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#907 蝶のピント
ニラの花に、美しいヒメアカタテハが来ていました。
「晴れ, ときどき更新」を始めてからは、初めて見たので、
このあたりには、あまりいないのだと思います。
世界中に分布をしている、棲息範囲の広い蝶ですが、
個体数としては、それほど多くはないのかもしれません。
昆虫の撮影では、ピントは目に合わせるのが基本とされていますが、
蝶は必ずしもそうではなくて、顔が奥にある場合には、
翅の見せたい部分にフォーカスをしたほうが、よいこともあるようです。
#351のベニシジミや#733のカラスアゲハも、同じように写しています。
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#908 本格的に秋
雨が降り、秋らしい涼しさになりました。
夏の空気は、微塵も感じられません。
この時期になると見かけるウラナミシジミは、波のような模様が特徴です。
翅を微妙に畳んで、葉の裏で雨宿りをしています。
変な奴が近づいてきたと気づいたようで、体を少し動かしましたが、
気温が低いこともあり、逃げずに静止をしたままです。
マクロレンズで接近をして、怖い思いをさせてしまい申し訳ないのですが、
翅と目の両方にピントが合うように、アングルを選びました。
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#909 狐の松明
雨上がりに、お寺の境内を歩いていると、
筆のようなキノコ、キツネノタイマツがありました。
名前をつけたのは、なかなか発想が豊かな人だと思います。
一般的には、群生をするらしいのですが、
このあたりでは、ぽつりぽつりとしか見かけません。
この日に出ていたのも、わずかにこの1本だけでした。
軸が柔らかくて、くの字に折れやすいため、
形のよいものに遭遇ができたら、幸運かもしれません。
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#910 ぶつぶつがある実
#380で葉をご紹介したトチに、実がつきました。
いかにもですが、栃木県の県木です。
割れた中味は、栗と似ていますが、
違うところは、まるまるつやつやしているのと、
ひとつから取れる種子は、ひとつかふたつだけです。
灰汁を抜けば、栃餅などで食べることができます。
落ちているものは、ほとんどが外側の果皮ばかりなので、
誰かが、種子を拾い集めているのかもしれません。
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