なまらなんくるないさ



■■■ 2021.11.1 ■■■
#1451 他人の写真

誰かの写真展に行く暇があれば、撮影をしたほうがよい、
というのは、ご自身はよく個展を開催する写真家の言葉です。
数多くの写真集を上梓している人が、他人が出した本は見ないと言います。
自分が写したもの以外は、第三者が見た夢の話をされるのと同じで、
正直なところ、無関心なのかもしれません。

報道や証明用、著名人や芸能人のポートレートやグラビア、
そして絵葉書やカタログなど、社会に対する目的が明確であれば別ですが、
私的な目線で撮られたものに対しては、その撮影者への思い入れでもなければ、
興味が湧かないのは、当然なのかもしれません。


撮影地 : 東京都 東京
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■■■ 2021.11.2 ■■■
#1452 このままでありますように

緊急事態宣言が解除されて、ひと月になります。
街には人が増えて、飲食店にも賑わいが戻りました。
第6波が懸念をされるものの、いまのところの状況は落ち着いたままです。
これから大きな流行は起こらずに、終息をするのかもしれません。

年内にもう一度、お墓参りに行くつもりですが、
ついでというのもなんですが、あたりの様子も見てみたいと思います。
お彼岸に訪れた時には、スワンボートは1艘しか出ていませんでした。
寒い季節に向かいますが、紅葉も見頃を迎えるはずなので、
この前よりは、湖畔に活気があるかもしれません。


撮影地 : 山梨県 河口湖
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■■■ 2021.11.4 ■■■
#1453 それぞれの時間

四季折々の海、どの季節も好きですが、
のんびりとした秋の雰囲気は、格別な感じがします。

やや沖合には、スタンドアップパドルボードがあり、
手前にシーカヤックのようなものを操る人、その右にはサーファー、
波打ち際で遊ぶ親子に、物思いにふける女性、
それぞれが、それぞれの時間を楽しんでいるようです。

いまの時期は、日焼けもあまり気にする必要がありません。
ペットボトルとシューズに、長い影が伸びていました。


撮影地 : 神奈川県 江ノ島
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■■■ 2021.11.6 ■■■
#1454 御神体

ひさしぶりに、阿字ヶ浦に行きました。
駅のまわりの景色に、大きな変化はありませんが、
驚いたのは、構内に神社ができていて、
御神体は、引退をしたディーゼルカーです。
その中に鉄道の神様がおられる、ということになります。

このキハ222という車両は、自分と同じ年の生まれです。
北海道で活躍をした後、ひたちなか海浜鉄道の前身である茨城交通に移り、
いまは静かに、第3の人生を過ごしています。
廃車にされずに残れるのは、幸せなのかもしれません。


撮影地 : 茨城県 阿字ヶ浦
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■■■ 2021.11.8 ■■■
#1455 東洋のナポリ

初めて訪れた時から、阿字ヶ浦は変わらない感じがします。
東日本大震災の津波も、ほとんど素通りをして、
居住地までは、水が押し寄せないで済んだようです。
大きな被害が出ている場所がある一方で、軽微なところもあり、
地形の影響だと思いますが、自然というものは読めません。

東洋のナポリと称されている観光地は、日本のあちらこちらにありますが、
ここの海岸もそのひとつで、砂浜は広くて綺麗です。
投げ釣りをしたり、犬の散歩をする以外には、
いまの季節の人影はまばらで、その静けさも魅力かもしれません。


撮影地 : 茨城県 阿字ヶ浦
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■■■ 2021.11.11 ■■■
#1456 私的な絵葉書

絵葉書みたいだというのは、褒め言葉ではない場合も多いのですが、
実際にそのように撮ろうとすると、かなり難しいかもしれません。
よいロケーションを捜して、天候や光が最適になるのを待ち、
それらがぴたりと決まらないと、なかなか写せないものだと思います。

氷川丸とマリンタワー、そして手前には周遊バスのあかいくつ号と、
横浜を代表する役者としては、一流どころが揃いましたが、
曇り空の写真では、誰も買わない気がします。
しかし、自分のためであれば問題はありません。
影が出ていないどんよりとした光景も、個人的には好きなのです。


撮影地 : 神奈川県 日本大通り
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■■■ 2021.11.13 ■■■
#1457 灯柱

外房線が発車をするホームに着いて、列車に乗り込もうとしたら、
踏切事故が起きてしまい、なんと運休です。
気ままな旅なので、目的地を大洗に変更します。
常磐線が東京駅を通るようになり、茨城県に行きやすくなりました。

船が位置を確認するための、光る航路標識のうち、
塔状のものが灯台で、柱のような簡易版は灯柱と呼ばれます。
この磯浜灯柱は、海岸に忽然と現れる不思議な存在で、
昭和24年から59年までという、短い期間だけ使われていました。
現役を引退しても、当時のままの状態で立ち続けているのです。


撮影地 : 茨城県 大洗
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■■■ 2021.11.15 ■■■
#1458 ふらふらとしながら

踏切事故で行けずにいた外房に、出直してきました。
大原や御宿や太海などには、そこそこ足を運んでいるのに、
勝浦を訪れるのは、今回が初めてです。
楽しみにしながら、がらがらの特急電車に乗り込みます。

いまの時代は、いくらでもインターネットで下調べができるものの、
事前に知り過ぎると、決めたところだけを回りがちになるので、
情報は少なめにして、現地をふらふらとしながら撮り歩いています。
効率が悪いのは確かですが、途中で思わぬ発見があり、
ひとつの旅のスタイルとしては、悪くはないのかもしれません。


撮影地 : 千葉県 勝浦
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■■■ 2021.11.16 ■■■
#1459 富士遠望

お墓参りをしたついでに、河口湖まで足を延ばします。
緊急事態宣言が解除されて、観光客は徐々に戻りつつあるようです。

湖に浮かぶボートの数は、まだ少ない感じもしましたが、
ロープウェイの乗り場に行くと、行列ができるほどの混雑です。
ひとつのゴンドラに乗る人数を、制限をしているせいかもしれません。

展望台にあるお茶屋さんで、たぬき団子を食べました。
1串が400円で、かなりの大きさです。
軽食の代わりになるくらい、十分なボリュームがあります。


撮影地 : 山梨県 河口湖
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■■■ 2021.11.17 ■■■
#1460 黄金色の湖畔

河口湖の紅葉は、もう終盤のようですが、
遠目からであれば、まだ美しさを楽しめました。
赤だけではなくて黄も目立ち、西日を受けて黄金色に輝きます。
まさに、フォトジェニックな光景かもしれません。

湖面には、釣りをするボートが出ています。
バスフィッシングがブームの頃は、メッカとも呼ばれていましたが、
かつてに比べると、アングラーは少ない気がしました。
オオクチバスが、特定外来生物に指定をされて、
いろいろな制限ができたことも、その一因かもしれません。


撮影地 : 山梨県 河口湖
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