銀塩時代に写したネガフィルムを、順番に見直しています。
セレクトをしたカットは、スリーブにチェックをしてありましたが、
いまの視点で眺めると、別のコマを選びたくなります。
自分が進歩をしているのかどうかは、よくわかりませんが、
時の流れとともに、見る目が変化をしているのは間違いがなさそうです。
もう少し違うアプローチで撮影をしていたら、と感じるシーンもあるものの、
その当時としては、それがよいと判断をしたのだと思います。
しかし、基本的なモノの見方は同じです。
人間というものは、大きくは変わらないのかもしれません。
![](n1136S1.jpg)
撮影地 : 新潟県 寺泊
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#1137 いつかその日が
現在のデジタルカメラ市場が厳しいことは、#1130で書いたばかりですが、
オリンパスのCEOが、映像事業を手放す可能性を示唆しました。
ブルームバーグの記事なので、信憑性は高いと思われます。
会社の状況からすれば、時間の問題ではないかと感じてはいましたが、
経営のトップが言及をしたことで、現実味を帯びた気がします。
投資家に歓迎をされても、ユーザーには悪い便りに相違はなくて、
新たな機材を購入するのに、二の足を踏む人が出るようになると、
まだ継続中の商売に、マイナスの影響が出る懸念があります。
計算をされているのであれば、それなりの覚悟をしての発言かもしれません。
![](n1137S.jpg)
撮影地 : 神奈川県 元町中華街
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#1138 いつかその日が 2
オリンパスが映像事業を手放すにしても、なかなか容易ではない気がします。
技術と特許は欲しくても、人員はいらないということになれば、
どこかの部署に相当な数を異動させるか、大規模なリストラをしないといけません。
もしもまるごと居抜きのように動かせたとしても、デジタルカメラ市場が右肩下がりの現状では、
タダのような値段か、無償あるいはおまけを付けての譲渡という懸念もあります。
それでも、会社としては御の字なのかもしれません。
企業規模が大きく、同じ規格を採用しているパナソニックが主導となり、
フォーサーズ規格のための新会社を作り、そこに移動をさせる手もなくはないですが、
どこも経営が厳しい状況なので、それも難しいと思います。
![](n1138S.jpg)
撮影地 : 島根県 八束
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#1139 いまは専念
絞りやシャッター速度は公開をしないのですか、と聞かれたことがありますが、
撮影をしない方々にも、気軽に写真をご覧いただきたいと思い、
このウェブサイトでは、あえて記載をしていません。
フィルムで写していた頃は、使用したレンズから何からをすべてメモしていました。
スタジオカメラマンでは、データを残している人が多いようですが、
自分のような旅先スナップ派では、ほとんどいない気がします。
ノートに書き留めることに気を取られて、シャッターチャンスを逃したりもして、
いまから思えば本末転倒の代表選手、とんだ大馬鹿者でした。
デジタルカメラでは自動的に記録されるので、その心配もなくて被写体に専念ができます。
![](n1139S.jpg)
撮影地 : 神奈川県 江ノ島
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#1140 目で見たように
目で見て感じたように写すのが、自分の撮影スタイルなので、
それに合うように、レンズや露出を選びますが、
当然ながら、機械と肉眼は同じではないために、
許容できるところまで、ギャップを埋められないことがあります。
カメラを向けた被写体は、とりあえずは何かを感じたものなので、
工夫をして、1カットは残したいとは思うものの、
どうしても難しい場合は、無理には撮らないようにしています。
ファインダーを覗きながら、ぴたりとイメージが重なると、
いいねえと心の中で呟きながら、嬉々としてシャッターを切るのです。
![](n1140S.jpg)
撮影地 : 北海道 洞爺
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