なまらなんくるないさ



■■■ 2022.10.13 ■■■
#1631 鉄道開業150年

日本で鉄道が開業をしてから、今年で150年になります。
関連をするテレビ番組が、このところ目白押しです。

新橋と横浜を結ぶ区間で、公式に営業が開始された10月14日が、
かつては鉄道記念日、いまは鉄道の日として制定をされていますが、
その4ヶ月前には、すでに品川との間で仮開通をしていたそうです。

当時の駅舎は、現在の桜木町に置かれていました。
近くにあるビルの床には、古い双頭レールが埋め込まれていて、
記念すべき場所として、往時を偲ぶことができます。


撮影地 : 神奈川県 桜木町
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■■■ 2022.10.15 ■■■
#1632 富士急行線で撮り鉄 1

ロックバンド、フジファブリックの創設時のメンバーで、
富士吉田が地元である志村正彦さんの肖像が、下吉田駅のホームに飾られています。
2009年に29歳の若さで亡くなられて、生前の活躍を記すために設置をされました。
電車が近づくと流れるのは、バンドの曲です。

背後を走るのは、半世紀ほど前に京王帝都電鉄で使用されていた車両で、
車内のスピーカーに書かれたKTRの文字は、その頃の名残です。
現在の車体は、当時のアイボリーの塗装で、
そのシンプルな色は、手前のパネルを引き立ててくれます。
シャッタースピードを落として、少しだけぶらしてみました。


撮影地 : 山梨県 下吉田
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■■■ 2022.10.17 ■■■
#1633 富士急行線で撮り鉄 2

初めて、禾生(かせい)という駅で降りてみます。
桂川に掛かる鉄橋は、石積みの橋脚が素敵です。

よいタイミングで、富士山ビュー特急が来ました。
かつては、新宿と御殿場を結ぶ特急あさぎりで使われていたものが、
富士急行に譲渡をされた後に、短い編成に組み直されて、
車体の色や内装も新しくなり、この地で再び活躍をしています。

どのような車両が来るのかを、事前に調べることはしません。
誰が現れるのだろうかと、楽しみに待つのです。


撮影地 : 山梨県 禾生
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■■■ 2022.10.19 ■■■
#1634 富士急行線で撮り鉄 3

警報器が鳴らないのに、遮断機が下りています。
故障をしているのかと思いきや、そうではありません。
通る人が自分で上げ下げをする、セルフサービス方式なのです。

踏切があるのを意識して、確認を促すことで、
漠然と渡るよりも安全性が保てる、という狙いのようです。
通行量が少ないからこそできますが、なかなかよいアイデアかもしれません。

ここでは高速のシャッタースピードを選んで、電車がぶれないようにします。
人気アニメのイラストが、ぴたりとはまりました。


撮影地 : 山梨県 禾生
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■■■ 2022.10.21 ■■■
#1635 屋外スタジオ

丸の内はオフィス街で、平日でも午前中の路上は静かです。
あたりには、銀座とはまた違うブランドのブティックが多くて、
落ち着いた雰囲気で高級感もあり、抜けのある写真が撮れるので、
あちらこちらで、よくロケ隊を見かけます。

有楽町から東京駅まで、仲通りを歩いてみると、
外国人のモデルさんや、ウェディングドレスの女性など、
数えてみると、11組もの撮影が同時に行われていて、
ほとんど、屋外スタジオのようでした。
スマートフォンで写すカメラマンは、まだいないようです。


撮影地 : 東京都 有楽町
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■■■ 2022.10.23 ■■■
#1636 懐しき札幌駅

現在の札幌駅は、巨大なビルにたくさんのテナントが入り、
シネコンや、地上160メートルの展望台もあり、
鉄道を利用する以外にも、多くの人が集まる場所です。

自分がよく旅をしていた頃は、大きな駅ではあるものの、
地下街が中心で、いまとは比較にならない規模でした。
寝台列車で道内の各地と結ばれていたので、ハブのような役割を果たして、
まだ携帯電話はないために、旅人の情報交換の場は駅の伝言板です。
黒板にチョークで書き込むという、超アナログな光景が、
物語の世界のように、懐かしく思い出されます。


撮影地 : 北海道 札幌
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■■■ 2022.10.25 ■■■
#1637 眠たくなる海

車窓から見える景色が、気持ちよさそうなので、
なんとなく、安房小湊駅で下車をしてみます。

海沿いに歩くと、少しずつ人が増えてきて、
さらに先に進むと、誕生寺というところに着きました。
日蓮宗の宗祖である日蓮聖人の、生誕の地なのだそうです。
無計画に旅をしていると、初めて知ることがよくあります。

薄曇りの柔らかな光で、波も穏やかです。
ぼんやりと海を眺めていたら、眠たくなりました。


撮影地 : 千葉県 安房小湊
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■■■ 2022.10.27 ■■■
#1638 鉄道遺産~トンネル

かつて、国鉄の足尾線で使われていた琴平トンネルは、
ダムの建設により鉄道のルートが変わり、現在は遊歩道になりました。

内部はコンクリートではなくて、煉瓦で組まれているため、
いまの時代にはない、アナログな雰囲気が魅力的ですが、
積み方がランダムで大丈夫なのだろうかと、少々心配になります。

地下水が染み出して、外から入り込む光で輝いています。
天井が広く写るように、カメラを地面すれすれに構えたので、
肘を安定させることができて、スローシャッターでも手ブレを抑えられました。


撮影地 : 群馬県 神戸
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■■■ 2022.10.29 ■■■
#1639 鉄道遺産~信号機

足尾銅山が閉山になるまで、鉄道は重要な輸送手段でした。
現在の終点である間藤駅から先は、部分的に線路や踏切が残るものの、
事実上は廃線の状態で、もう列車は通りません。

昔の足尾本山駅のそばに、かつて使われていた腕木式信号機があり、
以前は近くまで歩けて、撮影もできましたが、
いまは道路が鉄パイプで遮断をされてしまい、入れないようです。

そのままこの場所で保存をするのか、綺麗に赤く塗り直してあります。
寄れるぎりぎりのところから、中望遠で写してみました。


撮影地 : 栃木県 間藤
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■■■ 2022.10.31 ■■■
#1640 ハロウィンは10月末日

ハロウィンの起源は、古代ケルト人のお祭りなのだそうです。
その当時は11月1日が新年の始まりで、実りの秋の時期でもあり、
死後の世界の扉が開き、先祖の霊が家に帰る日ともされていて、
大晦日と収穫祭とお盆が、一緒に訪れるようなものかもしれません。

かつてはさほど知られていませんでしたが、最近は日本でも一般的になり、
魔除けのための変装が、仮装イベントのように行われて、
伝統民芸品の金魚ちょうちんも、ジャック・オー・ランタン化をしていました。
10月31日が当日ですが、飾り付けは8月からされていたりするので、
いつが本番なのだろうかと、なんだかわからなくなることがあります。


撮影地 : 東京都 目黒
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