なまらなんくるないさ



■■■ 2022.7.21 ■■■
#1591 むしろ曇りでも

各地の観光地では、人出が戻りつつあり、
これからの夏休みで、さらに期待をされていましたが、
コロナウイルスの感染拡大が第7波に入り、再び怪しい雲行きです。
さりとてまた巣ごもりばかりだと、ミノムシになりかねないので、
きちんと対策を取りながら、出かけてみたいと思います。

影の出方を気にせずに、カメラのアングルを選びやすいので、
晴れていないほうが、個人的にはより撮影日和かもしれません。
一見つまらなそうな曇り空も、天然の白いホリゾントになり、
ディフューズされた光で、柔らかな感じの写真が撮れます。


撮影地 : 東京都 浅草
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■■■ 2022.7.23 ■■■
#1592 湖水夕景

帰り道の車窓から、綺麗な景色が見えました。
バスはまだあるので、途中下車をしてみます。

そこはダムにより作られた人造湖、笹川湖です。
ボートは遊覧用ではなくて、バスフィッシングのためのもので、
夕刻ということで、三々五々と釣り人が戻ります。

山の端に太陽が沈み、水面の輝きは徐々に弱まり、
ほどなく、漆黒の闇に包まれました。
写真は光でできていると、つくづく感じます。


撮影地 : 千葉県 上総亀山
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■■■ 2022.7.25 ■■■
#1593 これも摂理

昭和の高度成長期には、石炭の産出で栄えた街も、
いまは閉山をして、人口がかなり減りました。

炭鉱住宅の解体が、徐々に進んでいるようです。
我が団地の取り壊しを、同じように見ているので、
身につまされるものの、美しい光景にも思えてしまいます。

長く暮らした場所が、この世から消えるのは寂しいですが、
新しいものが生まれるには、いまある何かが退場をすることも必要で、
それはそれで、自然の摂理かもしれません。


撮影地 : 北海道 鹿ノ谷
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■■■ 2022.7.27 ■■■
#1594 探検気分

横浜港の名物のひとつ、スカイダックです。
動きが可愛くて、見かけると写してしまいます。

水陸両用バスと呼ばれて、基本的には船ではないので、
水上ではスピードが出なくて、ゆるゆると移動をしている感じですが、
その代わりに小回りが利くようで、大型船にかなり接近ができます。

#1511では、海上保安庁の巡視船に沿うように航行をして、
クルーズ船の飛鳥Ⅱには、触れそうなほどにまで近づいていました。
観光というよりも、探検気分かもしれません。


撮影地 : 神奈川県 日本大通り
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■■■ 2022.7.29 ■■■
#1595 帰り道で

丸の内南口の改札を出て、横断歩道で信号待ちをしていると、
東京中央郵便局の大時計が、水溜まりに映り込んでいました。

いそいそと、バッグからカメラを取り出します。
午後10時近くで暗いために、感度の設定は6400です。
シャッタースピードは30分の1秒なので、手ぶれには気をつけないといけません。

虚像なので、ピントを慎重に合わせていると、
地面にレンズを向けて、あの人は何を写しているのだろうかという、
周囲からの視線を、ちらりほらりと感じます。


撮影地 : 東京都 東京
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■■■ 2022.7.31 ■■■
#1596 チョイ撮り鉄

列車の写真を掲せているので、鉄道カメラマンだと思われて、
たまに質問をされることがありますが、まともな答えができません。
いつも旅をする時にお世話になるので、身近な乗り物ではあるものの、
専門に撮る人に比べると、あまりに知識が浅すぎるのです。

本格的に被写体にする方々は、いくつもの撮影ポイントをご存じなのに、
そのような場所を、自分はひとつも知らなくて、
駅のまわりやホームで、チョロッとスナップをしたものがほとんどです。
それでも、そこそこの数は写していますから、
自称チョイ撮り鉄くらいならば、名乗れるかもしれません。


撮影地 : 千葉県 仲ノ町
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■■■ 2022.8.2 ■■■
#1597 黄昏時

1日のうちの、どの時間帯も好きですが、
ひとつだけを選ぶとしたら、夕暮れ時になると思います。

光の強さが徐々に変わるのは、朝も同じかもしれませんが、
そのスピードが緩やかに感じられて、日没後のマジックアワーも素敵です。

どのような状況でも、スマートフォンで綺麗に写せるようになり、
デジタルカメラの需要は、いまや減少の一途です。
栄華を極めたカメラメーカーにも、黄昏時を迎えているところがあり、
遠くはない将来に、いくつかは淘汰をされてしまう気がします。


撮影地 : 神奈川県 江ノ島
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■■■ 2022.8.4 ■■■
#1598 そこにいたから

車窓の景色に魅かれて、豊浦駅で途中下車をします。
その日にまだ列車があることを、確認しておかないといけません。

海岸まで降りると、次から次へと猫が現れました。
怪しい人ではありませんと、声をかけながら歩いたものの、
見慣れない人間が来たので、警戒をしているようです。

お腹と顔の黒い模様が、繋がるように写します。
北海道まで旅をしてまで猫を撮るのですか、と聞かれても、
そこにいたからとしか、答えようがありません。


撮影地 : 北海道 豊浦
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■■■ 2022.8.6 ■■■
#1599 3年ぶりに

青森の夏の風物詩といえば、ねぶた祭りです。
県内の40以上の町や地域で行われて、ねぷたと半濁点で呼ぶところもあります。

現在の原型ができたのは、江戸時代の西暦1800年頃だそうで、
七夕と精霊流しが合体をしたものが、起源とされています。
農作業の忙しい時期にするので眠たいというのが、語源らしいです。
いまのような大きい灯籠は、戦後から登場するようになりました。

コロナウイルスの感染の再拡大と、記録的な豪雨に見舞われたものの、
青森市では3年ぶりに、無事に開催されています。


撮影地 : 青森県 新青森
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■■■ 2022.8.8 ■■■
#1600 写真に感謝

なまらなんくるないさを始めて、1600回目の更新です。
これほどの数になるとは、当初は想像もしていません。
実際の撮影カットはさらに多くて、我ながらよくシャッターを切りました。

この3年ほどは、公私ともに激動の日々ですが、
生活の中のひとつの変わらない軸として、淡々と続けています。

カメラがあれば退屈をしないのは、幸せなことかもしれません。
自分の写真は、見たものを撮るだけなので、
スランプもなくて、継続ができているのだと思います。


撮影地 : 東京都 有楽町
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