晴れ、ときどき更新



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2019.3.18
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#981 柔らかく

暖かな日が続き、あちらこちらで花が咲き始めました。
黄色が目立つようになると、春の訪れを感じます。

リュウキンカやキンポウゲの仲間は、種類の判別が難しいのですが、
これはキクバナキンポウゲで、ワックスをかけたような艶やかな色をしています。
我が家の近くでは、綺麗な円形になるものは少ないようです。

太陽が出ているほうが、大きく開くような気がしますが、
強い光では、美しさが弱められてしまうので、
自分の影の中に入れて、柔らかく写してみました。


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■■■ 2019.3.20 ■■■
#982 橙色のリング

薄暗い林の中で、落ち葉が音を立てています。
キジバトかシロハラだろうと思いながら、捜してみると後者でした。
この数年、出会う回数が増えた鳥です。

頭が黒いので、雄ではないかと思われます。
こちらに気がついているはずですが、かなり近づいても大丈夫です。
危害を加えない人だと、理解をしていただけたのかもしれません。

射し込む光が、よい角度で顔に当たり、
目のまわりの橙色が浮かび上がる瞬間に、シャッターを切りました。


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■■■ 2019.3.21 ■■■
#983 春の目覚め

暖かくなり、そろそろではないかと思いながら歩いていると、
案の定、2匹のキタテハがいました。
片方は翅がぼろぼろですが、もう一方はかなり綺麗なので、
羽化をして、すぐに冬眠をしたのかもしれません。

日光浴をしているところを、300mmの超望遠で写し始めて、
途中でマクロレンズに交換をして、ついには触れるところまで近寄ります。
あまりに動かないので、大丈夫なのだろうかと、
地面をトンと叩くと、さすがに飛んでいなくなりました。
驚かせてしまい、申し訳ないです。


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■■■ 2019.3.22 ■■■
#984 剪定

我が家の近くに、ニセアカシアの並木があり、
たくさんの花が咲いて、目を楽しませてくれていたのですが、
この春は、綺麗な姿を見られそうにありません。
昨年の夏に、大きな台風が来て、
強風で何本かが倒されて、車を傷つけたために、
残りのものは、大胆に剪定をされてしまいました。
仕方がないとは思いますが、すかすかで寂しい感じです。

木の向こうに、十四夜の月がありました。
まんまるから少しでも欠けると、視覚的にわかるものです。


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■■■ 2019.3.25 ■■■
#985 写真的な表現

あちらこちらでコブシが満開になり、ついに春も本番です。
八重咲きのシデコブシは、華やかな感じがします。

人間の眼は高性能なので、明暗差のある状況も認識ができますが、
進化をしたカメラでも、まだその域までには達していません。
白い物体と暗い背景を、同時に表現をするのは難しくて、
メインの被写体を重視すると、それ以外は黒く潰れてしまいます。
写真らしいといえば、そうなのかもしれませんし、
肉眼で見ている時も、花にしか意識が向いていないので、
そのほうが、自分の印象に近いような気もします。


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■■■ 2019.3.29 ■■■
#986 記念写真

もともとこのあたりには、ツクシはそれほどありませんでしたが、
それでも、かつては川岸で見ることができました。

いまはその場所で工事をしているため、どうだろうかとあたりを捜してみると、
以前に生えていたところから少し離れて、10本ほどが出ていました。

ツクシは、スギナの花のようなものですが、
種ができるわけではなくて、そこから胞子が放出されます。
カメラを地面すれすれに下げて、光の角度と背景を考えながら写すと、
きちんと並んで、記念写真のようになりました。


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■■■ 2019.4.2 ■■■
#987 観賞眼不足

まともな雪を見ないまま、春を迎えました。
スノーブーツを履かない冬は、初めてかもしれません。
暖かいのは、体力的には大歓迎ですが、
めりはりがなくて、撮影するにはつまらない気がします。

以前にタチツボスミレをご紹介した時は、花のアップでしたが、
ここでは少し引いて、葉まで入れてみました。
しかし、どちらにしてもアングルは似ています。
綺麗に見える角度が、そこそこ限られているのに加えて、
こちらの観賞眼が、足りないのかもしれません。


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■■■ 2019.4.4 ■■■
#988 桜と母校

川沿いのソメイヨシノは、ほとんどが伐採されましたが、
公園に植えられているものは残されて、綺麗に咲いています。

日本にある桜の8割は、ソメイヨシノだそうですが、
すべては1本の木から、接ぎ木などで増やされたものだと聞きました。
それが本当であれば、気が遠くなります。

向こうに見えるのは、小学校の仮校舎です。
体育館やプールに続いて、自分が学んだ建物がすべてなくなると、
なんとなく、寂しい気分になります。


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■■■ 2019.4.5 ■■■
#989 スズメのトリビア

桜の蜜を吸いに来るのは、ヒヨドリやメジロが多いのですが、
たまに、スズメがいることもあります。

鳥類学者の川上和人さんと、マンガ家のマツダユカさんによる、
「トリノトリビア」という本が、西東社さんから出版されていて、
その中に、スズメの頬には斑点があり、
それが立派なほど雌にモテるのではないか、と書いてあります。

鳥が好きな人だけではなく、あまり興味のない御仁でも、
面白く読むことができる、お薦めの1冊です。


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■■■ 2019.4.6 ■■■
#990 北海道のように

この春の桜は、いつもよりも長く咲いているようです。
お花見をする機会が増えて、少し得をした気分になります。

以前から気にかけていたソメイヨシノを、ようやく撮影しました。
空気が澄んで、空は抜けるようです。
カメラアングルを低めにして、畑の草を大きく入れると、
我が家の近くではないような、広大な景色になります。

同じフィールドを撮り続けていると、似たような写真が多くなるものの、
まだ、いろいろと写すことができそうです。


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