晴れ、ときどき更新



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2018.3.12
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#811 アンバランス

アオサギやゴイサギは、群れていることが多いのですが、
このあたりにいるダイサギは、ほとんどが単独で暮らしています。

優雅に空を舞う姿とはうらはらに、歩いているとアンバランスな感じがします。
長い脚のおかげで、池の中では体が水面から出て都合がよいのですが、
陸上にいると、ズボンを履き忘れた人のようにも見えます。

池では外来生物の駆除が頻繁に行われて、在来種は助かるのですが、
それらを食べる鳥たちには、どちらが増えようと関係がなくて、
大きな魚が減るために、喜んでいないのかもしれません。


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■■■ 2018.3.14 ■■■
#812 ようやく春が

今年の冬は、ひさしぶりに記録的に冷え込んだため、
かなりの重ね着をしなければならず、出かけるのが億劫でした。
もしかすると、単なる無精者なのかもしれません。

このところは暖かい日が続き、ようやく春を感じるようになりました。
あちらこちらで、蕾がほころび始めたものの、
桜が散る頃までは、一時的に寒さが戻る可能性があるようです。

サンシュユは、花がほとんどついていない木がある一方で、
なぜか、ひしめき合うほど咲いているものもあります。


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■■■ 2018.3.16 ■■■
#813 暖かさに誘われて

5月のような陽気が続き、開花が一気に進みました。
いろいろな植物が一斉に咲くので、どれから撮るかで迷います。
順番にしてくれれば嬉しいのですが、そのようなわけにもいきません。

暖かさに誘われて、蝶が飛び始めました。
キタテハが、枯れた草の上で日光浴をしています。
いまの時期にいるのは、昨年から越冬をしたものです。

太陽に翅を向けているので、こちらから写すと逆光気味になります。
露出を少し多めにかけて、明るい春の感じにしました。


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■■■ 2018.3.18 ■■■
#814 よい出会いを求めて

近所で撮影をする時は、できるだけ観音様に立ち寄ります。
お参りをするたびに、とてつもなく大量のお願いをさせていただいて、
なおかつ最後には、よい出会いがあるようにと祈ります。

異性を求めているのかといえば、そうではありません。
花でも虫でも鳥でも、なんならば猫でも構わないのですが、
素敵な写真が撮れますように、ということです。

お賽銭はいつも10円ですが、それでもご利益はいただけるようで、
被写体となる方々が、目の前に来てくださるのです。


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■■■ 2018.3.20 ■■■
#815 アスファルトの隙間から

晴れかと思えば、薄曇りになり、
寒くはないものの、さりとて暖かくもない、
なんとも緩い気候は、春の始まりを感じさせてくれます。
平年よりも9日も早く、ソメイヨシノが開花をしました。

ノゲシと呼ばれるものは、一般的にはハルノノゲシで、
ハルノというくらいなので、アキノも存在します。
名前はノゲシですが、葉がケシに似ているだけで、
花は菊のようで、まさにキク科の植物です。
アスファルトの隙間からでも、元気に咲いていました。


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■■■ 2018.3.24 ■■■
#816 ペンペングサことナズナ

このところの暖かさで、次々と花が咲き始めました。
いままでに取り上げていないものを中心に、ご紹介をしたいと思います。

春の七草のひとつとして、ナズナは知られていますが、
種が三味線のばちに似ているので、ペンペングサという名前もついています。
かつては、このあたりのどこにでも生えていましたが、
最近では、すぐには見つかりません。
雑草と呼ばれる植物の勢力図も、変化をしているようです。

この季節らしく、露出を多めにして明るく写しました。


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■■■ 2018.3.26 ■■■
#817 白一色

ジンチョウゲのあるほうへ歩いていくと、よい香りがしてきます。
その匂いで、すでに開花をしていることに気がつきます。

ジンチョウゲというと、花の裏面は濃い赤のイメージですが、
白一色の、シロバナジンチョウゲもあります。
このあたりでは数が少なくて、見ることができるのは1ヶ所だけです。

以前にも書きましたが、すべての花が開いてしまうよりも、
数輪が咲いたくらいの、蕾のある状態のほうが、
形が崩れずに、綺麗に写せるようです。


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■■■ 2018.3.28 ■■■
#818 桜の寿命

東京では、桜がもう満開になりました。
平年に比べて、かなり早いようです。
これも、温暖化の影響なのかもしれません。

我が家の前の桜並木は、いまはありません。
公共工事のために切られましたが、その時の理由のひとつが、
どちらにしても、もう長くはないからということでした。
ソメイヨシノが生きられるのは、60年くらいという説もありますが、
100年を遥かに超える巨木も、あちらこちらに存在をしているのです。
正確な寿命がどのくらいなのかは、まだ不明なのかもしれません。


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■■■ 2018.3.30 ■■■
#819 早くも満開に

最高気温が25度を超えると、夏日と呼ばれますが、
なんと、26度になりました。
3月としては、かなり異常な陽気かもしれません。

ソメイヨシノが散り、それから咲き始めるはずのシダレザクラが、
暖かさに誘われてというよりも、暑さに急かされるように、
早くも、ほぼ満開になりました。

最初は105mmのマクロレンズで写しましたが、背景が煩雑になるので、
300mmに変えて、春らしく柔らかにぼかしてました。


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■■■ 2018.4.2 ■■■
#820 知名度が低い木

キブシは数メートルの高さになる樹木で、日本の固有種です。
生け花などに用いられるようですが、あまりお目にかかる機会がなくて、
一般的な知名度は、かなり低いのではないかと思われます。

イチョウなどと同様に、雄木と雌木に分かれていて、
花に立派な雄しべがあるかどうかで、どちらなのかを判別ができます。
色も雌雄で若干異なり、この写真は雄です。

房状に蕾がついて、いくつか連なりながら咲くことが多いようですが、
ひとつだけのものを、風の揺れに気をつけながら写しました。


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