なまらなんくるないさ



■■■ 2014.3.20 ■■■

#121 注文の多いスターバックス


ランチタイムに、東京駅近くのスターバックスに行きました。
丸の内で働く人は、スタバが好きそうな感じですが、
案の定、とてつもなく繁盛をしています。
折角なので、長蛇の列に並んでみました。

ここの店では、細かい注文をするお客さんが多いようです。
甘さ控えめで、というのはありそうですが、
コーヒーぬるめで、と頼んでいる人を初めて見ました。
猫舌だけど忙しいのですぐに飲みたい、というビジネスマンかもしれません。
ぬるいものはどのようにして作るのか、気になります。


撮影地 : 東京都 銀座
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■■■ 2014.3.21 ■■■
#122 雨の鎌倉

ひさしぶりの鎌倉でしたが、なんと大雪です。
白銀のお寺もよいかも、などと脳天気に喜んで向かうと、
悪天候のために閉門されていて、境内に入れません。
仕方がなくビーフシチューを食べて、そそくさと帰ることにします。
レストランにも、他のお客さんはいませんでした。

そのリベンジをしようと、再び鎌倉に向かいましたが、
今度は冷たい雨と風で、あえなく返り討ちです。
日頃の行いがよくないのだと、深く認識をさせていただきます。
それでも仏様の計らいか、雨の日らしい撮影を堪能できました。


撮影地 : 神奈川県 北鎌倉
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■■■ 2014.3.25 ■■■
#123 円窓

北鎌倉では、ふたつのお寺を参拝しました。
ひとつは浄智寺で、もうひとつが明月院です。

明月院の奥庭は、室内を通して見ることができます。
円窓というのは、三遊亭の落語家さんではなくて、
悟りの窓とも呼ばれる、丸い窓のことです。

柔らかな光による色彩と、雨で濡れた幹が、
和の世界を作り出し、侘び寂びを感じさせてくれました。
満月にも見える窓は、明月院によく似合います。


撮影地 : 神奈川県 北鎌倉
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■■■ 2014.3.27 ■■■
#124 手ぶらの布袋様

鎌倉七福神のおひとりが、浄智寺におられます。

布袋様というと、大きな袋がトレードマークですが、
こちらの方は手ぶらの状態で、なぜか指差しています。
大切なものはあなたのそばにある、と仰られているのだそうです。
お腹をさするとご利益があるということで、皆に撫でられるためか、
そこだけ、妙にテッカテカに黒光りをしています。
固い石さえ磨いてしまうとは、人間の指の力も馬鹿になりません。

綺麗な自然光のライティングで、撮影をさせていただきました。


撮影地 : 神奈川県 北鎌倉
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■■■ 2014.3.29 ■■■
#125 3度目の正直


もうじき、消費税が8%になります。
増税前の駆け込みで、世の中ばたばたしているようなので、
意味もなく便乗をして、テレコンバーターを購入しました。
ほぼ衝動買いですが、このような時なので罪悪感がありません。

テレコンバーターは、望遠レンズの焦点距離を2倍にする一方で、
絞りも2段分暗くなり、ファインダーが見えづらくなります。
以前に使用していたカメラ用に、すでにふたつ所有していたものの、
いままでは、上手く使えた試しがありません。
今回こそ、3度目の正直となるのか楽しみです。


撮影地 : 神奈川県 江ノ島
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■■■ 2014.4.1 ■■■
#126 お勧めの2冊


中公新書から出版された、「日本写真史」を読みました。
写真が伝来した頃から、つい最近まで、
よい意味で淡々と、わかりやすく歴史を網羅しています。
登場人物が多く、生年や没年まで細かく記載がされているため、
事典としても、活用ができそうな感じです。

日本の写真史を知りたい方は、まずこの本を手にするのがよいと思うほど、
間違いなく、お勧めの上下巻といえます。

本日はエイプリルフールですが、嘘ではありません。


撮影地 : 東京都 神保町
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■■■ 2014.4.3 ■■■
#127 帰れない母校

仕事に行く途中で、母校の前を通りかかりました。
新入生を祝うように、ソメイヨシノが満開です。
開校してから、今年が140周年になります。
なんと、自分は第100回の卒業生なのです。

OBといえども、最近はおいそれと校庭に入ることができません。
子供を守るためだと思いますが、自由に帰れないのは悲しいことです。
カメラを片手に、あからさまに挙動不審な自分は、
見るからに怪しいので、仕方がないのかもしれません。
いつか、母校の教室を撮影してみたいと思います。


撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2014.4.6 ■■■
#128 頭島

宿泊していた姫路から、新幹線で相生へと向かいます。
さらに赤穂線で播州赤穂へ、そこでまた乗り換えて日生に着きました。
島への船は駅前からではなくて、歩いて11分のところから出ていると書いてあります。
11分とは、まるで不動産の広告並みの細かさです。
日射しがきついのでクリームを塗ると、途端に曇り空になりました。

頭島(かしらじま)に着き、少し歩いてみました。
とても静かな、普通の海岸が続いています。
牡蠣の養殖をするためか、帆立貝の殻が大量に置いてありました。
さきほどいたあたりでは、雨が降り始めたようです。


撮影地 : 岡山県 頭島
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■■■ 2014.4.9 ■■■
#129 シュールな光景

男鹿島(たんがじま)で降りたのは、ひとりだけでした。
目つきのよくない犬と、切符を売る女性がいましたが、
船が出てしまうと、どちらの姿も見当たりません。
荒涼とした景色が広がるばかりで、動くものがないのです。

すべての車のナンバープレートは外されて、手書きの番号がついています。
帰りの船に乗る際に、車のことを聞いてみると、
島全体が採石場の構内なので、ナンバープレートは不要で、
誰の車なのかがわかるように、番号がついているのだそうです。
地球ではない惑星に来たような、シュールな光景でした。


撮影地 : 兵庫県 男鹿島
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■■■ 2014.4.11 ■■■
#130 犬島


初めて上陸する犬島は、何もない静かな場所でした。
宝伝というところから、大型のモーターボートのような船で渡るのですが、
船内は混んでいて、お年寄りたちが病気の話に花を咲かせています。

かつては銅の精錬所があり、当時の名残りの煙突や煉瓦の壁があります。
最盛期には5000人もいたそうですが、現在ではその100分の1ほどで、
歩いていても、人にすれ違うことはほとんどありませんでした。

精錬所の跡地は、いまは美術館として開発がされています。
機会があれば、また訪れてみたい場所です。


撮影地 : 岡山県 犬島
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