なまらなんくるないさ



■■■ 2019.11.10 ■■■
#1131 ポンドビュー

テレビを観ていたら、晴海フラッグを紹介していました。
オリンピックの終了後に、選手村の建物が分譲や賃貸をされるそうです。

都心のオーシャンビューのマンションに、憧れはありますが、
値段を聞いてみると、1億円は用意をしていないと駄目なようです。
生命保険を5つくらいかけて、清水の舞台から飛び降りたならば、
もしかしたら、買えるのかもしれませんが、
身の丈に合わない物件であることには、間違いがありません。
自分には、ポンドビューくらいがお似合いなので、
とりあえずは、そのあたりを目指したいと思います。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2019.11.12 ■■■
#1132 終日快晴

いくら暇人とはいえども、朝から晩まで空を眺めていたわけではありませんが、
終日、雲ひとつない晴天が続いたようです。

ひさしぶりに冷やし中華を食べたくなり、コンビニの棚を捜してみましたが、
いつの間にか、人知れずに姿を消したようです。
冷やし中華始めました、という看板があるのならば、
終わりましたも出していただいたほうが、親切ではないかと思います。

青空を背景にして、絞り込んで撮影をすると、
イメージセンサーに付着しているゴミの多さに、愕然とすることがあるのです。


 撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2019.11.14 ■■■
#1133 巨匠逝く

写真界の巨匠がふたり、この秋に亡くなられました。
おひとりはロバート・フランクさんで、享年94歳です。
1950年代に私的な視点でスナップをしたのは画期的なことで、当時は賛否両論のようでした。
現在の私たちが撮影している写真のルーツである、というのは大袈裟かもしれませんが、
あながち、言い過ぎではない気もします。

デビュー作の「The Americans」は、ストレートに撮られたモノクロの写真集ですが、
1995年に横浜美術館で開催された回顧展は難解で、自分のような凡人の理解を超えていました。
2017年に公開された自伝的なドキュメンタリー映画、「Don't Blink」も複雑で、
ブリンクどころか瞼がクローズしたままになり、情けない状態で観たのは#663にある通りです。


 撮影地 : 東京都 原宿
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■■■ 2019.11.16 ■■■
#1134 巨匠逝く 2

天国に召されたもうおひとりは、ピーター・リンドバーグさんです。
フランクさんよりもかなり若くて、74歳でお亡くなりになりました。

ファッション写真の変遷を辿る大規模な展覧会が、1994年に開催されて、
その図録の表紙には、リンドバーグさんの作品が選ばれていました。
多くの人が認める、この世界の第一人者だと思います。

その写真は、ストリートに並び立つスーパーモデルを撮影したもので、
絶妙にコントラストが利いたモノクロームのプリントは、静謐で美しくて、
モードとは対極にいる自分ですが、憧れたものでした。


 撮影地 : 東京都 渋谷
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■■■ 2019.11.18 ■■■
#1135 野良犬

最近とんと、野良犬を見かけなくなりました。
自分が子供の頃は、そこいらへんをよく歩いていたものです。
自転車で遊んでいると、猛スピードで追いかけられたり、
玄関の前に陣取られて、家に入れずにいたことなど、
ほとんどが怖い印象で、いまでもよく覚えています。

似たようなものでも、猫のほうは大人気です。
爪を立てられたりはするかもしれませんが、噛まれる心配が少ないせいか、
大目に見られていて、可愛がられているところも多くあります。
同じ四つ足なのにと、犬からすれば納得がいかないかもしれません。


 撮影地 : 北海道 函館
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■■■ 2019.11.20 ■■■
#1136 基本は変わらず

銀塩時代に写したネガフィルムを、順番に見直しています。
セレクトをしたカットは、スリーブにチェックをしてありましたが、
いまの視点で眺めると、別のコマを選びたくなります。
自分が進歩をしているのかどうかは、よくわかりませんが、
時の流れとともに、見る目が変化をしているのは間違いがなさそうです。

もう少し違うアプローチで撮影をしていたら、と感じるシーンもあるものの、
その当時としては、それがよいと判断をしたのだと思います。
しかし、基本的なモノの見方は同じです。
人間というものは、大きくは変わらないのかもしれません。


 撮影地 : 新潟県 寺泊
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■■■ 2019.11.22 ■■■
#1137 いつかその日が

現在のデジタルカメラ市場が厳しいことは、#1130で書いたばかりですが、
オリンパスのCEOが、映像事業を手放す可能性を示唆しました。
ブルームバーグの記事なので、信憑性は高いと思われます。

会社の状況からすれば、時間の問題ではないかと感じてはいましたが、
経営のトップが言及をしたことで、現実味を帯びた気がします。
投資家に歓迎をされても、ユーザーには悪い便りに相違はなくて、
新たな機材を購入するのに、二の足を踏む人が出るようになると、
まだ継続中の商売に、マイナスの影響が出る懸念があります。
計算をされているのであれば、それなりの覚悟をしての発言かもしれません。


 撮影地 : 神奈川県 元町中華街
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■■■ 2019.11.24 ■■■
#1138 いつかその日が 2

オリンパスが映像事業を手放すにしても、なかなか容易ではない気がします。
技術と特許は欲しくても、人員はいらないということになれば、
どこかの部署に相当な数を異動させるか、大規模なリストラをしないといけません。
もしもまるごと居抜きのように動かせたとしても、デジタルカメラ市場が右肩下がりの現状では、
タダのような値段か、無償あるいはおまけを付けての譲渡という懸念もあります。
それでも、会社としては御の字なのかもしれません。

企業規模が大きく、同じ規格を採用しているパナソニックが主導となり、
フォーサーズ規格のための新会社を作り、そこに移動をさせる手もなくはないですが、
どこも経営が厳しい状況なので、それも難しいと思います。


 撮影地 : 島根県 八束
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■■■ 2019.11.26 ■■■
#1139 いまは専念

絞りやシャッター速度は公開をしないのですか、と聞かれたことがありますが、
撮影をしない方々にも、気軽に写真をご覧いただきたいと思い、
このウェブサイトでは、あえて記載をしていません。

フィルムで写していた頃は、使用したレンズから何からをすべてメモしていました。
スタジオカメラマンでは、データを残している人が多いようですが、
自分のような旅先スナップ派では、ほとんどいない気がします。
ノートに書き留めることに気を取られて、シャッターチャンスを逃したりもして、
いまから思えば本末転倒の代表選手、とんだ大馬鹿者でした。
デジタルカメラでは自動的に記録されるので、その心配もなくて被写体に専念ができます。


 撮影地 : 神奈川県 江ノ島
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■■■ 2019.11.28 ■■■
#1140 目で見たように

目で見て感じたように写すのが、自分の撮影スタイルなので、
それに合うように、レンズや露出を選びますが、
当然ながら、機械と肉眼は同じではないために、
許容できるところまで、ギャップを埋められないことがあります。
カメラを向けた被写体は、とりあえずは何かを感じたものなので、
工夫をして、1カットは残したいとは思うものの、
どうしても難しい場合は、無理には撮らないようにしています。

ファインダーを覗きながら、ぴたりとイメージが重なると、
いいねえと心の中で呟きながら、嬉々としてシャッターを切るのです。


 撮影地 : 北海道 洞爺
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