晴れ、ときどき更新



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2019.4.10
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#991 同じようでも

あちらこちらに、コブシの木がありますが、
花をつける時期は、場所により異なるようです。
我が家の目の前は、地面がコンクリートなので、
このあたりでは、最も早くに咲きます。
一方で、池のまわりは冷えるようで、
半月ほども遅れて、よくやく開き始めました。

毎年、同じことの繰り返しのように見えても、
歩き続けていると、意外に変化があるようです。
カメラを手にすると、目が研ぎ澄まされる感じがします。


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■■■ 2019.4.12 ■■■
#992 春北風

春北風(はるならい)と呼ばれる、冷たくて強い風が吹きました。
ピントが合わせにくいので、自然の撮影には不向きな日ですが、
花吹雪を見られるかもしれないので、いつものように出かけます。

ソメイヨシノは、遠目では満開に近い状態でした。
残念ながら、花びらが舞う様子は写せませんが、
お花見をしているだけで、最高に幸せな気分です。

桜の木の下で、オオキバナカタバミも咲いています。
揺れが止まるのを待ち、静かにシャッターを切りました。


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■■■ 2019.4.14 ■■■
#993 個人的には好きですが

工事現場の囲いの前で、ナガミヒナゲシが1輪だけ咲いていました。
外来種らしく、どのようなところでも成長できる強さがあります。
綺麗な橙色で、個人的には好きな花ですが、
繁殖をしすぎて、必ずしも歓迎をされていないのかもしれません。

日本の固有種であるイシガメは、捕獲をして水槽に入れると、
逃げ出そうとして、ばたばたとするのに、
アメリカが原産地のミシシッピアカミミガメは、泰然自若としているそうです。
海外から来た種は、環境に対する適応能力が高くて、
いまいる場所で生きる覚悟が、すぐにできるのかもしれません。


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■■■ 2019.4.16 ■■■
#994 新緑の季節へ

数日前は、冬のような寒さでしたが、
これからは、安定をした暖かさが続くようです。

アオダイショウが、そろそろ穴から出てくる頃ではないかと、
それらしきところに目を走らせながら、いつものように歩いていたところ、
案の定、日光浴をしているではないですか。
今年もよろしくお願いしますと、ご挨拶をしておきました。

本格的に、新緑が眩しい季節を迎えます。
湿度が17%なので、カワウの羽もよく乾くと思います。


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■■■ 2019.4.19 ■■■
#995 初めてのトンボ

このところ、20度を超えるような暖かい日が続き、
タイやヒラメではありませんが、チョウやトンボが舞い踊りを始めました。

桜から間もないというのに、ムギワラトンボがいます。
春とはいえども、まだそこそこ冷えるので、
地表近くの暖かなところを、徘徊しているようです。
背景がシンプルになるように、ローアングルから撮影をしました。

昨年の4月18日にも、同じトンボを載せています。
このところの暖冬の傾向が、定着しつつあるのかもしれません。


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■■■ 2019.4.20 ■■■
#996 無事に育ちますように

水草の茂みで、4羽のカイツブリの雛が産まれました。
数メートルのところに、アオダイショウの巣穴があり、
もう冬眠から目が覚めたようなので、気がかりです。

カラスが近くに飛んできたので、警戒をしているようです。
全員、親鳥の中に潜り込みましたが、
好奇心が強いのか、1羽だけは顔を出しています。

晴れていると、影が出て画面が煩くなりそうなので、
陽が陰るのを見計らい、シャッターを切りました。


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■■■ 2019.4.21 ■■■
#997 いつ見ても同じ

4月19日は、平成としては最後の満月でした。
当たり前のことですが、いつ見ても同じ顔をされています。
自分も、そのようにありたいものです。

ファインダーを覗いて、毎度のように気になるのは、
風船の吹き込み口のような、おしりの穴のみたいな、
月の下側にある、ちいさな丸です。
ネットで調べれば、すぐに分かるに違いありませんが、
宇宙については、科学的な知識はなくても、
あれこれと空想をすることができるのが、いとおかしです。


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■■■ 2019.4.23 ■■■
#998 こんな大人に誰がした

朝から缶ビールを片手に、ひとりでお花見をします。
ベンチから見上げると、八重桜が満開です。

近くにある保育園児たちも、遊びに来ています。
目の前に、緩やかな小高い丘があり、
みなさん登り始めるや否や、ばたばたと倒れて、
あちらこちらで、ギャアギャアと泣き叫んでいました。

可愛い子供たちも50年後には、残念ながらこのような大人になるのです。
大部分の子が、自分よりはまともになることを祈ります。


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■■■ 2019.4.24 ■■■
#999 ここぞとばかり

しばらく前から、ツマキチョウに出会うようになりました。
その昔は、このあたりにはいませんでしたが、
最近は、ちらほらと見かけます。
モンシロチョウに似ていますが、やや小型で、
雄の翅の端は、名前の通りに黄色です。

何を考えているのか、ふらふらと飛び回るばかりで、
ほとんど休まないので、撮影するのが厄介です。
セリバヒエンソウの蜜を吸いに、数秒だけ花に来たところで、
ここぞとばかりに、ばしばしとシャッターを切りました。


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■■■ 2019.4.28 ■■■
#1000 もうしばらくは

「晴れ, ときどき更新」も、ついに4桁の大台に乗りました。
我が家の近くだけを被写体にして、よくもここまで続いたものだと、
自分でも感心をするとともに、自然の豊かさに驚くばかりです。
知らない植物や昆虫にも、いろいろと出会いました。

半世紀以上も暮らしてきた団地の取り壊しが、ついに決まりました。
さらにあと50年ほど頑張れば、歴史的建造物に指定されたかもしれません。
転居をしますが、また近くに住むつもりです。
まだまだ、違う顔を見られそうな気がするので、
もうしばらくは、このあたりを撮り続けたいと思います。


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