■■■ 2013.10.15 ■■■
#051 シスコライス
金森倉庫を初めて訪れた時は、いまのように観光地化されていませんでしたが、
その頃から、赤レンガの近くにカリフォルニアベイビーはありました。
大正時代に建てられた郵便局を改装した、レトロで落ち着いた雰囲気のお店です。
看板メニューとして有名なのは、シスコライスです。
バターライスの上にソーセージが2本あり、大量のミートソースが盛り付けられています。
かなりのボリュームがありますが、値段はそれほど高くはないので、
空腹の時に行くと、ことさら満足感が味わえますが、
自分くらいの年齢だと、少々量が多いかもしれません。
有名なロックバンドのメンバーが、よく食べていたことでも知られています。
撮影地 : 北海道 函館
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■■■ 2013.10.17 ■■■
#052 写真の面白さ
列車の中では暇なので、鞄を開けて整理をしていたら、
須田一政さんの写真展の、レセプションの案内状が出てきました。
写真を撮り始めた頃には、すでに第一線でご活躍をされていて、
まだ第百線くらいのところにいる自分とは、まるで大違いです。
肉体的な衰えが出ることで、スポーツは成績が下がりますし、
囲碁や将棋なども、ある程度の若さがないと難しいですが、
写真は年齢に関係なく続けられますし、歳とともに向上をすることもできます。
カメラとレンズを買えば、いつからでも始められて、
すぐに傑作が撮れる可能性があるのも、面白さかもしれません。
撮影地 : 東京都 西大井
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■■■ 2013.10.20 ■■■
#053 究極のアマチュア
東京ステーションギャラリーで、植田正治写真展を拝見しました。
改装後に訪れるのは初めてで、煉瓦の壁がどのように活用されたのか見てみると、
以前のように、綺麗なままに残されています。
もうお亡くなりになられていますが、今年は生誕100年です。
職業写真家ですが、地元の山陰で好きなように撮り続けたということでは、
究極のアマチュア、といえるのかもしれません。
ひさしぶりに、植田さんの本を取り出してみました。
写真を撮ることの原点を、再認識させてもらえた気がします。
撮影地 : 神奈川県 江ノ島
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■■■ 2013.10.22 ■■■
#054 ねこはらぺこ
大雨でも散歩をするなんて、自分でも変わり者だと思います。
変人は変人らしく薄暗い公園で撮影をしていると、背後に何かの気配がしました。
振り向くと足元にノラネコがいて、ニャーゴ。
あ~、ビックリしたあ。
驚かさないで欲しいです、高血圧なんですから。
天気が悪くて、餌をくれる人が来ていないのかもしれません。
誰でもよいので食べるものをくれ、という感じです。
こちらに持ち合せがないと知ると、悲しそうな顔をしています。
後をつけてみると、池の水でお腹を膨らませていました。
撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2013.10.24 ■■■
#055 雲を撮る
いい雲を見つけると、シャッターを切りたくなります。
光や風により、時々刻々と形を変えて、
ひとつとして同じにならないのが、自然の面白さです。
雲なんかを写してどうするんですか、と聞く人もいますが、
写真というものは、感覚的な部分も大きいですから、
撮りたい気持ちに、理由などはないのかもしれません。
迷惑をかけずに楽しく撮影ができれば、それで十分なのですが、
実際には、それが一番難しいことかもしれません。
撮影地 : 岡山県 頭島
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■■■ 2013.10.26 ■■■
#056 雨上がりのぶらり
打ち合わせを終えて外に出ると、ネオンがついています。
午後5時だというのに、日の暮れが早くなりました。
雨が止んだので、銀座一丁目駅まで歩きます。
自分には、表通りは似合わないので、
人影が少ない、静かな裏通りに回ります。
濡れた路面に灯りが映り込んで、よい雰囲気です。
デジタルカメラの高感度と、手ぶれ補正のおかげで、
夜の散歩が、より楽しめるようになりました。
撮影地 : 東京都 銀座
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■■■ 2013.10.28 ■■■
#057 ネットで変わる旅
以前は、どのような場所なのかよくわからずに出かけて、
たどり着いてみると想像をしていたのとは違い、驚くこともしばしばでしたが、
それもまた、旅の楽しみでした。
いまではネットで、事前に情報が簡単に手に入ります。
目的地の写真を見てから、行くかどうかの判断をすることもできます。
面白そうでなければ出かけなくてもよいので、効率的ともいえますが、
偶然の出会いや発見は、なくなりました。
ネットにより、旅が大きく変化をしたように思います。
ぶらりとあてのない旅を、またしたいものです。
撮影地 : 岡山県 白石島
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■■■ 2013.10.30 ■■■
#058 コンパクトのリズム
しばらく前から、コンパクトカメラを持ち歩くようになりました。
腰のポケットに入るので、荷物にならなくてよいのですが、
そのまま座ると布地が傷むことがあるので、気をつけないといけません。
ジーパンに、大きな穴が空いてしまいます。
一眼レフでは、構えて慎重に写すスタイルになりますが、
コンパクトカメラでは、気軽にシャッターを切ることができます。
撮る人が変わるわけではないので、さほど大きな変化はありませんが、
コンパクトの軽快なリズムは、一眼とは異なるので、
撮影をした写真にも、違いが出るように感じます。
撮影地 : 東京都 西荻窪
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■■■ 2013.11.2 ■■■
#059 見て見ぬふり
満員電車の中で座りながら、ふと前に目をやると、
男性の社会の窓が、見事に開いているではありませんか。
拡大解釈をしたとしても、ファッションとは思えません。
このような時は、どのように対処をするのが正しいのか悩みます。
教えてあげると、恥をかかせることになりかねませんし、
そのまま放置をすると、ますます多くの人に見られてしまいます。
チャックを凝視して考えているうちに、その人は全開のまま降りてしまいました。
結果的に、見て見ぬふりです。
撮影地 : 東京都 原宿
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■■■ 2013.11.6 ■■■
#060 そこそこの早業
駅のホームに降りると、斜めに射し込む光が美しいこと。
そこに、人と電車が通ります。
ジーパンのポケットから、コンパクトカメラを取り出して、
フルスイングをするように、一気にシャッターを切ります。
早撃ちガンマンにはほど遠い、遅撮りカメラマンですが、
そこそこの早業で、なんとか写すことができました。
いつもは、ピントや露出を確認して撮ることが多いので、
一瞬のシーンでは、タイミングを外しがちです。
スナップショットは、考えずに写すことも大切かもしれません。
撮影地 : 東京都 市ヶ谷
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