最新の機種ではもう脱帽です。
ズームレンズの望遠側で、手持ちで4分の1秒のシャッターが切れると、
あまりにありがたくて、カメラを拝みたくなります。



 撮影地 : 神奈川県 日本大通り
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■■■ 2024.3.19■■■
#1883 写真と修整
つい先日に公開された英王室の家族写真には、加工を施していると、
キャサリン皇太子妃が、SNSで謝罪をしました。
今回の内容であれば、多少の修正ならば問題はなさそうに思われますが、
僅かでも手を加えた画像は、報道の用途には相応しくなく、
グレーゾーンを作らないことを、世間に示す必要があるとすれば、
メディアが使用を見送るのは、正しい判断かもしれません。

写真術が発明された頃から、すでにネガの合成は行われていて、
現代のスマートフォンでも、誰もがレタッチ機能を普通に使いますから、
写真と修整の関係は、そもそもが不可分なものなのかもしれません。


 撮影地 : 東京都 表参道
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■■■ 2024.3.21■■■
#1884 都電荒川線〜大塚駅
大塚を訪れたのは、なんと40数年ぶりです。
当然のことながら、あたりの変貌ぶりには驚かされました。

都営荒川線が、JRの駅の回りをぐるりと走ります。
フミキリと地面に書いてありますが、遮断機はなくて、
左右で点滅をする赤いランプもなければ、警報音もソフトな感じです。

車両が近づいて来ても、急いでいる場合には、
きちんと目視で確認をしながら、横断をする人もいるようです。
この緩やかな雰囲気も、路面電車の魅力かもしれません。


 撮影地 : 東京都 大塚
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■■■ 2024.3.23■■■
#1885 再び水上バスで
一部が運休をしていた水上バスが、3月から元に戻り、
豊洲からの便も復活をしたので、いそいそと乗りに出かけます。

運賃が2割ほど値上がりをしましたが、諸物価も高騰をしていますし、
旅客定員が41名のところ、この日の乗客は自分ひとりだけなので、
貸切だと考えれば、むしろ安いくらいかもしれません。

出航をすると、岸壁にいた男の子が、
ばいば〜いと言いながら、手をひらひらさせたので、
こちらも振り返すと、お父さんがぺこりとお辞儀をしてくれました。


 撮影地 : 東京都 豊洲
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■■■ 2024.3.25■■■
#1886 ジョージ・ホイニンゲン=ヒューン写真展
シャネル ネクサス ホールに行くのは、十数年ぶりです。
前回に訪れた時には、正面のエントランスから気軽に入れたものの、
いまは入店待ちの買い物客の行列ができて、きちんとドアマンがいます。
写真展を観るには、裏口にエレベーターがあることを教えてもらい、
そこに向かうと黒服の人がいて、4階の会場にも案内係がいました。

ジョージ・ホイニンゲン=ヒューンさんは、ロシアの貴族の出身で、
パリに亡命をして、その後はアメリカへと活躍の場を移しました。
20世紀の前半に、ファッションやモードを撮り続けて、
この一番左の写真が、たぶん最もよく知られている作品だと思います。


 撮影地 : 東京都 銀座一丁目
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■■■ 2024.3.27■■■
#1887 柔らかな光で
海外から訪れるクルーズ船が、今月から一気に増えています。
横浜に初入港をするリビエラを見るために、新港ふ頭に行きました。

さほどの事前情報もなく出かけたら、その大きさに驚きです。
3分の1ほどのにっぽん丸が、大さん橋に停泊をしているので、
場所を交替したほうがよいのではと、余計なお世話を考えてしまいます。

雲が出てきましたねと、船の撮影をしている人に声をかけられたので、
光が柔らかくてよい感じですと答えると、怪訝そうな顔をされました。
一般的には、やはり晴れた青空のほうが好まれるようです。


 撮影地 : 神奈川県 みなとみらい
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■■■ 2024.3.29■■■
#1888 お洒落なお店で
我が身にはやや不相応な感じの、お洒落なレストランに入りました。
メニューの言語は、確かに日本語なのですが、
ハンバーグとか親子丼とか書いてあれば、すぐにわかるものの、
初めてお目にかかる単語ばかりで、どれも料理の姿が思い浮かびません。

六法全書を読んでいるかのようで、徐々に眉間に皺が寄り、
ウエイターさんが、こちらの様子をちらちらと伺うものの、
なかなか注文が決められず、どんどん時間が過ぎてしまいます。
ココナッツカレーという文字だけは、さすがに理解ができたので、
渡りに船とばかりに、それをいただきました。


 撮影地 : 神奈川県 日本大通り
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■■■ 2024.3.31■■■
#1889 ようやく開花宣言
ようやく3月29日に、東京でソメイヨシノの開花が宣言されました。
2月の中旬までは、史上最速で咲く可能性があると言われていたのに、
これほどずれ込むとは、予測ができた人はいないと思います。
昨年よりも15日、平年に比べても5日も遅いそうですが、
早ければよいのかというと、そういうものでもなくて、
首を長くして待つのも、風流かもしれません。

このところ街路樹で植えられる桜は、花の赤が濃い品種が多いようです。
花持ちが長いということで、選ばれているのかもしれませんが、
淡いピンク色のほうが、春に相応しい感じがします。


 撮影地 : 東京都 銀座一丁目
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■■■ 2024.4.2■■■
#1890 あちらにもこちらにも
お墓参りで、山梨へと向かいました。
昨年の春でもかなりの人出なのが、さらに今年は増えて、
JRの特急は超満席で、富士急行線は通勤ラッシュ並みです。
あたりに日本人は見当たらず、たぶん9割は外国人のため、
自分が海外旅行をしているような、錯覚に陥ります。

一昨年に訪れた時の下吉田は、コロナ禍で静かでしたが、
いまは様相が違い、インバウンドで大賑わいです。
商店街で撮影された富士山の写真が、インスタグラムで話題になり、
同じ場所で写そうとする観光客が、大挙して押し寄せています。


 撮影地 : 山梨県 下吉田
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