晴れ、ときどき更新



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2018.2.13
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#801 野良猫

近所を歩くと、よく野良猫たちに出逢います。
春夏秋冬、どの季節でもいるのですが、
以前に比べると、その数は少ないように感じます。
去勢や避妊により、増えないようにコントロールをしていることに加えて、
保護されるものも、少なからずいるのかもしれません。

猫の寿命は、十数年はありますが、
人間に飼われていない場合は、それよりも遥かに短いようです。
「晴れ, ときどき更新」の初期に見かけた子たちは、もう1匹もいません。
急に姿が見えなくなると、寂しさを感じます。

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■■■ 2018.2.16 ■■■
#802 楽しい時間

このところ、暖かい陽気が続いたことで、
もう待てませんという感じで、早くも花が咲き始めました。
つい数日前までは、グレーの蕾でいたマンサクも、
黄色いリボンが、ひらひらと出てきています。

マンサクの花を撮影する時には、いつも悩みます。
綺麗に写すことができるアングルや絞りが、まだまだあるのではないかと、
あれやこれやと捜してしまい、きりがありません。
それはそれで、楽しい時間なのですが、
結局は、オーソドックスなところに落ち着いてしまいます。


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■■■ 2018.2.18 ■■■
#803 ようやく桜も

早咲きの河津桜が、ほころび始めました。
しかし、先日の大雪で蕾が傷んだのか、
今年の花びらは、いまひとつ綺麗ではない感じがします。
これから先は、また寒い日が続くらしくて、
満開までには、まだ時間がかかりそうです。

午前に桜を見た後で、気温がかなり上昇したのか、
夕方には、少しだけ咲き進んでいました。
陽が傾いた日陰では、妖しい色に写ります。
花のアップには、柔らかな光のほうが似合うようです。


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■■■ 2018.2.21 ■■■
#804 ゴージャス

数えられるほどですが、この池にもマガモが訪れます。
個人的には、シックなオナガガモが好みですが、
ゴージャスさでは、マガモに軍配が上がるのかもしれません。
芸術的な塗り分けに、自然の不思議さを感じます。

同じ仲間の雄よりも、派手なマガモに魅かれるのか、
カルガモの雌には、#794のようにカップルになるものがいます。
交雑種は、両方の名前からマルガモと呼ばれますが、
そこまで深い関係のつがいは、このあたりではまだ見かけません。
可愛い合いの子を、いつか見たいものです。


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■■■ 2018.2.24 ■■■
#805 そろそろ春が

数日前に発表された、ソメイヨシノの開花予想は、
平年よりも、やや早いとのことでしたが、
このあたりでは、いまのところ1週間から10日くらい、
全体的に、季節の進みが遅れているようです。

しばらく前に、暖かい日が続いたことで、
ネコヤナギの花穂が、一気に膨らみました。
リズムよく並んでいるのを見つけて、枝が隠れるように写します。
ピントの合う範囲を広げると、背景も出てしまうので、
ひとつだけ絞り、f/4にしました。


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■■■ 2018.2.27 ■■■
#806 地味でメタボリック

「晴れ, ときどき更新」で、まだ取り上げていなくて、
いつかご紹介をするつもりでいた鳥を、ようやく近所で写すことができました。
それは、ツグミの仲間のシロハラです。
越冬のために飛来をしますが、このあたりではあまりお目にかかれません。
名前にある通りの白いお腹は、ややメタボリックな感じで、
「なまらなんくるないさ」の#798でご覧をいただくと、わかりやすいと思います。

明治神宮にいたシロハラは、人を怖がりませんでしたが、
ここに来ているものは、それなりに警戒心がありそうです。
なんとも地味な鳥で、写真でもその通りに撮れました。


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■■■ 2018.3.2 ■■■
#807 むずかしい植物

暖かい日が続き、季節が進んでいます。
大きな木の根元で、セントウソウが咲き始めました。
まさに先頭に立ち、春を告げる植物です。

やや暗いところを好み、花の大きさも2ミリくらいしかないので、
ぼんやりしながら歩いていると、見過ごしてしまいます。
ギザギザとした葉は、いかにもセリ科という感じです。

毎年のように撮影をしていますが、ちいさくて地味なので、
どのように写すのがよいのか、いつも悩むのです。


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■■■ 2018.3.5 ■■■
#808 木漏れ日のアオゲラ

コンコンと音のするあたりを見ると、アオゲラがいました。
名前はアオですが、信号機と同じく緑色をしています。
英語名はGreen Japanese Woodpeckerで、日本の固有種です。

キツツキは猛烈な勢いで木を叩くので、頭は大丈夫なのかと心配になりますが、
まさに先日、そのことについての研究結果が発表されていました。
やはり、脳にかなりのダメージを受けているようです。
あれほど激しく打ちつけたら、誰でもおかしくなるのは当たり前だと思います。

木漏れ日が当たる瞬間に、シャッターを切りました。


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■■■ 2018.3.8 ■■■
#809 あまり知られていない

シキミという植物は、あまり知られていないと思います。
近くで見るとそこそこ派手ですが、離れていると目立たないので、
存在をしていても、気がつかれないのかもしれません。
モクレンと同じ仲間なので、花の構造は似ているものの、
ふたまわりほど小柄で、いくつか纏まりながら咲くために、
一見したところでは、同じ種類に見えない感じです。

仏前に供えられることもあり、境内によく植えられています。
線香の材料にもなるなど、仏事と関係が深い一方で、
毒性が強くて、とりわけ種子は危険らしいです。


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■■■ 2018.3.9 ■■■
#810 我慢ができずに

数日前の気温は20度を超えましたが、この日はわずか5度でした。
これほど乱高下すると、人間なのに変温動物の我が身には辛いです。
しとしと降るのも気にせずに、池のまわりを散策してみましたが、
カメラを手に歩いている愚か者は、自分ひとりだけです。

ふと足元を見ると、なんとカブトムシの幼虫がいました。
排泄の時には、律儀に地表でするらしいのですが、
このような冷たい雨の日にしなくてもよいのではないかと、不思議に思います。
どうしてもトイレが我慢できずに、土の中から出てきたのかもしれませんが、
あまりにも剥き出しで、鳥に狙われないかと心配です。


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