晴れ、ときどき更新



■■■
2017.8.23
■■■
#731 地元ならでは

オオシオカラトンボが、縄張りの偵察飛行から戻ります。
かつては、このあたりにいたのはシオカラトンボでしたが、
最近は、オオシオカラが増えているようです。
以前に比べて、生態系は大きく変わりました。
温暖化に加えて、人の手によることも一因かもしれません。

このウェブサイトに、背景が暗い写真をいくつか載せていますが、
どこででも、そのように写すことができるわけではありません。
季節や時刻や天候などで、撮影ポイントの使い分けをしやすいのは、
いつも散策をしている、地元ならではだと思います。


 写真をクリックすると拡大します



■■■ 2017.8.26 ■■■
#732 寒い夏

この夏は、おかしな陽気です。
8月に入り、3週間も雨の日が続きました。
蝉の声も少なくて、夜も静かで安眠できたものの、
なんとなく、物足りない気がします。

そもそも、梅雨がないままに過ぎたあたりから、
今年の天候は、すでに普通ではないのかもしれません。

最近になり、ようやく太陽が出てきましたが、
本格的な暑さを満喫しないままに、秋を迎えそうです。

 写真をクリックすると拡大します



■■■ 2017.8.29 ■■■
#733 美しすぎて

黒いアゲハチョウを、いろいろとご紹介してきました。
しんがりは、ブッドレアの花に来たカラスアゲハです。
まだ翅が綺麗なので、羽化をして間もないのかもしれません。

カラスのように青味のある色が、名前の由来と思われます。
ドット模様が、表は青で裏が赤というのも特徴で、
ファインダーで覗くと、見とれてしまうほどの美しさです。

例年に比べると、数が多いように感じますが、
ここにも、温暖化の影響があるのかもしれません。

 写真をクリックすると拡大します



■■■ 2017.9.1 ■■■
#734 夏空

なんだかそれらしくなく、8月が終わりました。
ギンギラの太陽に出会えた日は、ほとんどありません。

ニコンの10-20mm f/4.5-5.6で、青い空と白い雲を写しました。
「なまらなんくるないさ」の#672で予約をしたのは、このレンズです。
超広角が必要なシーンは限られていて、背景をぼかすこともないので、
開放F値が暗くても、持ち歩きが苦にならない小型軽量なのがありがたいです。
解像感が高く、逆光特性にも優れていて、
手ぶれ補正もついているので、自分には理想的かもしれません。
秋に向けて、ジョーカー的な活躍をしてくれると期待をしています。


 写真をクリックすると拡大します



■■■ 2017.9.4 ■■■
#735 秋の季語

種を蒔いたアサガオが、ようやく咲きました。
高さは15センチくらいしかありませんが、花の大きさは一人前です。
夏をイメージする植物ですが、俳句では秋の季語なので、
時期としては、遅すぎることはないのかもしれません。

それほど寝坊をしたわけではないのに、早くも萎び始めている感じです。
急いでカメラを持ち出して、すぐに撮影をしましたが、
30分もすると、完全に閉じてしまいました。
名前の通りに、律儀にならなくてもよいのにと思います。
もうひとつ蕾がついているので、あと1回は楽しめそうです。


 写真をクリックすると拡大します



■■■ 2017.9.7 ■■■
#736 4本脚の蝶

ぽつりぽつりと降る中を、シロネに蝶が飛んで来ました。
半透明の翅が浅葱色に見える、アサギマダラです。
蜜を吸いながら、雨宿りをしています。

昆虫の脚は6本のはずですが、4本しか見えません。
タテハチョウの仲間は、前の2本が通常の用途とは違い、
感覚器官として、別な機能を持つように変化をしているようです。

シロネの花は、茎からいきなり咲きます。
根が白いのが名前の由来で、そのまんまの名前です。


 写真をクリックすると拡大します



■■■ 2017.9.9 ■■■
#737 赤いサッカーボール

熟して落ちたのか、鳥に突かれたのか、
ヤマボウシの実が、ぽつんと地面にありました。
近づいて見ると、赤いサッカーボールのようですが、
直径は2センチくらいなので、サッカーはできません。
それほど固くはなくて、押すと凹みます。
食べられますが、美味しくはないそうです。

花は純白で、#156でご紹介をしています。
モクレンやコブシもそうですが、かなりの数が咲くものの、
なぜか、少ししか実りません。

 写真をクリックすると拡大します



■■■ 2017.9.11 ■■■
#738 待ち伏せ型

ワカバグモが、キクイモの花にいます。
葉の上にいれば、緑に同化できるのに、
黄色いところでは、少々目立ちます。
おまけに、襲う気満々で待ち構えているので、
これでは、誰も来ないかもしれません。

ワカバグモの他にも、よく見かける待ち伏せ型の蜘蛛には、
#240のアズチグモや、#703のササグモがいます。
このやり方で、本当に食べ物にありつけるのだろうかと思うものの、
#031のように、大きな蝶を捕えることもあるのです。

 写真をクリックすると拡大します



■■■ 2017.9.13 ■■■
#739 網を振る人

写真を撮ることは、コレクションに似ています。
自分が見た光景を、カメラに収めて持ち帰るのが、
骨董や切手などの既存の物を集めるのとは、違うところです。

捕虫網を持ち、池を眺めている人がいます。
興味を引く何かが、水面を飛んでいるようです。
リアルな現実か、バーチャルな画像か、
捉えるという点では、同じかもしれません。
網を振るのと、シャッターを切るのは、
どちらも無心になれるのも、似ている気がします。

 写真をクリックすると拡大します



■■■ 2017.9.15 ■■■
#740 粋な名前

葉の真ん中に花が咲き、実がつくという、
ハナイカダは、不思議な植物です。
その姿を、筏と船頭に見立てるとは、
名前を付けた人は、粋なセンスをしています。

林の中など、薄暗いところを好むのと、
全体に地味なので、あまり目につかないかもしれません。

イチョウのように、雄と雌が別々の木で、
ハチやアブで受粉をして、鳥に種を運んでもらいます。

 写真をクリックすると拡大します


  トップページはこちら    「晴れ、ときどき更新」掲載一覧はこちら   前のページはこちら   次のページはこちら