なまらなんくるないさ



■■■ 2014.1.10 ■■■
#091 抽象的な年賀状


毎年、年賀状は外部にお願いをしていたのですが、
今年はインクジェットプリンタで、自分で印刷をしてみました。
特定の色のインクが無くなるのが、早いこと早いこと。
そして、インク代の高いこと。
それで儲けるビジネスモデルですから、仕方がないのかもしれません。

雪景色や氷など、以前は抽象的な写真にしていましたが、
頭が壊れたのではないかと、心配する声を聞いてからは、
他人様を驚かせるのも、よくないのはないかと思い、、
この数年は、具体的なわかりやすい絵柄にしています。


撮影地 : 北海道 ウトロ 
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■■■ 2014.1.12 ■■■
#092 どうしたらよいものやら

コンビニのレジで、明日またお越しくださいと言われると、
なんとなく、微妙な気分になります。
さすがに毎日は来られませんし、その時だけの店のこともあります。

たい焼き屋さんで、美味しく召し上がれますようにと言われるのも、
どのように返事をしてよいものやら、考えてしまいます。
はいっ!美味しくいただきます、と返答をするわけにもいきません。

自分のように、つまらないことをあれこれと考えてしまう人は、
ありがとうございますだけで、十分に嬉しいのです。


撮影地 : 東京都 新宿 
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■■■ 2014.1.14 ■■■
#093 過ぎたるは及ばざるが如し

バナナがあればご機嫌なので、自分はゴリラと同類のような気がします。
などというと、ゴリラに失礼かもしれません。

健康診断を受けたところ、脂肪肝と診断されてしまいます。
お酒を飲まなくてもなるんですか、と先生にお尋ねをしたところ、
バナナを食べ過ぎてもなります、とのことでした。
名指しで言われるとは、なぜかバナナ好きを見抜かれたようです。

それにしても、ゴリラは脂肪肝にならないのか、
そもそも、それほどバナナを食べないのか。


撮影地 : 東京都 下北沢 
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■■■ 2014.1.16 ■■■
#094 52歳

来月号の「コマーシャルフォト」の特集は、野村浩司さんです。
カッコいい写真を撮るからなあ、と思いながらページをめくる手が止まりました。
昨年の9月に、急逝されています。

生前、数多くのミュージシャンのCDジャケットを撮影されていたので、
邦楽が好きな人ならば、少なくとも1枚は野村さんが写したものをお持ちかもしれません。

享年52歳、自分もそろそろその年齢になります。
このくらいになると、いろいろと急がないと、
残された時間は、意外と短いのかもしれません。


撮影地 : 東京都 銀座
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■■■ 2014.1.18 ■■■
#095 ノスタルジア

とある冬晴れの日、丹野清志さんの写真展を拝見します。
40年ほど前の東京は、懐かしい風景です。
祖父母の家が千駄ヶ谷にあり、子供の頃に遊んでいたため、
ホットドッグを売る車は、国立競技場の近くでよく見ました。
都庁が建つ前の新宿は、学生の頃の記憶と重なります。
月日とともに熟成されるのが、写真の面白さです。

ギャラリーの近くにある横丁は、高校への通り道でした。
当時とは雰囲気が変わりましたが、当たり前かもしれません。
その間、無駄に年を重ねてきたような気がします。


撮影地 : 東京都 代々木
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■■■ 2014.1.20 ■■■
#096 初めての沖縄

初めて沖縄を旅してまず驚いたのは、免税店があることです。
DFSがあると、海外の空港に着いたような気分になります。

透明なビニール傘を買いたくても、なかなか見つからないのも不思議でしたが、
何よりも驚いたのは、真冬のコンビニでクーラーが効いていたのです。
南の島であることを一番実感したのは、その時かもしれません。

沖縄の風土や文化や地名は、想像をしていた以上に独特で、
北海道と同じくらい、旅をする楽しさに溢れていました。
夏は北海道で冬は沖縄で過ごすのが、最高の贅沢かもしれません。


撮影地 : 沖縄県 那覇
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■■■ 2014.1.22 ■■■
#097 ちいさな水族館

沖縄の市場は、東京では見かけないような魚がいて、
ちいさな水族館のようで、見ていて楽しいのです。
生きている食用のヤシガニなどは、家で飼いたくなります。
機内に持ち込めるのか、航空会社のホームページで調べてみると、
海産物は足元に置くように、と書いてあります。
床でガサガサしていたら、隣りの席の人は驚くに違いありません。

エナメルのようにツルツルなのは、ハリセンボンです。
外側の皮はズルリと剥かれたのか、目玉だけがグリグリとしています。
針が千本も生えていた面影はなくて、ズラを取られた人のようです。


撮影地 : 沖縄県 那覇
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■■■ 2014.1.24 ■■■
#098 バス旅の楽しさ

2世代くらい前のバスも、沖縄では活躍をしていました。
新しいほうが、綺麗なのは確かですが、
古い車体は懐かしさとともに、旅の気分を盛り上げてくれます。

運転の作法も、かなり違うのかもしれません。
東京では、他の車に道を譲ることが多いですが、
沖縄では、積極的にどんどん前へと走る感じがします。

バスは、鉄道以上に地域色があると思います。
地方ごとに違うのも、楽しさかもしれません。


撮影地 : 沖縄県 運天 
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■■■ 2014.1.26 ■■■
#099 十字架

十字架を見ると気になり、つい写してしまいます。
小中高は公立ですが、幼稚園だけは私立のカトリックでした。
親には何か考えがあり、そのようにしたのかもしれません。

幼稚園では、十字架がついた手作りのロザリオとともに、
お祈りをする時間が、毎日ありました。
その頃の記憶が、心の片隅にあるのかもしれません。

小学生からは、もうしなくなりましたが、
その時のロザリオは、まだ手元に残してあります。


撮影地 : 沖縄県 那覇 
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■■■ 2014.1.28 ■■■
#100 撮影許可

屋外での撮影、特に商業的な目的の時は、
ほとんどの場合で、さまざまな許可が必要になります。

どこにでもありそうな、ちいさな砂浜で撮ろうとしたところ、
県や市のほかに、海浜植物の保護協会など、
なんと、5つもの許可が必要なことがありました。
許しが出るまでには、手間や時間がかかるので、
急ぐのであれば、撮影を諦めないといけないこともあります。
世の中にある物のほとんどは、誰かの所有物ですから、
たとえ面倒でも、仕方がないことかもしれません。


撮影地 : 兵庫県 男鹿島 
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