晴れ、ときどき更新



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2017.12.1
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#771 黄色い千両

天気予報では、降水確率は50%でした。
雨具があるほうがよいと、テレビでは伝えていましたが、
降らない50%に賭けて、傘を持たずに出かけます。

#764のムラサキシキブと似ていますが、これはキミノセンリョウです。
イチリョウからマンリョウまで、一十百千万とありますが、
#610のように、ほとんどそのどれもが赤い実です。
黄色いものがあるのは、たぶんセンリョウだけだと思います。

自分の予想は的中して、濡れずに家に帰ることができました。

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■■■ 2017.12.3 ■■■
#772 素直なままに

近所の紅葉を見るために、また出かけました。
青い空との対比はインパクトがありますが、影が煩わしいこともあるので、
むしろ薄曇りくらいのほうが、撮りやすいかもしれません。

赤や黄に色づいた葉は、どこもかしこも美しくて、
綺麗だと思うところにレンズを向けても、なんとなく撮らされている感じがします。
同じような写真を、以前に撮影をしたような既視感もつきまといますが、
あまり気にせずに、素直にシャッターを切るのが一番かもしれません。

地面すれすれから見上げるようにして、鐘楼を写しました。

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■■■ 2017.12.4 ■■■
#773 近くで見れば

このあたりで目につくのは、イロハモミジとオオモミジです。
以前にも書きましたが、モミジとカエデには明確な区別はなくて、
分類上は、どちらもすべてカエデに属します。
そもそもモミジというのは植物が色づくことを意味して、草紅葉という言葉もあるくらいです。
カエデのほうは、蛙の手のような葉の形が語源になります。

これはオオモミジに似ていますが、その系統の園芸品種ではないかと思います。
遠目から眺めると、華やかで綺麗な紅葉も、
近づいて見ると、傷がついているものが多いことに気がつきます。
もしかすると、人間も同じかもしれません。

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■■■ 2017.12.6 ■■■
#774 すべてはお見通し

我が家の近くに、鎌倉時代の城跡があり、
さまざまな種類の巨木が生い茂り、鬱蒼としています。

かつては、樹上を跳び回るタイワンリスがいましたが、
いまは、姿を見ることはありません。
カラスが増えたことが、その一因のような気がします。

林の中には、罠としてのケージが置いてありますが、
捕獲された数は、さほど多くはないようです。
カラスは賢いので、お見通しなのかもしれません。

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■■■ 2017.12.8 ■■■
#775 どうでもよいこと

この季節になると、よくアオサギに遭遇をします。
今年もまた、群れで訪れています。
オイオイと声をかけると、トコトコと近づいて来て、
手を伸ばせば、嘴が掴めそうです。
猫には嫌われますが、なぜか鳥には人気があります。

あまりに近すぎて、シャッターが切れないため、
ピントが合うところまで、こちらが後ずさりをしました。
黄葉したイチョウが、水面に映り込んで美しいのですが、
アオサギには、どうでもよいことかもしれません。

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■■■ 2017.12.10 ■■■
#776 紅葉進む

いつもよりも早く、紅葉が進んでいるようです。
去年あたりだと、まだ見頃のはずが、
もう終盤で、年明けには見られないかもしれません。
考えてみれば、以前はこのくらいが普通で、
ここ数年が、遅すぎたのではないかと思います。

これからは、色の少ない季節ですが、
来春に向けた蕾も、すでに膨み始めています。
のんびり歩くと、いろいろな発見があるので、
寒くても、冬の散策は楽しいのです。

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■■■ 2017.12.14 ■■■
#777 落ち葉のベッド

いつも猫がいる場所に行くと、生首のようなものがあります。
なんだなんだと、近づいて見てみると、
頭だけが外で、体は埋もれていました。

モグラではありませんから、自分からもぐりませんし、
仲間の猫がかけてあげたということも、考えられないとすると、
通りがかりの誰かが、寒そうなのでいたずらをしたのかもしれません。

落ち葉の中は暖かいのか、ぬくぬくと寝ていたものの、
しばらくすると異変に気づいたのか、慌てて這い出してきました。

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■■■ 2017.12.17 ■■■
#778 今年も不人気

秋が一気に深まり、景色がモノトーンになりました。
#767の頃は、まだ緑が目立ちましたが、
すべて褐色に変わり、すでに半分は地上に落ちています。

この池で越冬をする水鳥は、昨年よりもさらに少ないようで、
いまのところゼロに近くて、探さないと見つかりません。
ちいさな群れが訪れて、嬉しいと思うのも束の間で、
どうしたことか、すぐにいずこへかと消えてしまいます。
その昔は、池を埋め尽くすほどの鴨が来ていたはずで、
ここまで不人気だと、さすがに寂しいものです。

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■■■ 2017.12.19 ■■■
#779 早くも初氷

いつもならば、花の時期が長いセイタカアワダチソウも、
咲いてすぐに枯れたような気がするほど、急速に季節が進んでいます。
昨年よりもひと月ほども早くに、初氷の便りを聞きました。
ぼやぼやしているうちに、彩の季節も終わりです。

紅葉を撮るのは難しいと、つくづく思います。
どこを写しても、それなりに綺麗な絵になる一方で、
肉眼では無意識に無視される部分も、カメラは正直に描き出します。
自分が見た感じに、写真をいかに近づけることができるのか、
いまだに腐心をしながら、今日もまた撮影をするのです。

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■■■ 2017.12.22 ■■■
#780 輝く薄氷

最低気温が氷点下になり、池が凍り始めました。
12月22日は冬至で、昼が一番短い日です。
散歩にも、手袋をするようになりました。

年間を通して最も寒いのは、東京では1月下旬で、
その時期の最高気温の平均は、10度を下回ります。
真冬というのは、その頃かもしれません。

斜めからの光が、水面の薄氷に輝いています。
写真ならではのボケを、ファインダーの中で楽しみました。

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