晴れ、ときどき更新



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2019.4.29
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#1001 最も多い街路樹

東京都の調べによると、都内の街路樹で最も数が多いのは、
意外な感じですが、ハナミズキだそうです。
我が家の近くでも、そこかしこで見かけます。
イチョウやケヤキやプラタナスなどのほうが、印象としては強いものの、
大きくなる木は、最近は避けられているのかもしれません。

頭の上で手を繋いだようなポーズが、なんとも可愛いです。
もうしばらくすると、ぱかりと開きます。
ピンク色の花びらのようなところは、総苞片と呼ばれる葉のようなもので、
真ん中のちいさなつぶつぶが花の集まりで、じきに地味に咲きます。


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■■■ 2019.5.2 ■■■
#1002 逢瀬

人工的に作られた野草園に、ちいさな池がありますが、
なぜかそこに、カルガモのつがいがいました。

直径1メートルくらいの、大きな水溜り程度のところなのに、
どのようにして見つけたのか、なんとも不思議です。
まわりに他の鳥がいないので、静かに過ごすことができるのは確かで、
人目ならぬ鳥目を避けて、逢い引きをしているかのようです。

こちらのことはまるで気にせずに、2羽の世界に没頭中です。
もしかすると、人間だと思われていないのかもしれません。


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■■■ 2019.5.3 ■■■
#1003 ドイツの国花

駐車場の片隅で、1輪のヤグルマギクが咲いていました。
ヨーロッパが原産地で、日本では園芸品種として植えられていますが、
どこからか、種が紛れてきたのかもしれません。

あまり知られていないようですが、ドイツの国花です。
初代皇帝の母親が、ヤグルマギクの冠を我が子のために作り、
それがのちに紋章に制定されたのが、その由来とされています。

くだらないことばかりを書いていると、おかしな人間であるのがばれてしまうので、
たまには、多少は役に立つ情報を載せてみました。


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■■■ 2019.5.4 ■■■
#1004 ぽつねんと

ほぼすべての渡り鳥は、北へと戻りましたが、
オナガガモの雄が1羽だけ、まだ池にいます。
怪我をしていたり、病気という感じではないので、
自らの思うところがあり、留まることにしたのかもしれません。
このところ毎年のように、残り鴨がいるようです。

遠路遥々、飛んで帰る必要がなければ、
間違いなく楽ですし、合理的なのかもしれませんが、
繁殖期の夏に、こちらにひとりでいるということは、
結婚をするつもりは、もうないのかもしれません。


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■■■ 2019.5.6 ■■■
#1005 鬼とついていますが

「晴れ, ときどき更新」も、1000回を超えました。
常連のように、いつもご登場をいただいている動植物がある一方で、
よく目にしているのに、ご紹介ができていないものもあります。

オニタビラコもそのひとつで、単独で取り上げるのは初めてです。
オニなどという、恐ろしげな接頭語がついていますが、
そのような感じは受けず、可愛く咲いています。

花はちいさくシンプルで、マクロで写しても存在感が薄く、
離れると纏まりがつきにくいので、撮るのが難しい植物だと思います。


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■■■ 2019.5.9 ■■■
#1006 撮り放題

このところ、ひんやりとした日が続きました。
太陽が出ていないと、肌寒く感じます。

テントウムシは、気温の変化に敏感です。
日射しがあり暖かければ、元気に活動をするものの、
そうでないと、途端に動きが鈍ります。

ハハコグサの花で、ナナホシテントウが休んでいました。
黄色に赤は、派手で目立ちます。
静止したままなので、やや絞り込んでの撮り放題です。


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■■■ 2019.5.12 ■■■
#1007 猫大明神

神社に棲んでいる猫大明神に、いろいろなお願いをしていたところ、
ふた月ほど前に、忽然と姿を消してしまいました。
どうしたのだろうかと、心配をしていると、
今日になり、お気に入りの場所で鎮座をしていました。

可愛いらしく、香箱座りなどはしていますが、
目つきは凶暴で、口元に半笑いを浮かべているようです。
ほどなく、こちらに近づいてくると、
ひさしぶりだなという感じで挨拶をして、どこかへと消えてしまいました。
もしかすると、舎弟くらいに思われているのかもしれません。


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■■■ 2019.5.14 ■■■
#1008 悩み多き季節

そろそろ、虫刺されの対策を始めなければなりません。
長袖ではなくて、Tシャツで気軽に歩きたいところですが、
その場合は、虫除けを塗る必要があります。
どちらにするかで、いつも出かける時に迷うのです。

個人的に撮りにくい花のひとつに、アヤメがあります。
目で見た印象のように写すことが、なかなか難しいのです。
自分と相性が合わない被写体というものが、あるのかもしれません。

この季節は、いろいろと悩みが多いのです。


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■■■ 2019.5.16 ■■■
#1009 たおやかな時間

気温はそれほどでもありませんが、湿度が高いようで、
今年になり、最も暑く感じる日でした。

ひさしぶりに池に行くと、めずらしいところにカワウがいます。
見たところ、ぼんやりとしているようですが、
ご当人としては、そのようなつもりはないのかもしれません。

空を映す水鏡が、風で揺れました。
水面を蹴りながら、格好よく飛び立つ姿を期待していたのですが、
ポチャンと池に下りると、潜水をして消えてしまいました。


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■■■ 2019.5.18 ■■■
#1010 落としどころを捜して

ヤマオダマキを見ると、いつも魔女を連想してしまいます。
くるりんとした形が、そのように思わせるのかもしれません。
花びらは黄色い筒状になり、大きく広がる紫色の部分は萼です。

奥行のある立体的な被写体を撮る時は、いつも悩みます。
花そのものには、ある程度のシャープさが欲しいものの、
あまりに絞り込むと、後方のボケが煩雑になり過ぎてしまうのです。
背景を合成でもすれば、イメージに近くはなりますが、
そこまでやる気力も根気も能力も、まるで持ち合わせておりません。
その場でできる、最善の落としどころを捜すのみです。


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