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#954 最後の一葉
年が明けてから、快晴の朝が続いていましたが、
ついに曇天になり、ちらちらと初雪も観測をしたようです。
空気が乾燥をしているので、丁度よいのかもしれません。
同じ状態が続くよりは、変化のあるほうが、
見える景色も違うので、撮り歩くにしても嬉しいものです。
昨年の秋から続いた紅葉も、ようやく終わりです。
枝先にひとつだけ残る葉を見ると、O・ヘンリーを思い出します。
学校の教材として使われていたこともあり、よく読んだものです。
同じく短編の名手のサキも、ブラックな感じが好きでした。
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#955 所在なさげ
池の真ん中に、オカヨシガモの雌がいます。
所在なさげで、なんとなく不安そうです。
#953でご紹介をした時は、ちいさな群れでしたが、
仲間は別の越冬地に移動をしたのか、どこにも姿がありません。
どうやら、この1羽だけがはぐれたようです。
鴨の雄は派手なのに対して、雌は一般的に地味です。
子育てをするために、外敵に狙われにくい色彩をしています。
植物に紛れやすいように、茶色系がほとんどです。
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#956 焚火
これほど穏やかな冬は、めずらしいかもしれません。
寒さもそれほどではなくて、抜けるような青空が連日のように広がります。
雨の少なさも、記録的なようです。
このような天候が続くと、散歩をするのには気持ちがよくても、
景色が変わり映えしなくて、いまひとつ面白くありません。
日々は平凡でもよいのですが、それなりに変化は欲しいものです。
安全な空き地がほとんどなくなり、家が密集しているせいか、
最近は、焚火をあまり見かけなくなりました。
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#957 春を待つ気分
ひさしぶりに、川沿いを歩いていると、
土手の上のほうに、赤い花がありました。
近づいてみると、なんとアカツメクサでした。
春から夏にかけて咲くのが普通なので、この時期に見たのは初めてです。
陽当たりがよい場所なのと、暖冬の影響があるのかもしれません。
さすがに葉は、やや元気がないようです。
春を待つ気分で、絞りを目一杯に開けて、
自分にしてはめずらしく、かなりのハイキーにして写しました。
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#958 地味ながら美しい
ひさしぶりに、近所の川沿いを散策しましたが、
池とは棲んでいる鳥が違うので、変化を楽しめます。
どこにでもいるレギュラーメンバーは、カルガモです。
めずらしくないので、あまり注目をされませんが、
地味ながら美しくて、フォトジェニックだと思います。
静かにレンズを向けたつもりが、気づかれてしまい、
なにごとですかという感じで、こちらを向いています。
見上げる時は、顔を横に90°傾けるようです。
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#959 猫には猫の
今年に入り、晴れの日が続いています。
蛙でなくても、干からびてしまいそうです。
この陽気は、野良たちにはありがたいに違いありません。
暖かな落ち葉の上で、うつらうつらしています。
すやすやと寝ているのを見ると、羨ましい限りですが、
もしかすると、猫には猫の悩みがあるのかもしれません。
ファインダーで覗いてみたら、なんだか頭の大きい子です。
なんとなく、親近感が湧きました。
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#960 氷の花
あまり知られていませんが、シモバシラという植物があります。
根から吸い上げた水が、夜のうちに枯れた茎の根元で凍り、
その美しい姿は、氷の花とも呼ばれているようです。
太陽に照らされる前に見に行かないと、融けてしまいますが、
朝は眠いという個人的な理由のために、なかなか出かけられません。
曇りの日に、のんびりと撮影に向かいましたが、
晴れていないと、地表の温度があまり下がらないためか、
大きくて華やかなものは、見つけられませんでした。
写真を撮るのならば、早起きでないと駄目なのかもしれません。
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