晴れ、ときどき更新



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2017.9.17
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#741 ミクロコスモス

ヒガンバナが咲くと、秋の訪れを感じます。
夏らしさがないままに、季節が移動をしてしまいました。

真紅のイメージがありますが、白い花もあり、
シロバナヒガンバナとか、シロバナマンジュシャゲと呼ばれて、
別の種類として、扱われている場合もあるようです。

このあたりでは、白のほうが早くに咲き始めます。
絞りはやや深めにして、露出は切り詰め気味にしました。
真上から写すと、小宇宙のようです。

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■■■ 2017.9.19 ■■■
#742 揚羽紋

ヤブガラシに、ナミアゲハが来ています。

ヤブガラシは、ビンボウカズラとも呼ばれて、
人の手があまり入らないところでも、よく育ちます。
橙色の花は、米粒ほどの大きさしかありませんが、
蜜が美味しいのか、さまざまな種類の虫が集まるようです。

ナミアゲハの翅には、美しい模様があり、
そのデザインは、昔から家紋としても重用されて、
一般的に、揚羽紋として知られています。

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■■■ 2017.9.21 ■■■
#743 黒いボタン

雨上がりに、キマダラカメムシがいました。
生れてから成長をするにつれて、外見が別人のように変わり、
ネットで検索をしてみると、いろいろな写真が出ています。

若齢幼虫の体型はまんまるで、ど派手な橙と黒のストライプ。
それが団体行動をしているさまは、なかなかのインパクトがあります。
実際に見たことがありますが、失礼ながら相当に気持ちが悪いです。
中齢になると一転してシックになり、ひとりずつで活動をします。
お尻のあたりの、ピンポ~ンと鳴りそうな黒いボタンは、
成虫になると消えてなくなるので、なんのためにあるのか不思議です。

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■■■ 2017.9.23 ■■■
#744 タンデム

梅雨に咲くからツユクサだと、勘違いをされたりしますが、
漢字で書くと露草で、梅雨とは関係がありません。
初夏から秋まで、花を長く楽しむことができます。

露草と呼ばれる理由には、諸説がありますが、
花びらにつく朝露が美しいから、というのが有力なようです。

タンデムのように、重なり合う花を見つけました。
雨の水滴が、ほんの少しだけ残されているようです。
背景が煩くならないように気をつけながら、少しだけ絞ります。

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■■■ 2017.9.25 ■■■
#745 3つ星のヨツボシ

蛾の仲間は、嫌われることが多いのですが、
綺麗な色をした、フォトジェニックなものもたくさんいます。

ヨツボシホソバは、左右の翅にふたつずつ星がありますが、
閉じている時に見える数は、名前とは違い3つです。

派手なので、外敵に狙われやすい気がしますが、
黄色と黒の組み合わせは、警戒色や警告色と呼ばれて、
蜂などもそうですが、近づくと危ないぞとアピールをしているようです。
黒い丸なので、可愛いらしい感じもしますが。

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■■■ 2017.9.27 ■■■
#746 春になれば

夏が訪れても、北へ帰らないマガモがいます。
口に針が刺さり、見るからに痛々しい感じでしたが、
いまは、とりあえず外れたようです。
釣りをしていると、根がかりをすることがあり、
水鳥たちは、気がつかずに食べてしまうのかもしれません。

雌のカルガモと仲良くなり、いまはラブラブです。
冬になり、仲間が飛んで来たら、
春にはまた、一緒に帰ることができるとよいのですが、
その時は、カルガモとはお別れになります。

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■■■ 2017.9.29 ■■■
#747 これもホトトギス

ホトトギスというと、ほとんどの人は鳥を連想しますが、
植物のホトトギスは、日陰に咲く山野草です。
名前の由来は、花の模様が鳥のホトトギスに似ているからですが、
言われないと、そのようには見えないと思います。
昔の人は、想像力が優れていたのかもしれません。

透明感を意識しながら、蕾をアクセントにして撮りましたが、
上下左右に広がる花は、写真に纏めにくい気がします。
開放近くで写したため、花びらにはもう少しピントが欲しいものの、
絞ると全体が煩わしくなるので、判断が難しいところです。

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■■■ 2017.9.30 ■■■
#748 痛くはないのか

木道の柵に、ガムの食べかすがついているのかと思い、
近づいて確認をすると、ジャコウアゲハの蛹でした。
#554のすぐそばなので、そのあたりで繁殖をしているのかもしれません。
3センチほどの褐色の塊が、大きな黒い蝶になるとは、
自然というものは、不思議なことばかりです。

体を支える糸は、黒くて紐のように太く、
入念に柱に固定され、くびれた部分への食い込みが痛そうで、
マクロレンズで覗くと、豚の丸焼きのようです。
首吊り状態で、大丈夫なのかと気になります。

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■■■ 2017.10.2 ■■■
#749 なにもしないうちに

10月に入り、今年も4分の3が終わりました。
ぼんやりとしているうちに、漫然と過ぎたような気がします。
税金と年金を納めたことくらいしか、記憶がありません。

まさに、抜けるような秋晴れになりました。
光が強いと、手ぶれやピンボケの心配は減りますが、
コントラストがつきすぎて、必ずしも撮影日和とはいえません。

水温が上がり、鯉が息苦しそうです。
お互いにそれほど口を近づけなくても、と思います。

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■■■ 2017.10.4 ■■■
#750 人気のある花

一般的なアジサイよりも、やや遅れ気味に、
タマアジサイは、梅雨から初秋にかけて咲きます。

球形をした蕾は、そこそこ大きいので、
凄い花なのではないかと、密かに持ち帰る人もいるようですが、
咲くと意外に地味なので、拍子抜けをするかもしれません。

このあたりではよく見かけるホソヒラタアブが、たくさん来ています。
ほかの株も咲いているのに、ここに集中をしているのは、
この花が、最も美味しそうなのかもしれません。

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