「晴れ, ときどき更新」で、まだ取り上げていなくて、
いつかご紹介をするつもりでいた鳥を、ようやく近所で写すことができました。
それは、ツグミの仲間のシロハラです。
越冬のために飛来をしますが、このあたりではあまりお目にかかれません。
名前にある通りの白いお腹は、ややメタボリックな感じで、
「なまらなんくるないさ」の#798でご覧をいただくと、わかりやすいと思います。
明治神宮にいたシロハラは、人を怖がりませんでしたが、
ここに来ているものは、それなりに警戒心がありそうです。
なんとも地味な鳥で、写真でもその通りに撮れました。
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#807 むずかしい植物
暖かい日が続き、季節が進んでいます。
大きな木の根元で、セントウソウが咲き始めました。
まさに先頭に立ち、春を告げる植物です。
やや暗いところを好み、花の大きさも2ミリくらいしかないので、
ぼんやりしながら歩いていると、見過ごしてしまいます。
ギザギザとした葉は、いかにもセリ科という感じです。
毎年のように撮影をしていますが、ちいさくて地味なので、
どのように写すのがよいのか、いつも悩むのです。
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#808 木漏れ日のアオゲラ
コンコンと音のするあたりを見ると、アオゲラがいました。
名前はアオですが、信号機と同じく緑色をしています。
英語名はGreen Japanese Woodpeckerで、日本の固有種です。
キツツキは猛烈な勢いで木を叩くので、頭は大丈夫なのかと心配になりますが、
まさに先日、そのことについての研究結果が発表されていました。
やはり、脳にかなりのダメージを受けているようです。
あれほど激しく打ちつけたら、誰でもおかしくなるのは当たり前だと思います。
木漏れ日が当たる瞬間に、シャッターを切りました。
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#809 あまり知られていない
シキミという植物は、あまり知られていないと思います。
近くで見るとそこそこ派手ですが、離れていると目立たないので、
存在をしていても、気がつかれないのかもしれません。
モクレンと同じ仲間なので、花の構造は似ているものの、
ふたまわりほど小柄で、いくつか纏まりながら咲くために、
一見したところでは、同じ種類に見えない感じです。
仏前に供えられることもあり、境内によく植えられています。
線香の材料にもなるなど、仏事と関係が深い一方で、
毒性が強くて、とりわけ種子は危険らしいです。
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#810 我慢ができずに
数日前の気温は20度を超えましたが、この日はわずか5度でした。
これほど乱高下すると、人間なのに変温動物の我が身には辛いです。
しとしと降るのも気にせずに、池のまわりを散策してみましたが、
カメラを手に歩いている愚か者は、自分ひとりだけです。
ふと足元を見ると、なんとカブトムシの幼虫がいました。
排泄の時には、律儀に地表でするらしいのですが、
このような冷たい雨の日にしなくてもよいのではないかと、不思議に思います。
どうしてもトイレが我慢できずに、土の中から出てきたのかもしれませんが、
あまりにも剥き出しで、鳥に狙われないかと心配です。
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