晴れ、ときどき更新



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2018.7.30
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#881 羽化直後

アブラゼミに近寄りましたが、逃げようとしません。
翅の先が白いところを見ると、羽化をして間もないので、
まだ、飛べないのだと思います。

数日前から気温が下がり、熱帯夜からも解放されました。
夜もうるさく鳴いていた蝉も、嘘のように静かです。
自然の生物の行動は、周囲の環境に大きく左右されるようです。

7月だというのに、もう盛夏を過ぎた感じです。
そろそろ、ツクツクボウシの声を聞くことができるかもしれません。


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■■■ 2018.7.31 ■■■
#882 くさい木

クサギを漢字で書くと、臭木になります。
葉や幹に傷がつくと匂うのが、名前の由来です。
アゲハチョウが、好んで蜜を吸いますが、
今年は、蝶の発生のタイミングのほうが早いのか、
来ているところを、まだ見ていません。

いくつか纏まりながら咲きますが、時間差があるので、
枯れている花も、写り込んでしまいます。
1輪だけのもの選び、暗い水面を背景にして、
太陽が雲に隠れるのを待ち、シャッターを切りました。

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■■■ 2018.8.2 ■■■
#883 基本は黒

カブトムシというと、黒という印象がありますが、
赤味の強いものも、時々は見かけます。
遺伝子の関係で、そのようになるらしいのですが、
なんのためなのかは、いまひとつわかりません。

その昔は、このあたりにカブトムシはいませんでした。
自然繁殖を目指して、どなたかが放虫をしたようで、
特に今年などは、ほいほいと面白いように見つかります。
それでも、赤系は1匹いただけです。
やはり、基本は黒なのかもしれません。

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■■■ 2018.8.5 ■■■
#884 ハチドリのような蛾

ツクバネウツギの蜜を吸いに来た、オオスカシバです。
名前の通りに、透明な翅をしています。
羽化した直後は、鱗粉がついているのですが、
少しばたばたしただけで、すべて剥がれ落ちてしまいます。
太めの体型にもかかわらず、高速で飛び回りるものの、
ホバリングをしてくれるので、意外に撮りやすいかもしれません。

黄緑と黄色が基調で、その間に赤いラインがあるという、
自然界ではなかなかお目にかかれない、斬新なボディカラーです。
なんの役に立つのかわかりませんが、お尻の先にブラシのような毛が生えています。

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■■■ 2018.8.7 ■■■
#885 野生化した花

ヒメヒオウギズイセンは、観賞用として日本に持ち込まれましたが、
丈夫な種ということもあり、いまでは野生化をしています。
そのあたりの経緯は、#320のナガミヒナゲシに似ているのかもしれません。
もともと、暑さには強い植物なので、
温暖化をしている気候に、適応がしやすいのだと思います。

数多く咲いている姿は、もちろん美しく見えますが、
1輪だけのほうが、個人的には好みです。
そのほうが、花の形が明確にわかります。
背景がシンプルになるように、アングルを選んでみました。

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■■■ 2018.8.8 ■■■
#886 おひさしぶり

最高気温が、10度以上も下がりました。
真夏の暑さから一転して、秋のような涼しさです。
途中で水分補給をすることもなく、散歩ができます。

連日の暑さで隠れていたのか、しばらく姿を見ませんでしたが、
神社を縄張りにしている野良猫に、ひさしぶりに出会いました。
向こうもこちらに気がつきましたが、だらしのない格好で、
よおと手を挙げるように、なんと後ろ足で挨拶をしてきます。
情けないことですが、完全に下に見られているようです。
でも、元気そうなので安心をしました。

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■■■ 2018.8.11 ■■■
#887 シックで精悍

#726は雌でしたが、こちらはマルタンヤンマの雄です。
美しく青い目が、ガイジンさんという雰囲気で、
ブルーブラックのスリムなボディは、シックで精悍な感じがします。
このあたりでは、夏の限られた時期に、
木陰で休んでいるのを、たまに見かけます。

暗い藪の中でも、それなりに明るく撮りたいので、
ISOを3200にしましたが、画質に大きな破綻はないようです。
フラッシュを使うと、感度を上げる必要はありませんが、
このウェブサイトの写真は、すべてそこにある光だけで写しています。

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■■■ 2018.8.14 ■■■
#888 僅かな隙間から

最近は、ひと月ほど季節が先に進んでいる感じがします。
暑さは残るものの、すでに晩夏のようです。

ヒツジグサは、スイレンの仲間の在来種です。
未の刻、いまの午後2時頃によく咲くのが由来のようですが、
水面に多くの白い花がある様子が、牧場の羊のようだからというほうが、
可愛らしくてよいのではないかと、勝手に思い込んでいます。

手前にある草の隙間から写すと、前ぼけで周囲がソフトになりました。
肉眼ではよく見えなくても、ファインダーには柔らかな画像が浮かび上がります。

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■■■ 2018.8.17 ■■■
#889 ようやく

今年はもう、お目にかかれないかと思いましたが、
いま頃になり、ようやくハグロトンボに出会いました。
葉の上で揺られながら、涼しそうです。

数が減少をしたのは、河川工事の影響があるようです。
トンボのために、人は生きているわけではありませんが、
我々が暮らしやすくなると、虫は棲みにくくなるのかもしれません。

レンズのボケ味には、それほどのこだわりはないですが、
このニッコール300mm f/4 PFの描写には、満足をしています。

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■■■ 2018.8.20 ■■■
#890 秋の気配

前線が南下をして、北からの涼しい空気が入りました。
最高気温は30度を下回り、記録的な暑さも終わりのようです。
日射しは厳しいのですが、秋の気配を感じます。

自然の中で撮影をする時は、虫除けは必須のアイテムです。
このところ毎年、ほとんど蚊に刺されずにいたのに、
どういうわけか、今年は10ヶ所以上もやられています。
シャツの上からも狙われるので、よほど飢えているのかもしれません。
静かに血だけ抜いてくれれば、いくらでも差し上げますが、
のちのち痒くなるのが、煩わしくて嫌なのです。

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