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#935 似て非なる花
最初に見た時は、ナツズイセンかと思いましたが、
雄しべや雌しべの長さが、違うようですし、
そもそも名前の通りに夏に咲くはずなので、どうもおかしいです。
調べてみたところ、ネリネという植物だと判明をしました。
花の見頃は11月で、まさにいまがその時期です。
南アフリカが原産地で、大正時代に持ち込まれましたが、
ヒガンバナに似ているということで、あまり好まれずにいたそうです。
いまは園芸品種として、広く普及しているので、
ここにあるものは、何かの拍子に野草化をしたのかもしれません。
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#936 ようやく冬の便り
冬に訪れる水鳥は、最近は数を減らしていますが、
2羽だけですが、ようやく姿を見つけました。
遥か彼方にいるので、望遠レンズで覗いてみると、
この池ではなかなかお目にかかれない、コガモでした。
雄と雌のつがいかと思いましたが、どちらも雄です。
群れからはぐれて、ここにいるのかもしれません。
まだ誰もいないので、いまは静かに過ごしているものの、
しばらくして、大きな種類のカモが飛んで来たら、
のんびりできる川へと、逃避をするのではないかと思います。
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#937 アケビだと思いきや
先日、ナツズイセンとネリネを間違えましたが、
これはアケビだと思いきや、葉の形が少し違うようで、
同じ仲間ですが、トキワアケビとも呼ばれるムベです。
似たような植物は、世の中に多くて、
この子は誰なのだろうかと、悩むことがしばしばあります。
ピンクの艶々とした実は、なんとなくエロティックです。
アケビの名前の由来は、あけ実からきていると言われて、
熟すとぱかんと開き、中が見えるようになりますが、
残念ながら、ムベは割れることはありません。
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#938 これから紅葉
穏やかな陽気が続いて、どうやら暖冬らしいです。
木枯らし1号も、吹かないままで終わるのかもしれません。
紅葉もまだまだで、ようやく赤くなり始めたも木もあります。
この秋の色づきは、いまひとつのような気がしていましたが、
個体や環境により、それなりに綺麗なものはありそうです。
人生の中で、数え切れないほどの紅葉を見てきましたが、
見飽きるということがなく、つい歩みがのんびりとしてしまい、
気がつかないうちに、思わぬ時間が経過をしてしまうのです。
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#939 疲れた蝶
雨上がりに、お寺の境内を歩いてみました。
濡れた苔の上に、ウラギンシジミがいます。
吸水をしているのかと思いましたが、そうでもなさそうです。
向こう側の翅が、かなり傷んでいます。
成虫で冬を越せるはずですが、この子は難しいかもしれません。
軽く触れてみましたが、弱々しく動くだけです。
暖かいところを好む蝶で、以前はあまり見たことがないのですが、
どうしたことか、今年はかなりの数に出会いました。
やはり、気候の変動が影響をしているのかもしれません。
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#940 あるがままで
ベニバナヒメフウロは、以前にご紹介をしたヒメフウロとは違い、
原産地が地中海地方で、園芸品種として持ち込まれたものです。
野草に混じり、雨上がりに1輪だけが咲いていました。
霧吹きなどを使い、水滴を付けて撮影をする人もいますが、
そもそも、自分はテーブルフォトが得意ではなくて、
被写体に手を加えようとすると、着地点がわからなくなるので、
基本的には、あるがままで写しています。
魔がさして、何かをしようと企んでみても、
ほとんどの場合は、収拾がつかなくなるだけです。
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