なんだかそれらしくなく、8月が終わりました。
ギンギラの太陽に出会えた日は、ほとんどありません。
ニコンの10-20mm f/4.5-5.6で、青い空と白い雲を写しました。
「なまらなんくるないさ」の#672で予約をしたのは、このレンズです。
超広角が必要なシーンは限られていて、背景をぼかすこともないので、
開放F値が暗くても、持ち歩きが苦にならない小型軽量なのがありがたいです。
解像感が高く、逆光特性にも優れていて、
手ぶれ補正もついているので、自分には理想的かもしれません。
秋に向けて、ジョーカー的な活躍をしてくれると期待をしています。
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#735 秋の季語
種を蒔いたアサガオが、ようやく咲きました。
高さは15センチくらいしかありませんが、花の大きさは一人前です。
夏をイメージする植物ですが、俳句では秋の季語なので、
時期としては、遅すぎることはないのかもしれません。
それほど寝坊をしたわけではないのに、早くも萎び始めている感じです。
急いでカメラを持ち出して、すぐに撮影をしましたが、
30分もすると、完全に閉じてしまいました。
名前の通りに、律儀にならなくてもよいのにと思います。
もうひとつ蕾がついているので、あと1回は楽しめそうです。
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#736 4本脚の蝶
ぽつりぽつりと降る中を、シロネに蝶が飛んで来ました。
半透明の翅が浅葱色に見える、アサギマダラです。
蜜を吸いながら、雨宿りをしています。
昆虫の脚は6本のはずですが、4本しか見えません。
タテハチョウの仲間は、前の2本が通常の用途とは違い、
感覚器官として、別な機能を持つように変化をしているようです。
シロネの花は、茎からいきなり咲きます。
根が白いのが名前の由来で、そのまんまの名前です。
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#737 赤いサッカーボール
熟して落ちたのか、鳥に突かれたのか、
ヤマボウシの実が、ぽつんと地面にありました。
近づいて見ると、赤いサッカーボールのようですが、
直径は2センチくらいなので、サッカーはできません。
それほど固くはなくて、押すと凹みます。
食べられますが、美味しくはないそうです。
花は純白で、#156でご紹介をしています。
モクレンやコブシもそうですが、かなりの数が咲くものの、
なぜか、少ししか実りません。
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#738 待ち伏せ型
ワカバグモが、キクイモの花にいます。
葉の上にいれば、緑に同化できるのに、
黄色いところでは、少々目立ちます。
おまけに、襲う気満々で待ち構えているので、
これでは、誰も来ないかもしれません。
ワカバグモの他にも、よく見かける待ち伏せ型の蜘蛛には、
#240のアズチグモや、#703のササグモがいます。
このやり方で、本当に食べ物にありつけるのだろうかと思うものの、
#031のように、大きな蝶を捕えることもあるのです。
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#739 網を振る人
写真を撮ることは、コレクションに似ています。
自分が見た光景を、カメラに収めて持ち帰るのが、
骨董や切手などの既存の物を集めるのとは、違うところです。
捕虫網を持ち、池を眺めている人がいます。
興味を引く何かが、水面を飛んでいるようです。
リアルな現実か、バーチャルな画像か、
捉えるという点では、同じかもしれません。
網を振るのと、シャッターを切るのは、
どちらも無心になれるのも、似ている気がします。
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#740 粋な名前
葉の真ん中に花が咲き、実がつくという、
ハナイカダは、不思議な植物です。
その姿を、筏と船頭に見立てるとは、
名前を付けた人は、粋なセンスをしています。
林の中など、薄暗いところを好むのと、
全体に地味なので、あまり目につかないかもしれません。
イチョウのように、雄と雌が別々の木で、
ハチやアブで受粉をして、鳥に種を運んでもらいます。
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