なまらなんくるないさ



■■■ 2021.12.3 ■■■
#1471 Evening Calm

荒々しい海を眺めるのも、もちろん好きなのですが、
凪のほうが、撮影をしていて落ち着きます。

海面が穏やかだと、ほとんど変化がないので、
いろいろな要素を確認しながら、のんびりと撮ることができます。

それに比べて、波はひとつとして同じにならないために、
どれが正解なのか、よくわからなくなり、
シャッターを数多く重ねても、なかなか手応えが得られません。
動きのあるものを写すのは、自分には難しいのです。


撮影地 : 神奈川県 江ノ島
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■■■ 2021.12.5 ■■■
#1472 河口湖の駅前で

パブロフの犬のように、見ると撮りたくなるものがあります。
巨大なソフトクリームのディスプレイも、そのひとつです。

日本全国の観光地の至るところに、普通に置いてありますし、
これを写してだからなんなのだ、と問われれば、
他意はございません、としか答えようがありません。

影とのコントラストを気にしながら、シャッターを切りました。
自分の写真は、すべてがこのような調子ですが、
これからも、大きく変わることはないのだろうと思います。


撮影地 : 山梨県 河口湖
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■■■ 2021.12.6 ■■■
#1473 天上山の頂上で

生誕500年ということで、いろいろなイベントが行われている山梨県。
長い歳月が経過をしてから、これほどスポットライトを浴びるとは、
武田信玄公も、草場の陰で驚いておられるに違いありません。

河口湖の周辺のあちらこちらにも、時代劇のような作り物が置かれています。
ソフトクリームのディスプレイと同様に、顔はめパネルも撮りたくなるもののひとつです。

セルフィーをするのにも、三脚がなければ自分が写真に入るのは不可能なので、
いつものお得意の影を利用して、一緒に撮影をしました。
この姫がどなたなのかは、よく存じ上げません。


撮影地 : 山梨県 河口湖
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■■■ 2021.12.8 ■■■
#1474 河口湖の湖畔で

観光地の湖畔で、しばしば美術の制作物を見かけます。
ここには、長崎の平和祈念像を制作した北村西望さんの作品がありました。

生身の人間と芸術で動きが違うのは、不思議ではないと思います。
自分の頭は、これほど後ろに曲がりません。
この状態になれた時には、首の骨が折れている可能性が高いです。

ソフトクリームや顔はめパネルのように、彫刻もよく写します。
しかし、本来は全体を写すのが正しくて、
部分的に切り撮るのは、邪道なのかもしれません。


撮影地 : 山梨県 河口湖
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■■■ 2021.12.9 ■■■
#1475 ザ・富士山

河口湖まで出かけても、巨大なソフトクリームや顔はめパネルなどを撮影していては、
その土地のよさが表せていないと、叱咤激励を受けそうなので、
シリーズの最後は、いかにも山梨県というカットにしました。
泣く子も黙るシンボル、ザ・富士山です。

上半身に雪化粧をした感じが、なかなか素敵で、
夕暮れ時に、ほんのりと赤く染まる姿が美しいです。
自分の写真は、旅が原点なので、
観光的に撮ることは、どちらかというと得意ではないかと思いますが、
ここでシャッターを切れば、このくらいは誰にでも写せるのかもしれません。


撮影地 : 山梨県 河口湖
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■■■ 2021.12.12 ■■■
#1476 たぶん迷子

角を曲がると、鳩がいました。
置物かと思いきや、首が上下に動いています。

純白のドバトは、イベントなどで放たれても、
自分の巣箱へと戻るように、訓練はされていますが、
灰色のものに比べて、やや物覚えが悪いという説もあり、
迷子になると、そのまま野生化をするようです。

慣れていて、近づいても逃げないどころか、
シャッターに合わせて、おすましのポーズをしてくれました。


撮影地 : 東京都 有楽町
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■■■ 2021.12.13 ■■■
#1477 のどかな時間

二子玉川駅で降りたのは、20年ぶりくらいかもしれません。
かつては、すべて仕事で訪れていたので、
あたりをのんびりと歩くのは、今回が初めてです。
当時、すでに開発が進んでいた駅の周辺は、
さらに立派になり、目を丸くしてしまいました。

多摩川の岸辺に沿いながら、下流へと向かいます。
時の流れが緩やかで、のどかな雰囲気です。
ギターを弾く人、散策をする人、
みなさん、ゆるりゆるりと過ごしているようでした。


撮影地 : 東京都 二子玉川
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■■■ 2021.12.15 ■■■
#1478 アーバンランチ

浅草から豊洲まで、水上バスに乗ろうとしたところ、
東京都観光汽船の時刻表にはない便が見つかり、それを利用することにしました。
調べてみると、関連会社が運航をしているアーバンランチという船で、
やや小型の、双胴のモーターボートくらいの大きさです。

乗客は自分ひとりの、完全な貸し切り状態で、
座席が外にあるため、風や水しぶきが楽しめます。
操船をする女性のほかに、もうひとりのスタッフがいて、
カメラを手にしている男が、夢中になりすぎて川に転落をしないように、
到着をするまで、仁王立ちでこちらを見守り続けていました。


撮影地 : 東京都 豊洲
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■■■ 2021.12.16 ■■■
#1479 年末に向けて

アーバンドックのクレーンは、25メートルの高さがあり、
かつては、造船のために使われていました。
当時のままの形で残されていて、いまは豊洲を代表するモニュメントです。

改装中のようで、高所作業車の上には人がいます。
年末のライトアップに向けて、不具合がないかどうかの点検をしているのかもしれません。

鉄骨の立ち姿が綺麗なので、いままでにも数多く写しているものの、
足場が組まれたシルエットには、また違う美しさを感じます。
よいタイミングで訪れることができて、これも一期一会です。


撮影地 : 東京都 豊洲
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■■■ 2021.12.17 ■■■
#1480 誰もが撮りたくなる空

日没の頃には、雲がひとつもない快晴になりました。
オレンジからブルーへのグラデーションが、絵に描いたようです。

人物と柵との重なりが少なくなるように、地面のすれすれからフレーミングをします。
このカメラは高感度でも十分に綺麗なので、ISOを1600まで上げました。
ローアングルできちんとホールドができて、手ぶれ補正もついているので、
シャッタースピードが8分の1秒でも、安心をして撮影ができます。

2579という数字の意味が気になり調べてみましたが、結局はわかりません。
ドックの名残りであるのは、間違いがなさそうです。


撮影地 : 東京都 豊洲
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