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#985 写真的な表現
あちらこちらでコブシが満開になり、ついに春も本番です。
八重咲きのシデコブシは、華やかな感じがします。
人間の眼は高性能なので、明暗差のある状況も認識ができますが、
進化をしたカメラでも、まだその域までには達していません。
白い物体と暗い背景を、同時に表現をするのは難しくて、
メインの被写体を重視すると、それ以外は黒く潰れてしまいます。
写真らしいといえば、そうなのかもしれませんし、
肉眼で見ている時も、花にしか意識が向いていないので、
そのほうが、自分の印象に近いような気もします。
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#986 記念写真
もともとこのあたりには、ツクシはそれほどありませんでしたが、
それでも、かつては川岸で見ることができました。
いまはその場所で工事をしているため、どうだろうかとあたりを捜してみると、
以前に生えていたところから少し離れて、10本ほどが出ていました。
ツクシは、スギナの花のようなものですが、
種ができるわけではなくて、そこから胞子が放出されます。
カメラを地面すれすれに下げて、光の角度と背景を考えながら写すと、
きちんと並んで、記念写真のようになりました。
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#987 観賞眼不足
まともな雪を見ないまま、春を迎えました。
スノーブーツを履かない冬は、初めてかもしれません。
暖かいのは、体力的には大歓迎ですが、
めりはりがなくて、撮影するにはつまらない気がします。
以前にタチツボスミレをご紹介した時は、花のアップでしたが、
ここでは少し引いて、葉まで入れてみました。
しかし、どちらにしてもアングルは似ています。
綺麗に見える角度が、そこそこ限られているのに加えて、
こちらの観賞眼が、足りないのかもしれません。
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#988 桜と母校
川沿いのソメイヨシノは、ほとんどが伐採されましたが、
公園に植えられているものは残されて、綺麗に咲いています。
日本にある桜の8割は、ソメイヨシノだそうですが、
すべては1本の木から、接ぎ木などで増やされたものだと聞きました。
それが本当であれば、気が遠くなります。
向こうに見えるのは、小学校の仮校舎です。
体育館やプールに続いて、自分が学んだ建物がすべてなくなると、
なんとなく、寂しい気分になります。
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#989 スズメのトリビア
桜の蜜を吸いに来るのは、ヒヨドリやメジロが多いのですが、
たまに、スズメがいることもあります。
鳥類学者の川上和人さんと、マンガ家のマツダユカさんによる、
「トリノトリビア」という本が、西東社さんから出版されていて、
その中に、スズメの頬には斑点があり、
それが立派なほど雌にモテるのではないか、と書いてあります。
鳥が好きな人だけではなく、あまり興味のない御仁でも、
面白く読むことができる、お薦めの1冊です。
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#990 北海道のように
この春の桜は、いつもよりも長く咲いているようです。
お花見をする機会が増えて、少し得をした気分になります。
以前から気にかけていたソメイヨシノを、ようやく撮影しました。
空気が澄んで、空は抜けるようです。
カメラアングルを低めにして、畑の草を大きく入れると、
我が家の近くではないような、広大な景色になります。
同じフィールドを撮り続けていると、似たような写真が多くなるものの、
まだ、いろいろと写すことができそうです。
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