なまらなんくるないさ



■■■ 2022.6.9 ■■■
#1571 ビールを目指して

ノープランで来てみると、山下公園のあたりが賑やかです。
コロナウイルスで中止が続いていた横濱ドラゴンボートレースが、3年ぶりに開催されていました。
穏やかな港と中華街があるので、まさに大会に相応しい場所に違いありません。
出場をしている艇数はよく知りませんが、なんとなく50は超えていそうで、
20名でひとつのチームとすれば、1000人はいるということになります。

スタートダッシュも大切ですが、距離が250メートルとそこそこあるので、
後半にばてると追い抜かれたりして、白熱のレースが展開されていました。
太鼓の音に合わせて、全員で一心不乱にオールを漕ぎます。
参加者の9割は、夜のビールを楽しみにゴールを目指しているのかもしれません。


撮影地 : 神奈川県 日本大通り
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■■■ 2022.6.12 ■■■
#1572 見え方はさまざま

写真の明るさや色合いをどのように調整をするのかは、なかなかの難問です。
プリントや印刷物であれば、全員が同じひとつのものを観賞するので問題はありませんが、
ウェブサイトの場合には、それぞれに閲覧をする環境が異なります。

キャリブレーションをすれば、とりあえず送り手の画像のレベルは揃うものの、
ほとんどの人は購入をしたままの状態でモニターを使用しているので、受ける側の見え方はさまざまです。
実際に自分が所有している複数のパソコンでも、デフォルトではコントラストどころか色相も違い、
初めてスマートフォンで確認をした時も、かなり鮮やかなのには驚きました。
あまりあれやこれやと考えても、なかなか解決策を思いつきそうにはないので、
手元で更新作業をしている機材で統一がされていればよいと、いまは割り切るようにしています。


撮影地 : 千葉県 佐原
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■■■ 2022.6.14 ■■■
#1573 ほとんどそのまま

法事のために、電車で山梨へと向かいます。
富士急行という名称が、この4月から富士山麓電気鉄道に変更されたので、
表示も新しいものに差し替えられているのかと思いましたが、ほとんど以前と同じ状態でした。
社名だけが変わり、路線名はそのままのようです。

JRから直通の特急列車の本数が、昔に比べて増えましたが、
自分が利用する駅は、通過をしてしまうので、
大月駅で降りて、乗り継ぎをしないといけません。
しかし、かつてよりもスムーズではない感じがします。
片道で3時間ほどかかり、そこそこの旅です。


撮影地 : 山梨県 大月
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■■■ 2022.6.16 ■■■
#1574 偶然の産物

海外からの観光客が戻る前に、浅草に足を運んでみました。
日本人がほとんどですが、そこそこの人出で、
外国人が加わると、かなりの混雑になるに違いありません。

雲ひとつない青空の下で、絵葉書みたいに写そうとしていると、
鳩が飛んで来たので、咄嗟にシャッターを切ります。
画像を確認すると、金のオブジェが変な感じです。
ファインダーを覗いている時には、気がつかずにいたものの、
後ろにもう1羽いて、たまたま重なる瞬間が撮れました。
偶然が得られるのも、写真の面白さかもしれません。


撮影地 : 東京都 浅草
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■■■ 2022.6.18 ■■■
#1575 杖をつく日

杖を手にしたお年寄りが、この数年で増えたようです。
一生懸命に歩いている姿を見ると、がんばれがんばれと声援を送りたくなり、
危なそうな場所に差し掛かると、心配をしてしまいます。

歩道の幅が狭いところで、すれ違うような時は、
早めに脇に避けて立ち止まり、通り抜けるまで待ちます。
ありがとうと言われると、なんとなく安心をするのです。

もしかすると、両親とオーバーラップをしているのかもしれません。
そしていつか、自分も杖をつく日が来るはずです。


撮影地 : 神奈川県 茅ヶ崎
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■■■ 2022.6.20 ■■■
#1576 居酒屋グランクラス

