![](n1245S.jpg)
撮影地 : 東京都 六本木
写真をクリックすると拡大します
#1246 近未来写真術~宮本隆司
かつて、廃墟写真のブームがありましたが、
近未来写真術に出演していた宮本隆司さんは、その先駆者かもしれません。
デビューをした1980年代から、一貫したモチーフとして撮影をされていて、
建築の黙示録という処女作品集には、圧倒的な迫力があります。
消えてしまうものに魅せられる人は、少なからずいるはずで、
かく言う自分も、そのような場所では気持ちがざわざわとします。
人による創作物が、隙がなく計画的に生み出されるのに対して、
時の流れにより崩壊をする過程は、ランダムに行われるために、
予測ができない美しさが、琴線に触れるのかもしれません。
![](n1246S.jpg)
撮影地 : 北海道 美深
写真をクリックすると拡大します
#1247 近未来写真術~武田花
近未来写真術に出演をした武田花さんは、その年に木村伊兵衛写真賞に選ばれました。
番組でも花ワールドが全開で、まさに絶好調な時期かもしれません。
そんなこともわからないの、と篠山紀信さんに言い放つことができた人は、
後にも先にも、他にはいないのではないかと思います。
どのような機材を使用しているのかと見たら、カメラはR4でした。
レンズは50mmの一本勝負で、交換もしないようです。
ライカでスナップをする人は、小型軽量のM型の愛用者が多くて、
大きな一眼レフ派は、さほど多くはないに違いありませんが、
それもまた、らしい感じがしました。
![](n1247S1.jpg)
撮影地 : 北海道 紋別
写真をクリックすると拡大します
#1248 ご質問と回答
ご質問がありましたので、回答をさせていただきます。
Q : #1240の手前にいる被写体は、見知らぬ通行人ですか。
A : 新聞社にいらした写真の先生ですが、もうお亡くなりになられました。
Q : #1245のコラージュは、自分で制作をしたものですか。
A : 駅に貼られた博覧会のポスターを、部分的に撮りました。
Q : モノクロの写真は、すべてフィルムで写したものですか。
A : 95%はそうですが、5%くらいはデジタルもあります。
![](n1248S1.jpg)
撮影地 : 神奈川県 横浜
写真をクリックすると拡大します
#1249 やるせない気持ち
いつでもできるつもりでいて、気が緩んでしまい、
後回しにしたままで、そのまま放置をしていると、
とんでもない状態になり、手がつけられなくなることがあります。
忘れないうちに、どんどん処理をするのがよいのですが、
残念ながら、先天的にそのような能力が欠けているために、
いつもあたふたとして、時間ばかりが過ぎてしまいます。
これから先も、このようにばたばたとしながら死んでしまうのかと思うと、
なんだかなあと、やるせない気持ちになるのです。
![](n1249S.jpg)
撮影地 : 東京都 新宿
写真をクリックすると拡大します
#1250 相変わらず
このウェブサイトの写真は、相変わらず暗いものが多い気がします。
ことさら意識をして、そのような被写体や光景を選んでいるつもりはないのですが、
ご覧をいただいている方々には、申し訳ございません。
シャッターを切る行為を、単純に表現するとすれば、
何をどのように見ているか、ということではないかと思います。
視覚という人間のプリミティブな部分が、直接的に出やすいので、
ある傾向のものに集中をするのは、必然なのかもしれません。
万人の心が和むような、微笑むパンダでも載せたい気持ちはありますが、
自分のストックには、そのような画像はほとんどないのです。
![](n1250S.jpg)
撮影地 : 東京都 練馬
写真をクリックすると拡大します