ツクバネウツギの蜜を吸いに来た、オオスカシバです。
名前の通りに、透明な翅をしています。
羽化した直後は、鱗粉がついているのですが、
少しばたばたしただけで、すべて剥がれ落ちてしまいます。
太めの体型にもかかわらず、高速で飛び回りるものの、
ホバリングをしてくれるので、意外に撮りやすいかもしれません。
黄緑と黄色が基調で、その間に赤いラインがあるという、
自然界ではなかなかお目にかかれない、斬新なボディカラーです。
なんの役に立つのかわかりませんが、お尻の先にブラシのような毛が生えています。
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#885 野生化した花
ヒメヒオウギズイセンは、観賞用として日本に持ち込まれましたが、
丈夫な種ということもあり、いまでは野生化をしています。
そのあたりの経緯は、#320のナガミヒナゲシに似ているのかもしれません。
もともと、暑さには強い植物なので、
温暖化をしている気候に、適応がしやすいのだと思います。
数多く咲いている姿は、もちろん美しく見えますが、
1輪だけのほうが、個人的には好みです。
そのほうが、花の形が明確にわかります。
背景がシンプルになるように、アングルを選んでみました。
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#886 おひさしぶり
最高気温が、10度以上も下がりました。
真夏の暑さから一転して、秋のような涼しさです。
途中で水分補給をすることもなく、散歩ができます。
連日の暑さで隠れていたのか、しばらく姿を見ませんでしたが、
神社を縄張りにしている野良猫に、ひさしぶりに出会いました。
向こうもこちらに気がつきましたが、だらしのない格好で、
よおと手を挙げるように、なんと後ろ足で挨拶をしてきます。
情けないことですが、完全に下に見られているようです。
でも、元気そうなので安心をしました。
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#887 シックで精悍
#726は雌でしたが、こちらはマルタンヤンマの雄です。
美しく青い目が、ガイジンさんという雰囲気で、
ブルーブラックのスリムなボディは、シックで精悍な感じがします。
このあたりでは、夏の限られた時期に、
木陰で休んでいるのを、たまに見かけます。
暗い藪の中でも、それなりに明るく撮りたいので、
ISOを3200にしましたが、画質に大きな破綻はないようです。
フラッシュを使うと、感度を上げる必要はありませんが、
このウェブサイトの写真は、すべてそこにある光だけで写しています。
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#888 僅かな隙間から
最近は、ひと月ほど季節が先に進んでいる感じがします。
暑さは残るものの、すでに晩夏のようです。
ヒツジグサは、スイレンの仲間の在来種です。
未の刻、いまの午後2時頃によく咲くのが由来のようですが、
水面に多くの白い花がある様子が、牧場の羊のようだからというほうが、
可愛らしくてよいのではないかと、勝手に思い込んでいます。
手前にある草の隙間から写すと、前ぼけで周囲がソフトになりました。
肉眼ではよく見えなくても、ファインダーには柔らかな画像が浮かび上がります。
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#889 ようやく
今年はもう、お目にかかれないかと思いましたが、
いま頃になり、ようやくハグロトンボに出会いました。
葉の上で揺られながら、涼しそうです。
数が減少をしたのは、河川工事の影響があるようです。
トンボのために、人は生きているわけではありませんが、
我々が暮らしやすくなると、虫は棲みにくくなるのかもしれません。
レンズのボケ味には、それほどのこだわりはないですが、
このニッコール300mm f/4 PFの描写には、満足をしています。
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#890 秋の気配
前線が南下をして、北からの涼しい空気が入りました。
最高気温は30度を下回り、記録的な暑さも終わりのようです。
日射しは厳しいのですが、秋の気配を感じます。
自然の中で撮影をする時は、虫除けは必須のアイテムです。
このところ毎年、ほとんど蚊に刺されずにいたのに、
どういうわけか、今年は10ヶ所以上もやられています。
シャツの上からも狙われるので、よほど飢えているのかもしれません。
静かに血だけ抜いてくれれば、いくらでも差し上げますが、
のちのち痒くなるのが、煩わしくて嫌なのです。
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