北海道を訪れるのは、なんと丸6年ぶりです。
清水の舞台よりもさらに高く、東京スカイツリーの展望台から垂直落下をしたつもりで、
今回は初めて新幹線で、それもグランクラスで向かいます。

アルコールドリンクも含めて、飲み物はすべて無料です。
通路を隔てた席の女性は、発車の直後から次々とビールを注文し、
斜め前の男性は、ワインとウイスキーと日本酒をローテーションで飲んでいました。
飛行機と違い気圧が下がらずに酔いにくく、ぐいぐいいけてしまうようで、
どちらかが15分おきに注文をするために、アテンダントさんはまるでふたりの専属です。
函館に到着をするまでは4時間あるので、呑兵衛にはたまらない空間かもしれません。


撮影地 : 東京都 東京
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■■■ 2022.6.22 ■■■
#1577 寄り道をしながら

新幹線の乗車券と特急券は、終点の新函館北斗駅まで買いましたが、
折角なので、北海道の最初の停車駅である木古内で下車をします。
デッキのところで降りる準備をしていると、アテンダントさんが近づいて来て、
まだ函館ではありませんが大丈夫ですか、と声をかけられました。
どの席の人がどこまで乗車をするのか、きちんと把握をされているのは流石です。

そこから道南いさりび鉄道で函館へと向かい、途中の上磯駅でまた寄り道をしました。
遙か沖合へと延びるのは、セメント工場のベルトコンベアで、
岸の近くは水深が浅くて、船が接岸できないためではないかと思われます。
右の奥に見えているのは、全国民がご存じの函館山です。


撮影地 : 北海道 上磯
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■■■ 2022.6.24 ■■■
#1578 9年ぶりに

北海道は6年ぶりですが、さらに函館は9年ぶりになります。
コロナウイルスの影響もあるのか、繁華街では飲食店の入れ替わりが激しいようです。
最後に訪れた2013年には、駅前は更地が多くを占めていて、
現在はどうなのだろうかと見に行くと、大きなホテルがいくつかできていたものの、
総合的な開発はされていないようで、まだ空き地もありました。

カリフォルニアベイビーは、1976年に営業を始めたコーヒーショップです。
あたりが観光地として整備がされる前の、まだ倉庫の頃からの老舗で、
自分が学生時代に旅をした時にも、すでにいまと同じように存在をしていました。
背景にそびえるのは、全国民がご存じの函館山です。


撮影地 : 北海道 函館
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■■■ 2022.6.26 ■■■
#1579 門限を守る猫

子供は家に帰るようにという有線放送が、午後6時に流れると、
どこからともなく猫が現れて、扉をトントンとノックをしました。

しばらく待てども誰も現れないので、強めにバンバンと叩き始めます。
ようやく気がついてもらえて、がらがらと引き戸が開くと、
家人の顔を見上げて、大きな声でニャーと鳴きました。
来るのが遅いと、かなりご立腹のようです。

首輪がないので、正式に飼われてはいないのかもしれませんが、
きちんと門限を守るとは、なかなか真面目な子です。


撮影地 : 千葉県 竹岡
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■■■ 2022.6.28 ■■■
#1580 最速の梅雨明け

まだ6月だというのに真夏日が続いて、ついに37℃を超えました。
冬もそうですが、陽気が少しずつずれてきて、
昔に比べると、季節がひと月ほど前倒しされている感じがします。

観測史上最速で、6月27日に梅雨明け宣言が出されたようです。
これほど雨が降らないのは、記録的かもしれません。
誰もが思うことですが、夏に向けて水不足が心配で、
すべての発電量の7%ほどは水力のため、そちらも気になります。
我が家の前の紫陽花は、いつもならば美しい盛りの頃なのに、
このところの晴天で、くたくたに萎れてしまいました。


撮影地 : 東京都 葛西臨海公園
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