なまらなんくるないさ



■■■ 2022.5.18 ■■■
#1561 変わる晴海

真ん中の三角屋根の建物は、すでに閉鎖をされた晴海客船ターミナルです。
最近の巨大なクルーズ船はレインボーブリッジをくぐれずに、この場所まで来られないために、
これからは、中小客船向けの施設に生まれ変わり、
大型船の接岸場所としては、お台場に東京国際クルーズターミナルが新設されています。
横浜でも同じ理由により、ベイブリッジの外側に大黒ふ頭客船ターミナルが作られました。

海岸沿いには、オリンピックの選手村として使われたマンション群が広がり、
クレーンで作業をしているふたつの高層棟は、3年後の秋に完成をします。
ひときわ高くて白い煙突は、中央清掃工場です。
ゴミ処理場が近ければ、収集がスムーズにできるには違いありません。


撮影地 : 東京都 芝浦ふ頭
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■■■ 2022.5.20 ■■■
#1562 超広角

フィルムの時代に使用していたレンズのうち、最も広く写るのは21mmで、
それ以上のものは、当時は必要性を感じませんでした。

現在では光学技術が進んで、さらにワイドなズームが開発されています。
なんと自分も、最近では14-30mmを常用しています。

使い始めた頃は、これほどの超広角はどうなのだろうかと思いましたが、
さほどの違和感がないのは、漠然と眺めている視野に近いからかもしれません。
周辺部の強烈な歪みも、気にしていたのですが、
撮影された画像を見ると、意外に自然な感じもします。


撮影地 : 千葉県 上総亀山
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■■■ 2022.5.22 ■■■
#1563 開業10周年

この5月22日で、スカイツリーが開業から10周年を迎えました。
いまではもう、立派に東京の顔ですが、
完成をしてからまだそのくらいなのかと、不思議な感じもします。

なんとかと煙は高いところに上りたがる、と言われる通りに、
生まれながらにして、タワーのようなものが好きなのですが、
まだ一度しか、ここは訪れたことがありません。
いつも混んでいる印象と、我が家からはやや遠いために、
ナマケモノの自分は、なかなか足が向きませんでしたが、
これからは、押上界隈も歩いてみたいと思います。


撮影地 : 東京都 押上
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■■■ 2022.5.24 ■■■
#1564 本末転倒

子供の頃は、タコやナマコも驚くほど体が柔らかくて、
立位体前屈などは、数少ない得意種目のひとつでしたが、
最近はそれが嘘のように、全身がカメみたいにコチコチになりました。
人間も経年劣化をするのは、仕方がないのかもしれません。

このところ、背中が張る感じがしますが、
自分ひとりでは、湿布を貼るのも大変です。
肩越しに手を回しますが、患部までは届かずに、
あともう少しと無理をしたら、ビシッと背筋を痛めました。
これほど見事な本末転倒は、滅多にありません。


撮影地 : 神奈川県 逗子
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■■■ 2022.5.26 ■■■
#1565 お釈迦様でも

夏でもマスクを常用するようになるとは、かつては想像もできませんでした。
最近は、将来の予測がますます難しくなり、
あれこれ考えても仕方がなくて、世の中に身を任せるしかありません。

22世紀の未来人は、宇宙飛行士みたいなドームを被り、
浄化装置を通した空気を吸いながら、外を歩くようになる気がします。
それまで、人類が生き延びていればの話です。

わずか150年ほど前には、チョンマゲ姿で刀を差した人が闊歩をしていたのですから、
これから数十年後に何が起きるかなど、お釈迦様でも想像がつかないと思います。


撮影地 : 東京都 表参道
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■■■ 2022.5.29 ■■■
#1566 盛者必衰

行川アイランドは、その昔は関東でも有数の観光地でした。
名前を冠した専用の駅が、国鉄の時代に作られて、
施設が閉鎖をされた現在でも、そのままに残されています。
かつては、特急列車も停車をしていたものの、
いまではそれが嘘のように、乗降客がほとんどいない無人駅です。

ここで飼育されていたキョンという、外来の鹿が逃げ出して、
野生で数万頭にも増えて、千葉の県獣のような存在になりました。
県のマスコットキャラクター、チーバくんを見ていると、
もしかしたら、モデルなのではないかと思えてしまいます。


撮影地 : 千葉県 行川アイランド
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■■■ 2022.5.31 ■■■
#1567 たおやかな刻

東京ビッグサイトからの帰りに、横浜に寄り道をしてみました。
本来ならばかなり賑わうはずの、土曜日の夕方なのですが、
雨上がりのためか、人出は多くありません。

5月の間、飛鳥Ⅱはほとんど停泊をしたままです。
コロナウイルスの影響で、かつてのようにクルーズができずにいますが、
これからは少しずつ、出航の機会が増えるに違いありません。

船の灯りが、ゆらゆらと水面に揺れて、
その前を、ジョガーが緩やかに走り抜けていました。


撮影地 : 神奈川県 日本大通り
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■■■ 2022.6.3 ■■■
#1568 猫も落ちる

板塀の前で、猫が見上げています。
しばらくすると、渾身のジャンプを試みたものの、
前脚が届かずに、失敗をしてしまいました。
落ちるのは、猿だけではないようです。

なにもありませんよ、という感じを装いつつも、
なんとなく、バツが悪そうです。
体勢を立て直して、今度はより高く跳んで、
ぎりぎりながらも、無事に超えることができました。
向こう側で、得意気な顔をしているに違いありません。


撮影地 : 千葉県 銚子
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■■■ 2022.6.5 ■■■
#1569 この夏は

コロナウイルスの感染は、ようやく収束の方向が見えて、
日常生活も、徐々に元に戻りつつあります。

一昨年は、全国的に海水浴場が開かれず、
昨年は自治体ごとに、実施の可否が分かれましたが、
この夏はひさしぶりに、通常に近い形で行われそうです。
海の家も、予定通りに設置が進んでいます。

まだ、完全に安心ができる状況ではありませんが、
とりあえずは、喜ばしいことです。


撮影地 : 神奈川県 江ノ島
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■■■ 2022.6.7 ■■■
#1570 上手くいきますように

今月の10日から、入国制限が見直されるそうで、
しばらくはツアー限定のようですが、海外からの観光客が増加をします。
インバウンドで商売をしている店には、朗報に違いありません。

検疫の体制も、いままでよりも緩くなるらしいので、
感染者が国内に入るケースも、ある程度は想定をする必要がありそうです。
ワクチン接種の効果などで、再び拡大をしないことを祈ります。

マスク文化が浸透をしている日本と、そうではない外国の方々の間で、
上手くやれるのかどうかも、少しばかり気になるところです。


撮影地 : 千葉県 木更津
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