うなだれて歩いているせいか、鳥にはそれほど詳しくありません。
専門に撮影をしている人ならば、容易に見分けがつくようなものでも、
その場では明確な判別が下せずに、図鑑で確認をすることもしばしばです。
これはメジロ風ですが、ルリビタキではないかと思います。
雄は名前の通りの綺麗な青ですが、雌は地味な色彩です。
いつも日本にいて、冬になると山から下りて来ます。
#625でご紹介をしたジョウビタキは、海外からの渡り鳥で、
雌同士は似ていますが、羽の白い模様で判別がつきます。
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#782 寒々とした日
この数日は、池に氷が張る寒さが続いています。
融けるでもなく、さりとて厚くなることもなく、
水鳥は乗れないくらいの、微妙な薄さです。
案の定、北から訪れる鴨の数は増えません。
1羽だけとか、いたとしても数羽程度のかたまりで、
はぐれたものが、ここには来ているようです。
気温が低くて、さらに水鳥もいない景色を見ていると、
より一層と、寒々とした感じがします。
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#783 毛糸の帽子
この1年間も、なんとか無事に乗り切れそうです。
近所のお寺や神社に、お礼に回りました。
散策をしながら前を通ると、必ずお参りをしていますが、
10円のお賽銭で、相変わらず大量のお願いごとをするので、
神様や仏様も、辟易とされているかもしれません。
お地蔵さまの毛糸の帽子がなくなり、頭が寒そうです。
どなたかが編んで、被せて差し上げていたようで、
年が改まると、新しいものに変わるのが常でした。
一時的にないのであれば、よいのですが。
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#784 まだまだ歩く
寒さが厳しくなると、日向にいる猫が増えます。
この子には、初めてお目にかかりました。
ピンク色の首輪とアイラインが、印象的で素敵です。
野良猫には、自然の中で生きる凛々しさがあるのに対して、
飼い猫を見ると、品格と余裕を感じます。
今年も散策をしながら、いろいろな動植物に出逢いました。
春夏秋冬、基本的には同じことの繰り返しとはいえども、
その年により、少しずつ違いを感じます。
微妙な変化を楽しみながら、これからも歩き続けるつもりです。
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#785 御神籤の鳥
その年ごとに、よくお目にかかる鳥というのがいて、
この冬は、頻繁にヤマガラと遭遇をします。
林の中で、コンコンと音がするあたりを捜してみると、
運がよければ、木の実を嘴で叩いて割る姿を見ることができます。
近くを何かが通ると逃げはしますが、すぐに舞い戻ることも多く、
基本的に人を怖がらないようなので、撮りやすい鳥かもしれません。
学習能力があり、御神籤を引く芸をすることで知られていましたが、
いまは、捕獲そのものが禁止をされているようです。
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#786 初詣
年末から年始にかけて、晴れが続きました。
三が日は混みそうなので、4日に初詣に出かけます。
とはいえ、いつもお参りしているところばかりです。
お賽銭は、相変わらずの一律10円にしました。
この日くらいは、多少は増やすべきだろうかと悩みますが、
毎週、少なくとも1回はお伺いをしているので、
それで許してはいただけないものかと、勝手に思うのです。
観音様にも、新しい年のご挨拶をしました。
背景が青空だと、さらに美しさが引き立ちます。
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#787 ツルツルサギ
年賀状で悩むのは、絵柄にする画像のセレクトです。
干支にちなんだものであれば、わかりやすくてよいのですが、
戌年はできるにしても、来年の猪の写真はありません。
辰などは、お会いしたことすらないのです。
トラやライオンがいれば、それはそれで絵になりますが、
近所にいる哺乳類は、ネコくらいです。
おめでたくツルにしたいところですが、それもいないので、
今年の写真は、ツルによく似たサギにしました。
オレオレ詐欺ならぬ、ツルツルサギかもしれません。
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#788 撮れども撮れども
最近の数年は、暖冬が続いていたようで、
ロウバイの花を、12月に見ることができましたが、
この冬は固い蕾のままで、咲く気配がありません。
マンサクやミツマタなども同様で、季節の進みが遅いようです。
これが、本来の姿なのかもしれません。
池の氷も、いつもよりも面積が広いようです。
不思議なことに、ナスカの地上絵のようなデザインができています。
幾何学的な模様が好きなので、パブロフの人のように写してしまい、
撮れども撮れども、きりがないのです。
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#789 名優のような
この冬も、ゴイサギの群れが訪れています。
遥か彼方から1羽、こちらに飛んで来て、
すぐ目の前に、ぽいと止まりました。
これほど近いのならばと、ポートレートを撮影させていただきます。
変人だと思われないように、小声で話しかけながら、
柔らかな光の中で、シンプルに美しく見えるアングルを探しました。
目線の先には何があるのか、風格のある顔立ちをしています。
後頭部の白い冠羽も、ワンポイントで素敵です。
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#790 長寿のキノコ
きのこ類は幅が広くて、生きざまもさまざまです。
わずか1日しか、その姿が見られないものから、
何年にも渡り、成長をし続ける種類もあります。
これはたぶんコフキサルノコシカケで、後者に属します。
かれこれもう10年以上、ここにいると思います。
誰かに壊されることもなく、少しずつ育ち、
いまでは、大人の拳ほどまでなりました。
上の部分は古いため、すでに崩れかけてはいますが、
全体としては、まだ綺麗な姿を留めています。
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