なまらなんくるないさ



■■■ 2013.9.21 ■■■
#041 当たらずといえども

ほぼ毎日のように、ウェブサイトを更新しています。
たぶん、暇だと思われているはずです。
当たらずといえども遠からずですが、一応は仕事もしております。
こつこつすることが、向いているのかもしれません。
自分の前世は、キリギリスではなくてアリです。

このサイトの来訪者の多くは、男性のような気がします。
「晴れ, ときどき更新」のほうは、虫の写真ばかりですし、
出てくる猫も可愛くなくて、ウンの話もありますから、
女性からすれば、近寄りがたいかもしれません。


撮影地 : 東京都 原宿

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■■■ 2013.9.25 ■■■
#042 スイカとともに

スーパーからスイカが消えると、夏の終わりを感じます。
我が家の近所では熊本産から並び始めて、徐々に産地が北上して、
シーズンの最後になり、寒冷地の北海道産や長野産が出るようになると、
店頭から姿を消して、シーズンが終わるのです。

スイカ水を置いてある自動販売機を、ようやく2ヶ所見つけたのですが、
そちらも時期を同じくして、他の飲料に入れ替えられてしまいました。

最近は、もうほとんどスイカを見かけません。
売られているものも糖度が9という、あまり甘くないものです。


撮影地 : 東京都 中野 
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■■■ 2013.9.28 ■■■
#043 お散歩びより

夏の暑さが嘘のように、朝は涼しくなりました。
空は抜けるように青く、空気は限りなく爽やかです。

犬ならば気持ちよく散歩ができるのに、と思いましたが、
人間ですから、勝手に出かけても構わないわけです。
ということで、お昼頃にふらふらと歩いてみました。

太陽が眩しいですが、それでも真夏の強さはありません。
シャッターを切る前に、露出を強烈にプラス補正します。
これほど光をたくさん取り込んだのは、ひさしぶりです。


撮影地 : 東京都 新宿
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■■■ 2013.9.30 ■■■
#044 人間ですから

なんだか、調子のよくない日というのがあります。
肉体的に悪いのは、薬を飲んで対応ができますが、
なぜだかわからずに、気分的に落ち着かないことがあり、
朝起きると、突然ということもあるので困るのです。
そのような時は、おまじないのように、
落ち着いて落ち着いてと、自分自身に言い聞かせます。
それで、なんとか1日をやり過ごすのです。

そのような日は、シャッターもスムーズに切れません。
人間ですから、いろいろな日があります。


撮影地 : 東京都 下北沢
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■■■ 2013.10.3 ■■■
#045 虹のお祝い

大型スーパーの開店日で、近所なので出かけてみました。
とにかく大盛況で、それはそれでよいのですが、
心配なのは、既存のところが潰れてしまわないかということです。
いままで買い物をしていた店にも、それぞれによいところがあるので、
なくなると、どうしようかと困ります。

開店を祝うかのように、空に虹がかかりました。
これほど綺麗なものは、ひさしぶりです。
できれば、もう少し別の場所で撮りたいと思いつつ、
写真は一期一会なので、こればかりは仕方がありません。


撮影地 : 東京都 練馬
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■■■ 2013.10.5 ■■■
#046 最初の1枚

その日、最初にシャッターボタンを押す時は、
ほんの少しだけ、緊張します。
というよりも、引き締まる感じかもしれません。

呼吸を整えて、時間をかけて構図を決めて、
いつもよりも、慎重にピントを合わせている気がします。

最初のシャッターを切ると、どのような被写体でも嬉しくなります。
そして、その1枚を写しただけで、
自分自身の調子がなんとなくわかるのも、不思議なものです。


撮影地 : 東京都 荻窪 
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■■■ 2013.10.7 ■■■
#047 気になるひと

下北沢に、気になるひとがいます。
和服を着て、いつも電柱に寄り添うように立ち、
誰かを捜しているかのように、遠くを見つめていました。

どのような運命を辿り、この場所にいるのか、
かつては、華やかなショーウィンドウの中にいたのかもしれません。

その彼女が、姿を消してしまいました。
どうでもよいことかもしれませんが、気になります。
ずいぶんと、ご高齢な感じでしたから。


撮影地 : 東京都 下北沢 
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■■■ 2013.10.10 ■■■
#048 桜島

フェリー乗り場に着いた時には、雨は止んでいました。
出がけにコンビニで用意をした傘は、無駄になります。

昨日は雲に隠れていた桜島は、その姿を見ることができます。
中腹の雲だけに射し込んでいた、朝の低い光が、
徐々に左へと移動して、また薄暗くなりました。

到着したフェリーから、どやどやと出勤する人が降りてきます。
島へと戻る船は、がらがらにすいていました。
ひとり旅をしているのだなあという実感が、ひしひしとするのです。


撮影地 : 鹿児島県 鹿児島 
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■■■ 2013.10.11 ■■■
#049 穴があれば

ひとりごとや鼻歌が出る癖があるので、注意をしないといけません。
最近のマイブームは、「猫騒動」という曲です。
ニャゴニャゴ~ォ♪という歌詞があり、その部分が頭にインプットされてしまいました。
油断をすると、自然に口が開いてしまいます。

横断歩道で信号を待つ間、ニャゴニャゴ~ォ♪と歌い始めてしまい、
前にいた女性が、驚いたように振り返りました。
背後からニャゴニャゴと聞こえれば、誰でも気持ちが悪いはずです。
それも、中年過ぎのいいオトナが・・・。 
穴があれば、入りたいくらいでした。


撮影地 : 東京都 豪徳寺 
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■■■ 2013.10.13 ■■■
#050 動かないほうが

ファインダーを覗いていたら、いきなり鳥が飛んできて画面を横切りました。
決定的瞬間ですが、シャッターボタンに置いた指はピクリとも動かず。
バッターならば、ど真ん中の球を見逃し三振した感じです。

モノのカタチに興味があるせいか、動く被写体は苦手です。
「仏像は走っている」という、著名な写真家の言葉がありますが、
自分は凡人なので、「お地蔵さまは止まっている」のでした。

微動だにしないものは、撮りやすいのです。
生きている猫よりも、招き猫のほうが楽に撮影ができます。


撮影地 : 茨城県 常陸大宮 
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