散策にはよい季節になりましたが、危険なこともあります。
ヘッドフォンをしながら歩きたいところですが、スズメバチが多いので、
飛んで来たら気がつくように、耳は聞こえる状態にしておかないといけません。
人通りが少ないところでは、ジョロウグモが大きな巣を張るので、
蜘蛛の糸が顔につかないように、枯れ枝をタクトのように振りながら歩きます。
知らない人が見ると、たぶん馬鹿みたいです。
ほとんどが姿を消していたアオサギが、三々五々と池に戻り、
たちまちのうちに、10羽近くになりました。
夏の間は、食べ物が多いところに移動をしていたのだと思います。
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#752 ビロードというグロテスク
生まれて初めて、ビロードハマキに遭遇をした時は、
迂闊にも、それをイモムシだと思い込んでしまい、
図鑑で調べて、蛾の成虫であることがわかり驚愕をしたものです。
怖いもの見たさで、もう一度お目にかかりたいと願いつつも、
その機会がないままに、数年が過ぎました。
キアゲハの幼虫のご機嫌を伺いに、シシウドのところに行くと、
なんとなんと、あのお方がいるではありませんか。
白と黒のまだら模様の翅で、橙色のほうが後端になります。
ビロードという美しい名前でも、ややグロテスクです。
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#753 夏菫
足元に1輪だけ、何かが咲いていました。
よく見ると、ナツスミレです。
いずこからか、種が飛んで来たのかもしれません。
ボクシングのパンチングミットや、サングラスをした顔など、
いろいろなものに見えてしまう、面白い花です。
もともとは外来種で、トレニアというのが本名です。
スミレとは、親戚関係はありませんが、
夏菫(なつすみれ)というのは、素敵な名前をいただいたと思います。
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#754 どんぐりの季節
秋といえば、どんぐりころころの季節ですが、
意外なことに、このサイトでは初めてのご紹介となります。
我が家の近くでよく目にするのは、シラカシとマテバシイです。
カシ系とシイナラ系の見分け方として、個人的に採用をしている方法は、
どんぐりのお椀状の受け皿、袴とも呼ばれる殻斗を見ます。
そこに円状の縞があればカシ、ぶつぶつならばシイかナラです。
やや乱暴な判別法ですが、ほぼこれで通用すると思います。
というわけで、この写真はマテバシイです。
実が大きくて、食べることができます。
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#755 急に寒くなり
昨日の午後2時の気温は、夏のような29度でしたが、
今日の同じ時刻は、なんと15度です。
1日で14度も下がると、さすがに調子が狂います。
それでも、エアコンで室温の調節ができる人間は幸せです。
いつも外にいる生き物たちは、たまらないかもしれません。
雨まで降り始めてしまい、みなさんどうしているのかと、
散歩がてら、近所を徘徊してみましたが、
ほとんどどなたにもお目にかかれずに、残念でした。
それぞれ思い思いの方法で、寒さをしのいでいるはずです。
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#756 そのうちによいことが
その年により、虫の数の多い少ないはありますが、
キマダラセセリは、徐々に増えているようです。
めずらしく、凄く近い距離に3匹もいました。
そのうちの2匹が、なんと電撃的にご結婚。
残された1匹は呆気にとられて、微動だにしません。
表情はわかりませんが、無念なはずです。
結ばれたカップルは、るんるん気分で飛び回ります。
虫の世界も厳しいのだと、同情をしてしまうのでした。
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#757 慎ましい花
蕾のフジバカマを、#588でご紹介をしましたが、
花が咲くと、このようになります。
とはいえ、それほどの変化はありません。
髭のような雌しべが、少し顔を出すだけです。
慎ましくて、秋の日本の花という感じがします。
つい数日前までは、半袖のシャツで出かけていたのに、
いまは、ウインドブレーカーまで着ています。
ポケットが増えた分、ありがたいものの、
どこに何を入れたのか、忘れてしまうのです。
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#758 秋寒
前線が停滞をして、雨の日が続いています。
おまけに、台風が上陸するとかしないとか。
その後には、南から暖かい空気が入り、
また、夏のような暑さになる懸念もありそうです。
このところの低温で、自然界も厳しい感じがします。
トンボに触れても、逃げようともしません。
最高気温が12月並みでは、体が動かないのかもしれません。
曇天にオギの穂は、意外によく似合います。
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#759 60年ぶり
最高気温は12度で、60年ぶりという寒さだそうです。
数日前には、Tシャツだけで歩いていましたが、
この日はセーターからジャンパーまで、4枚も着込んで出かけます。
ケニアからアイスランドに行くと、このような感じかもしれません。
どちらの国も、訪れたことはないのですが。
池の様子はどのようなのだろうかと、散策をしてみましたが、
カメラを手にしている人は、ほとんどいません。
この天候でも、池では除草が進んでいました。
雨が降る中で、大変な作業だと思います。
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#760 他人の名前で出ています
蛇が口を開いたように見えるのは、メドーセージの花です。
古くからの園芸品種で、我が家の近くでよく見かけます。
メドーセージというのは、海外では別の植物のことを指します。
手違いか勘違いで、日本では他人の名前を付けられてしまいました。
サルビアというと、一般的に赤い花のものを指すようで、
小学校の花壇で、よく植えられていました。
メドーセージも同じ仲間で、サルビア・ガラニチカが本名になります。
サルビアは、世界に数百種類もあるようです。
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