撮影地 : 神奈川県 江ノ島
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#1227 引き伸ばし機
以前に住んでいた家に置いてある引き伸ばし機を、どのようにするかで思案中です。
ネガからのプリントは、いまはスキャンをしてインクジェットプリンターで出力をするので、
アナログ的に印画紙に焼き付けるということは、もうやらないと思いますが、
使うかどうかは別として、自分の写真を陰で支えてきてくれた機材を廃棄するのは、
果たしてよいものだろうかと、悩んでしまうのです。
銀塩用のペーパーも、愛用していた銘柄はすでに販売されていなくて、
これからは、ますます種類が限られてくるはずです。
最後の暗室をしてから、かれこれ十数年は経過をしているため、
上手くできるのかどうかも、いまは定かではありません。
撮影地 : 静岡県 井田
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#1228 幾度となく
その昔の浅草は、いまほどには混雑をしていませんでした。
カメラを手に、のんびりと歩けたと思います。
かつて訪れた場所に、幾度となく足を運びます。
景色が変化をしたり、季節や日時や天候で見え方が異なるだけではなくて、
年齢を重ねたことにより視点が変わり、こちらの撮影スタイルも同じではないので、
以前とはまた違う、別の写真が撮れる気がします。
花やしきの前の通りは、雰囲気が統一されて綺麗ですが、
ばらばらの頃のほうが、それぞれの個性が感じられました。
撮影地 : 東京都 浅草
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#1229 寝る前に読む本
このところ、武田花さんの本を読みながら寝ています。
写真家としては、30年ほど前に木村伊兵衛写真賞に選ばれて、
ご両親は文筆家として知られている、武田泰淳さんと百合子さんです。
脱力感に満ちたエッセイと、文章と関連があるのかないのかわからない写真の組み合わせ、
そして旅をしながらモノクロで撮影をしている雰囲気が、緩くて眠りを誘います。
広いカテゴリーでは、自分と似たスタイルのように感じますが、
突き抜けているところは、とても真似ができません。
すべてのことは中途半端ではなくて、極めないといけないようです。
撮影地 : 北海道 万字
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#1230 一発勝負
#1221から#1230のうちの8点は、フィルムからスキャンをしたものです。
銀塩で写していた頃は、撮り直せない一発勝負なのに対して、
いまの時代は、いろいろと試行錯誤ができる反面、
シャッターを切る緊張感は、いまひとつのような気がします。
デジタル化をしても変わらないのは、単写で撮影をしていることです。
#675や#1073のようなシーンでも、連写を使わないので、
類似をした前後のカットがなくて、よかれ悪しかれセレクトの余地がありません。
こだわりもありますが、ひとコマずつ撮るスタイルが体に滲み込んでいることもあり、
正直なところ、最新の機能を使いこなせていないのです。
撮影地 : 北海道 塘路
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